Jennifer Love Hewitt and Garfield
ガーフィールド(2004年)
映画「ガーフィールド (ザ・ムービー)」は原作者であるJim Davis(ジム・デイヴィス)が1978年に新聞連載を始めたコミックの「Garfield(ガーフィールド又はガーフィルド)」の主人公で、ギネスに載るほど世界中に配信されて有名になりました。
「ボクがオリジナルだよ!」 漫画のガーフィールドについては Jim Davis’ Garfield – Garfield.com(漫画、ゲーム、E-カードなどあり)
制作者と原作者のデイヴィスについてはAbout The Movie – Foxjapan.com
その独創的な猫のキャラクターである”ふとっちょ猫”のガーフィールドをイギリスのPeter Hewitt(ピーター・ヒューイット)が監督した3D-CGと実写の合成ですから、オリジナルのキャラクターよりずっとずっとゴージャスな「ガーフィールド」になりました。
ちなみに猫の種類ですが、「Alice in Wonderland(不思議な国のアリス)」に登場するThe Chesha cat(チェシャ猫)はBritish Shorthair(ブリティッシュ・ショートヘアー)と云われていますが、ガーフィールドはAmerican Shorthair(アメリカン・ショートヘア)なんだとか。(どちらも虎猫?)
ガーフィールドの飼い主のジョンにBreckin Meyer(ブレッキン・メイヤー)で、チャーミングな獣医のリズに細身で巨乳のJennifer Love Hewitt(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)が出演します。 黒髪のジェニファー・ラヴ・ヒューイットが演じるリズ先生は医師にあるまじき超ミニのボデコンですからジョンが夢中になるのも無理はありません。 デブ猫ガーフィールドの声を担当しているのはBill Murray(ビル・マーレイ)ですが「The Life Aquatic With Steve Zissou(ライフ・アクアティック)」の撮影現場のイタリアの海で録音したそうです。 ちなみに映画のなかでおしゃべりするガーフィールドの声はジョン(人間)には聞こえません。
まず最初は大好きな熊の縫いぐるみのプーキーと寝ていたガーフィールドが目覚まし時計と止めてご主人さまのジョンを起こすシーンです。 ある日、ジョンは好物のラザニアを食べすぎでダウンしたガーフィールドをいつもの獣医のリズのところへ運び込みますが、愛に飢えたワンちゃんを連れて帰ることにあいなります。 そのおかげで美人獣医とデートのお約束! おデートに置いていかれて憤懣やるかたないガーフィールドは必死で二人を追いかけます。 例の自動車のリアウインド(後ろ窓)にベッチャと貼り付いたガーフィールドがズリ落ちていくシーンはこの時です。 置いていくしかないのです、だって二人が行く先はドッグショーなんだから。 だけど追いかけてきたガーフィールドのおかげでそのドッグショーはめちゃくちゃ! その代わりにご主人さまのワンちゃんがダンシング・パピーとして優勝してしまうのです。 人気物となったワンちゃんを誘拐してTVショーに出演させようとする悪い奴らは電気仕掛けの首輪をはめてしまいます。 この後、かわいそうなワンちゃんを救おうとガーフィールドが大奮闘します。 シャム猫やグレートデンからネズミまでと動物がたくさん登場する映画です。
「ガーフィールド ザ・ムービー」は2004年10月に日本公開されました。
「ガーフィールド ザ・ムービー」のトレーラー
「ガーフィールド ザ・ムービー」の予告編が観られるGarfield: The Movie Trailer – VideoDetective
残念ながら日本のオフィシャルサイトの消滅に伴い、ガーフィールドの大好きな「熊のプーキー」をゲットするとファンファーレが鳴り響くUFOキャッチャーゲームのリンクもなくなりました。 こんな憎ったらしいデブ猫のガーフィールですが、なんと熊のヌイグルミのプーキーが大好きなんです!
ガーフィールドのデカ・ポスターが見られるGarfield Posters – Internet MoviePoster Awards Gallery
Jennifer Love Hewitt
ちなみにリズ先生を演じたジェニファー・ラヴヒューイットは気難しい猫はやめて今はMiaという名のChihuahua(チワワ)を飼っているそうです。 犬猫の話はともかく、2006年の「Garfield: A Tail of Two Kitties(ガーフィールド2)」の他はテレビ出演が多いジェニファーだそうです。 「ガーフィールド」と同じく2004年にテレビ映画の「A Christmas Carol(クリスマスキャロル)」にエミリー役で出演したジェニファー・ラヴヒューイットは1997年のホラー映画「I Know What You Did Last Summer(ラストサマー)」で注目されましたが、「ガーフィールド」の前の2002年にはJackie Chan(ジャッキー・チェン)が主演したアクション・コメディ「The Tuxedo(タキシード)」で新米諜報員のデルを演じました。(驚いたことに水中でのポロリシーンがあり。華奢に見えるジェニファー・ラヴヒューイットは脱いだらすごいのです!) この映画はタクシー運転手が大富豪(実は秘密機関の伝説的エージェント)のタキシードを着てしまったことからスーパー諜報員に変身するという1994年の「The Mask(マスク)」にも似た映画です。 自他ともに”TV Whore(テレビの娼婦)”を認めるほどネグリジェ姿など露出度の多いジェニファー・ラヴ・ヒューイットですが、2012年に英国の女流作家であるJane Austen(ジェーン・オースティン)が1813年に書いた小説「Pride and Prejudice(高慢と偏見)」をテレビドラマの「Darcy’s Town」として制作すると発表しました。
☆ガーフィールドの飼い主のジョンを演じたブレッキン・メイヤーについての面白い考察が読める傍役グラフィティ
Garfield: The Movie DVD
画像は「ガーフィールド」の原語と字幕が日本語を選べる国内版DVDですが、同じ入手困難でも現在なら2010年発売のDVDの方が安いです。 2010年にBlu-rayも出ていますがいずれも入手困難。
ガーフィールド ザ・ムービー
Garfield: The Movie Soundtrack
ガーフィルドのサウンドトラックもあるよ! 2006年の「The Shaggy Dog(シャギー・ドッグ)」や2002年の「Men in Black II(メン・イン・ブラック 2)」で使用された愉快な”Who Let the Dogs Out?“で有名なヒップホップのBaha Men(バハ・メン)が歌う”Holla”で始まる「ガーフィールド ザ・ムービー」です。 オープニング・シーンで流れる曲はBaha Men(バハメン)の”Holla”、Hey, oh, he-ey、 Hey, oh, he-ey!
映画「ガーフィールド」の音楽は2012年の「タキシード 」同様にChristophe Beck(クリストフ・ベック)が続編の「ガーフィールド2」と共に担当しています。
サントラには収録されていませんがTim Boland(ティム・ボランド)自作自演で”Baked Beans”やThe Coasters(コースターズ)の”Yakety Yak”、この他、James Brown(ジェームス・ブラウン)の”I Got You (I Feel Good)”や”Call Me Super Bad”、Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)の”Hound Dog”、Elton John(エルトン・ジョン)の”Honky Cat”、Tom Jones(トム・ジョーンズ)の”What’s New Pussycat?”、The Stray Cats(ストレイ・キャッツ)の”Stray Cat Strut”、The Turtles (ザ・タートルズ)の”Happy Together “、Rufus Thomas(ルーファス・トーマス)の”Walking The Dog “など猫や犬に関連した有名な曲がいっぱいです。 ちなみに「Garfield: The Movie」の予告編で流れていたBob Seger(ボブ・シーガー)の”Old Time Rock & Roll”はサントラに収録されていません。
クリストフ・ベックは「ガーフィールド」シリーズをはじめ、2005年に「Elektra(エレクトラ)」、「The Pink Panther (2006)(ピンクパンサー)」シリーズ、2007年の「Fred Clausブラザーサンタ」など人気映画の音楽を手掛けています。
Garfield: The Movie
Elton John – Honky Cat – YouTube
Tom Jones – What’s New Pussycat? – YouTube
The Stray Cats – Stray Cat Strut – YouTube
The Turtles – Happy together – YouTube
Rufus Thomas – Walking The Dog – YouTube
オリジナル・ガーフィールドのコミックブック(ペーパーバック)
Garfield Classics (Garfield Classic Collection)
映画のシーンではアメリカで人気の手足に吸盤がついて窓にペタッとくっつくプラシ人形(ぬいぐるみ)のパロディとして車の後ろ窓に張り付いた「ガーフィールド」のシーンがありましたネ。 お子様向け「ガーフィールド」のぬいぐるみなどのグッズ満載のアチラのサイトはStuffucrave.com(可愛いものがあるから一見! 見るだけー)
☆同じスタッフとキャストで2006年にTim Hill(ティム・ヒル)監督が第二弾「Garfield: A Tail of Two Kitties(ガーフィールド2)」を映画化しました。
詳細はHot’n Coolのガーフィールド 2(「ガーフィールド2」にはサウンドトラックのリリースなしですが曲目のリストあり)