ジュリー・ロンドン Cry Me A River by Julie London

Julie London (1926 – 2000)
ハスキー・ヴォイスのジャズ歌手といえばPeggy Lee(ペギー・リー)、Helen Merrill(ヘレン・メリル)、Chris Connor (クリス・コナー)、Anita O’Day(アニタ・オデイ)、Cassandra Wilson(カサンドラ・ウィルソン)、June Christy(ジューン・クリスティ)、Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)などの他にBlossom Dearie(ブロッサム・ディアリー)や、アルコールと睡眠薬のオーバードーズで短命だったBeverly Kenney(ビバリー・ケニー又はビヴァリー・ケニー)もいました。(1959年のBorn To Be Blueなどいかが?) 中でも最もセクシーな気だるい歌声といえばジュリー・ロンドンでしょう。 1955年の超大ヒット曲である”Cry Me A River(クライ・ミー・ア・リバー)”はBarney Kessel(バーニー・ケッセル)のギターをバックにJulie London(ジュリー・ロンドン)がハスキーな声で歌います。 元々この曲はペギー・リーが出演して歌った1955年の映画「Pete Kelly’s Blues(皆殺しのトランペット)」の音楽を手掛けたArthur Hamilton(アーサー・ハミルトン)が作ったのですが使用されなかったので離婚したばかりの女優で歌手志望だったジュリー・ロンドンに提供したものです。 ギター(バーニー・ケッセル)とベースのデュオだけをバックにしっとりと歌うジュリーの曲は1955年にリバティからリリースされました。

ジュリー・ロンドンは1957年にロックンロール映画の「The Girl Can’t Help It(女はそれを我慢できない)」に彼女自身の歌手役で出演し、自分を捨てた恋人に対する恨み節で、『今度は貴方が泣く番よ、本当に愛してるなら、涙が河になるほど泣いて、私はそうしたわ。』と”Cry Me A River(クライ・ミー・ア・リバー)”を歌います。 映画「女はそれを我慢できない」にジュリー・ロンドンが登場する幻想シーンは、かってはパートナーだった酔いどれマネージャーが帰宅して取り出したジュリー・ロンドンのレコードをは”Julie Is Her Name”で、流れる曲はクライミーアリバー!居るはずのないジュリーが恨みたっぷりに部屋のあちこちに現れて歌い、マネージャーはどこへも逃げられない。

映画「女はそれを我慢できない」のテーマ曲ともなったArthur Hamilton(アーサー・ハミルトン)が1953年に作詞作曲した”クライ・ミー・ア・リバー”はNatalie Portman(ナタリー・ポートマン)が拷問で丸刈りにされた2005年のサスペンス映画「V for Vendetta(Vフォー・ヴェンデッタ)」で”V”と”イヴィー”が踊る終盤でジュークボックスから流れる曲としても使用されています。 一方演奏としては2003年の「白いカラス」でニコール・キッドマンがアンソニー・ホプキンスに請われて踊る時にKen Peplowski(ケン・ペプロウスキー)のクラリネット演奏が流れます。
☆”クライ・ミー・ア・リバー”の歌詞はCry Me A River Lyrics – OldieLyrics.com
Cry Me A River Lyrics – YouTube

Listenジュリー・ロンドンのクライ・ミー・ア・リヴァーが聴けるWFMUラジオのプレイリストPlaylist for Are We There Yet? with Tamar – December 21, 2002(Listen to this show (RealAudio)をクリックしてクリップ・ポジション(再生バー)を1:30:24に移動)

セクシーな声のジュリー・ロンドンがメランコリックに歌った”クライ・ミー・ア・リヴァー”は他のジャズ歌手に人気でEtta James(エタ・ジェームス)やDinah Washington(ダイナ・ワシントン)などが本格的に歌っています。 男性歌手では60年代に人気だったイギリスのブルース・ロックのJoe Cocker(ジョー・コッカー)の過激なバージョンは別として、2000年に他界したイタリアのジャズ・ミュージシャンで”Estate(夏)”が有名なBruno Martino(ブルーノ・マルティーノ)が熱唱しましたがセクシー(?)にカバーしたのはR&B歌手のAaron Neville(アーロン・ネヴィル)でしょうか。 最近ではグラミー賞を受賞したカナダのMichael Bublé(マイケル・ブーブレ)が熱唱しています。 日本でも人気で天下の美空ひばりが”河に流して 千切れた恋…”と1961年に録音しました。
演奏だと惜しくも70年代に解散してしまいましたが私の好きなピアニストのGene Harris(ジーン・ハリス)のジャズコンボのThe Three Soundsが1959年にアルバム「Standard」(ASIN: B000005GVG)に”Again”や”Alone Together”と共に収録している他、同じくジーン・ハリスをフィーチャーしたThe Ray Brown Trio(レイ・ブラウン・トリオ)がアルバム「Soular Energy」(ASIN: B0000006FC)に収録しています。 クール! 同じくジュリーが1959年に録音した”By Myself “はアルバム「 Julie London at Home」(ASIN: B075G1P7CG)に収録されています。
The Three Sounds – Cry Me A River – YouTube
Michael Bublé – Cry Me A River (vocal) – YouTube

Robert Taylor & Julie London on Saddle the Windジュリー・ロンドンは女優としてスタートした頃、1947年に「Sunset Blvd.(サンセット大通り)」に助監督のアーチー・グリーン役で出演し、1969年にTVシリーズの「Dragnet(ロサンゼルス捜査網)」にジョー・フライディ巡査部長役で主演した俳優で監督のJack Webb(ジャック・ウェッブ)と結婚したのですが、別れて1954年には音楽家のBobby Troup(ボビー・トループ)と出合って1959年に再婚してからボブが亡くなる1999年まで添い遂げました。 とはい前夫のジャック・ウェッブも監督に名を連ねて1972年から放映されたTVシリーズの「Emergency!(エマージェンシー)」に夫のボビー・トループと一緒に出演しています。 ジュリー・ロンドンの女優生活は長いとは言えませんが、1946年にDelmer Daves(デルマー・デイヴィス)監督のThe Red House(赤い家)でヒロインの恋仇でセクシーでよこしまなTibby Renton(ティビー)を好演した他、1958年には西部劇で晩年のGary Cooper(ゲイリー・クーパー)と共演してボブ・トゥループ作曲のテーマソングをジュリーが歌った「Man of the West(西部の人)」や、同じくテーマ曲を歌ってRobert Taylor(ロバート・テイラー)と共演した「Saddle the Wind(西部の旅がらす)」など10数本の映画出演があります。 ☆「西部の旅がらす」ではクレジットはなしでしたが現在はmp3アルバムで”Cry Me A River”の他に” I’m Coming Back To You”など全20曲を収録した「The Magic of Julie London」(ASIN: B0045YB42K) 同じくジュリー・ロンドンがセクシーに歌った「西部の人」のテーマ曲”Man of the West”はコンピレーションの「Scenes Of The American West」(ASIN: B005SUOSN2)に収録されている他、”Saddle the Wind”が収録されたアルバムの「I’ll Cry Tomorrow and Rarities」(ASIN: B007IJITGI)の他「The Unforgettable Julie London (CD4) (2021)」などに収録されています。
♪ ”Man Of The West (Main Theme)”の試聴はScenes Of The American West – レコチョク

Julie London Best
ページトップの画像は定番曲の”クライ・ミー・ア・リヴァー”はもちろんのこと、”貴女と夜と音楽と”、 “ミスティ”、”フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン”などムード満点のジャズのスタンダード全24曲を収録した2002年のベスト盤です。
2010年に発売された2枚組みのCDは30曲収録のプレミアム・ツイン・ベスト クライ・ミー・ア・リヴァー~ベスト・オブ・ジュリー・ロンドン
♪ 試聴はプレミアム ツイン ベスト – HMV.co.jp

Julie Is Her Name Vol.1 & 2
“Julie Is Her Name”はジュリー・ロンドンが1955年に録音した初アルバムで、歌うというよりもまるで睦言のように囁いています。 ジュリー・ロンドン珠玉のアルバムの2集ではRed Mitchell(レッド・ミッチェル)がベースを弾いています。
Julie Is Her NameJulie Is Her Name Vol.1 & 2
国内盤は彼女の名はジュリー(1、2)(ジュリー・ロンドン、バーニー・ケッセル、レイ・レザーウッド / 東芝EMI )
「彼女の名はジュリー」は2010年6月に発売の限定盤で「彼女の名はジュリー Vol.2(紙ジャケット仕様) 」(ASIN: B003G88FRI)もあります。
♪ 試聴は彼女の名はジュリー Vol.1 & Vol.2 – HMV.co.jp

Julie Is Her Name / Lonely Girl
1955年の「Julie Is Her Name」と1956年の「Lonely Girl」の2枚のLPをデジタルリマスターしたアルバム「Julie Is Her Name/Lonely Girl」(ASIN: B000MGBR2M)が2007年にUKのHallmarkレーベルからリリースされています。
収録されているスタンダードなジャズナンバーはCry Me A River、I Should Care、I’m In The Mood For Love、I’m Glad There Is You、Can’t Help Lovin’ That Man、I Love You、Say It Isn’t So、It Never Entered My Mind、Easy Street、’S Wonderful、No Moon At All、Laura、Gone With The Wind、Lonely Girl、Fools Rush In、Moments Like This、I Lost My Sugar In Salt Lake City、It’s The Talk Of The Town、What’ll I Do、When Your Lover Has Gone、Don’t Take Your Love From Me、Where Or When、All Alone、Mean To Me、How Deep Is The Ocean、Rememberの26曲です。

The Very Best of Julie London
Cry Me A Riverはもちろん、Fly Me To The Moon(In Other Words)やI Left My Heart In San FranciscoやGo Slowなどムードたっぷりの全50曲を収録した今も人気の2枚組アルバムです。
The Very Best of Julie LondonThe Very Best of Julie London
♪ 試聴はThe Very Best of Julie London – レコチョク
類似するカバー画像で1963年にリリースされたLP「Latin in a Satin Mood」(ASIN: B00CSQMAUM)ではアレンジャーでもあるErnie Freeman(アーニー・フリーマン)の楽団をバックに”Besame Mucho”や”Sway”などラテンの名曲を歌っています。

Yummy, Yummy, Yummy
アルバム・タイトル曲の”Yummy, Yummy, Yummy”をはじめ”Stoned Soul Picnic”や”And I Love Him”などレアものを集めたジュリー・ロンドンが聴ける1969年録音のアルバムが2005年にリリースされています。 2010年発売の国内盤「ヤミー・ヤミー・ヤミー(紙ジャケット仕様)」(ASIN: B003G88FT6)もあり、メジャーなジュリー・ロンドンの曲は聴き飽きた方にお勧め。
Yummy, Yummy, YummyYummy, Yummy, Yummy (ASIN: B00078GHRU)
♪ 試聴はYummy, Yummy, Yummy – レコチョク
Julie London – Yummy, Yummy, Yummy – YouTube

☆日本ではHelen Merrill(ヘレン・メリル)のバージョンで知られている”You’d Be So Nice to Come Home To”はジュリー・ロンドンも歌っていますが、上記のアルバムの他に「Wild Cool and Swingin’」にも収録されてて、My Heart Belongs to Daddy ya、Black Coffee、Go Slow、I Must Have That Man!、Love for Saleといったセクシー系の歌がジュリーの囁くようなハスキーヴォイスが聴けます。

Invitation To The Blues
ジュリー・ロンドンがハスキーな声で歌うブルースといえば、”Invitation To The Blues”の他にこの世で一番セクシーな”Blues In The Night”や”Basin Street Blues”などが収録されたブルースづくしのアルバムの「About the Blues/London by Night
♪ 試聴はAbout the Blues/London by Night – Archive.org

Du-du-du-du-du-du-du-dut… I’m Coming Back To You
“The End of the World”で知られるピアニストで作曲家のArthur Kent(アーサー・ケント)とEd Warrenが作詞をした”I’m Coming Back To You”をジュリー・ロンドンが1963年にオーストラリアのリバティからシングルがリリースされたそうですが、LPアルバムの「The Wonderful World Of Julie London」に収録したようです。 CDでは「I’m Coming Back To You/When Snow Flakes Fall In The Summer」(USA-ASIN: B003UJCO0M)や「Julie London – The End Of The World/The Wonderful World Of」(ASIN: B000NOKEY0)、又は”I’m Coming Back To You”の他に”Blue Moon”や”How Deep Is The Ocean”など全42曲を収録した3枚組みボックスセットの「Cry Me a River」(ASIN: B000007VRT)などに収録されているそうです。 ”I’m Coming Back To You”はナイトクラブの雰囲気を持つジュリー・ロンドンにしてはポップス調の曲となっています。
Julie London – I’m Coming Back To You – YouTube

Jazz Ever! Movie
ジュリー・ロンドンの人気アルバムとしては上記の他にも、Cry Me a Riverの他にBye, Bye BlackbirdやI Love Parisなどを収録した”Julie London in Person at the Americana”、ジュリー・ロンドンが歌う「Summer Place(夏の日の恋)」を収録したオムニバス・アルバムの「ジャズ・エヴァー! ムーヴィー

Wild, Cool & Swingin’: The Artist Collection
アウトロー・カントリーのWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)の曲でジュリー・ロンドンがジャージーに歌う”Night Life”を収録したアルバムには「Wild, Cool & Swingin’: The Artist Collection」などがあります。
♪ 試聴はWild, Cool & Swingin’: Julie London – Qobuz.com

映像 Cry Me A River by Julie London from The Girl Can’t Help It – YouTube

Boy On A Dolphin
ジュリーロンドンのヒット曲はFly Me to the Moonの他にケントン・ガールズの一人であるAnita O’Day(アニタ・オデイ)も歌ったYou And The Night And The Music(あなたと 夜と音楽と)、Love LettersやGo Slowなどなどロマンティックな歌が多いですが、もう一つ私が好きな曲は「Boy On A Dolphin(イルカに乗った少年)」です。
1957年にイタリア大女優のSophia Loren(ソフィア・ローレン)が24歳の時に主演したJean Negulesco(ジーン・ネグレスコ)監督の「Sophia Loren (dubbed by Julie London)Boy On A Dolphin(島の女)」ではのテーマ曲の”Boy On A Dolphin(イルカに乗った少年)”が冒頭の海底シーンでイルカに乗った少年の像が映し出される時に流れます。 「The Girl Can’t Help It(女はそれを我慢できない)」で”Cry Me a River”を歌った後の30歳のジュリー・ロンドンが吹き替えをしたそうですが映画の中でソフィア・ローレンも歌っています。 ちなみにソフィア・ローレンは1956年の映画「La Donna Del Fiume(河の女)」でアップテンポの”Mambo Bacan(マンボ・バカン)”をヒットさせています。

ジュリー・ロンドンのイルカに乗った少年が収録されているアルバムは「Sophisticated Lady」(ASIN: B0000088DS)や「EMI Presents the Magic of Julie London」の他、3枚組み全45曲を収録した人気のベスト盤「Ultimate Collection」などがあります。
♪ 試聴はUltimate Collection – Muziekweb.nl
※ 念の為、1973年(昭和48年)に大ヒットした城みちるの”イルカに乗った少年”ではありません。

Calendar Girl
ジュリー・ロンドンはセクシーな歌声だけでなくそのグラマーな肢体も魅力的ですがなぜかポスターが少ないです。 カレンダーのように月にちなんだ歌を収録した2009年リリースの限定盤「カレンダー・ガール」のカバー画像では素晴らしいスタイルのジュリーが楽しめます。(試聴あり、※HQCDとはHi Quality CDのことでマスター音源に近い高音質のCDです)
Calender Girl by Julie Londonカレンダー・ガール
♪ 試聴はカレンダー・ガール Tower.jp

Bobby Troup and Sharky’s Machine
ジュリー・ロンドンの歌”Daddy”も書いたジャズ・ピアニストの”Bobby Troup(ボビー・トループ)”はジュリーのご主人であり、1946年のブルース調の名曲”Route 66“を作ったそうです。 そのThe Bobby Troup Quintet(ボビー・トループ楽団)がジュリー・ロンドンと共に1964年に日本ツアーをしています。 TBSテレビの”Julie London Show”に出演しましたが、この時スタジオで収録されたビデオ(レーザー・ディスク)は入手困難らしく海外でも探している方をみかけました。 1960年頃のステージに比べるとたった4年後なのに随分と痩せているのが気になります。(売れ始めた50年代に働き過ぎかも) オープニングの”Lonesome Road”、ジュリーのご挨拶、素晴らしい”Bye bye blackbird”のエンディングでのジュリーとベイシストのドンとのキスが気になる。 ”Fly Me To The Moon”はアップテンポのボッサ、”Come Rain Or Come Shine”、”I Left My Heart In San Francisco”、Joe Burnettのトランペットをバックに”Let There Be Love”や”Kansas City”などジャズのナンバーを数曲、そしてクロージングの”Cry Me A River”までジュリー・ロンドンの歌が盛り沢山です。 ご主人のボビー・トループはピアノを弾きませんでしたがバンドのメンバーは、ベースはDon Bagley(ドン・バグレイ)、ギターがDennis Budimir(デニス・バディマー)、トランペットがJoe Burnett(ジョー・バーネット)、ドラムがDenells Bartonです。
ちなみにボビー・トループが1946年に作った”Route 66(ルート66)”は同年に録音したNat King Cole(ナット・キング・コール)と1960年から放映されたTVシリーズの「ルート66」に主演したGeorge Maharis(ジョージ・マハリス)の歌で日本でもお馴染みです。
そしてこれ又、滅多に見つからないのがジュリー・ロンドンの歌う”My Funny Valentine”です。 私の好きなジャズのスタンダード曲の一つでヴォーカルではChet Baker(チェット・ベイカー)に代表されるMy Funny Valentineですが、ジュリー・ロンドンのバージョンはジュリー最後の吹き込みといわれる1981年のSharky’s Machine(シャーキーズ・マシーン)」の幻のサウンドトラックです。 Sarah Vaughan(サラ・ヴォーン)とJoe Williams(ジョー・ウィリアムス)のSharky’s Machine Love Themeや”Before You“などのジャズがふんだんに使用されている「シャーキーズ・マシーン」のサントラは今現在はCD化されていないようですが、ロマンティックなシーンでチェット・ベイカーのバージョンと共にジュリー・ロンドンのMy Funny Valentineや、ジュリーの夫君のボビー・トループのRoute 66などが使用されたそうです。 「シャーキーズ・マシーン」は1981年にBurt Reynolds(バート・レイノルズ)監督及びTom Sharky役で主演した刑事アクション映画で、ジョニー・クールのHenry Silva(ヘンリー・シルヴァ)やBrian Keith(ブライアン・キース)やVittorio Gassman(ヴィットリオ・ガスマン)などが出演しています。
Sharky’s Machine promo on WSBK TV 38 – YouTube
Sarah Vaughan – Love Theme – Sharky’s Machine – YouTube
Nat King Cole – Route 66 – YouTube
Julie London – My Funny Valentine (1981) – YouTube

Julie London sings Love Letters
Love Letters(ラヴ・レターズ)といえば歌手で女優のKetty Lester(ケティ・レスター)が1962年に放った大ヒット曲ですが男性女性問わずに多くのミュージシャンにカバーされています。 ジュリー・ロンドンもお気に入りらしく何枚かのアルバムに収録していますが、ジャケットのカバーに珍しくジュリー・ロンドンのイラストが使用されて1962年にLiberty Records(リバティ)からリリースされたステレオのLPレコードがありました。 1960年の映画「Never On Sunday(日曜はダメよ)」のテーマ曲からRosemary Clooney(ローズマリー・クルーニー)が1951年にヒットさせた”Come On-A My House(家においでよ)”や”Hey There(ヘイ・ゼア)”の他、”What a Diff’rence a Day Made(縁は異なもの)”など12曲のジャズ・ポップスを収録しています。
試聴の出来る日本国内盤は「ラヴ・レターズ(紙ジャケット仕様)」
ジュリー・ロンドンのLove Letters(ラブレター)が聴けるJulie London – Love Letters – YouTube

The Girl Can’t Help It
ジュリー・ロンドンのファンよりもロックンローラー・ファンにお勧め!
ほとんどがRock-A-Billy(ロッカビリー)とお色気だから英語版でもOKですがジュリーの歌手姿をチラリと観るだけだとちょっとお高い!
50s(フィフティーズ)の現役ロックンローラーが見られる海外版VHSビデオ。 映画のテーマ曲の”The Girl Can’t Help It”を歌ったのはロックンローラーのLittle Richard(リトル・リチャード)ですが作曲したのはボビー・トループだそうです。
The Girl Can't Help ItThe Girl Can’t Help It
ビデオのカバー写真は主演の悩殺グラマー女優のジェーン・マンスフィールドです。
日本語字幕版のDVDは「女はそれを我慢できない [スタジオ・クラシック・シリーズ]です。
☆Audio-Visual Trivia内の「女はそれを我慢できない