Sin CityのOld TownでNancy Callahanはストリッパーです。
シン・シティ(2005年)
「シン・シティ」とは「Basin City(ベイジン・シティ)」のニックネームです。 パルプ・フィクション定番の野蛮で扇情的な無法都市The Naked City(裸の町 ニューヨーク)には何百万ものストーリーがぎっしり!
感情無き興奮!、悲しみ無き死!、罪責感無き犯罪!
そして意外性無き斬新さ!
ジェシカ・アルバのセクシー投げ縄ダンスに始り、Mickey Rourke(ミッキー・ローク)が演じる息を呑む漫画さながらのヘビーなメイクのMarv(マーヴ)、二刀流使いの日本娘などが劇画を散りばめて
あ~、もう~目がクギヅケ! 究極のハードボイルド!
Enter Sin City Now!
Frank Miller’s Sin City
ロウ・キー(ハイライトの少ない暗いトーン)な映像美が特徴の映画「シン・シティ」は日本の漫画家である小島剛夕にも影響を受けたというグラフィック・ノベル(劇画)作家の「Frank Miller(フランク・ミラー)」原作の架空の都市[「Basin City(ベイジン・シティ)」を舞台としたハードボイルドなクライム・コミック「Sin City(罪深き町)」のなかの「The Hard Goodbye」、「The Big Fat Kill」、「That Yellow Bastard」の三篇からなるオムニバスです。
冒頭に書いた「The Naked City(裸の町)とはニューヨークを指しますが、Sin City(悪徳の町)ならラスヴェガス。 スペイン語ではLa ciudad del pecado
☆事件現場のスクープで名高い写真家のWeegee(ウィージー)が1954年に出版した写真集の「Naked City」にはニューヨークで起こった事件の生々しい写真がつまっていました。 その写真集から1948年にJules Dassin(ジュールス・ダッシン)が監督したドキュメンタリー・タッチの犯罪ドラマが「The Naked City(裸の町)」だそうです。
原作者はアメリカン・コミックの代表的作家として有名なFrank Miller(フランク・ミラー)で、作者自身の念願だった映画化を誰にも譲らず、彼のコミックのファンであるRobert Rodriguez(ロバート・ロドリゲス)と共に監督したフィルム・ノワール調のアクション映画です。(完全HDデジタル) 「Sky Captain and the World of Tomorrow(スカイ・キャプテン)」など、過去にも数が少ないDigital Backlot(ブルーもしくはグリーンスクリーン撮影)で撮影され、部分カラーの基本的にはモノクロ映像です。(背景などCGで付ける撮影風景は最小限の小道具やセットで結構単純、頻繁に使用されるすっ飛ぶ演技はワイヤー) なにしろ原作者が監督も手がけているのですから原作にまさに忠実に作られていて、セリフは殆どそのまんまです。
☆Film noir(フィルム・ノワール)とはフランス語で”黒(暗)い映画”という意味ですが、1940年代後期から1950年代のハリウッド映画の中でも犯罪ものを指すそうです。 1930年代のアメリカの恐慌時代に始まった道徳的には如何わしくてセクシーな刺激を強調したハードボイルド映画に端を発しているそうです。
フランク・ミラーは1986年から連載されたDCコミック(アメコミ)のBatman:The Dark Knight Returns(バットマン:ダークナイト・リターンズ)が1989年にTimothy Burton(ティム・バートン)監督で「Batman(バットマン)」として映画化されたり、2005年の映画「エレクトラ」のキャラクターの生みの親でもありますから犯罪の街シンシティが腐敗したゴッサムシティに似ているのは当然と言えます。
フランク・ミラーはアメリカ初期のハードボイルド・ミステリ作家であるMickey Spillane(ミッキー・スピレーン)からも影響を受けているそうです。
☆この後、同じくロドリゲス監督によりほぼ今作と同じキャストで2010年に予定されていたのに2014年となった続編「Sin City 2」である「Sin City: A Dame to Kill For (シン・シティ 復讐の女神)」が製作されるそうです。 ミッキー・ロークとブルース・ウィリスの他に性格俳優のRay Liotta(レイ・リオッタ)や懐かしい「私立探偵マイク・ハマー」のStacy Keach(ステイシー・キーチ)が出演しますが、女優ではもっとセクシーでワイルドになったジェシカ・アルバと「グラインドハウス」にも出演するRosario Dawson(ロザリオ・ドーソン)やJaime King(ジェイミー・キング)の他、Lady Gaga(レディ・ガガ)まで登場するとか。 Dwight McCarthy(ドワイト・マッカーシー)役は1985年に「グーニーズ」で悪ガキのブランドや「メン・イン・ブラック3」で過去(1969年)のエージェントK(後にTommy Lee Jones)を演じ2004年にDiane Lane(ダイアン・レイン)と結婚したことがあるJosh Brolin(ジョシュ・ブローリン)が演じます。(顔面崩壊で整形したドワイトの元顔はこれ) ミホ役はジェイミー・チャンに交代)、あのジョセフ・ゴードン=レヴィットがロアーク上院議員にポーカーで圧勝し指を潰され挙げ句の果てには銃殺されるギャンブラーのジョニーを演じます。 ちなみにインパクトのある顔立ちのロザリオ・ドーソンはラストに私がもらい泣きした2008年の「Seven Pounds(7つの贈り物)」では心臓を提供されたエミリーをしっとりと演じましたが、2002年の「メン・イン・ブラック II」でのザルタ星人の王女(ローラ)は可愛かった。
2003年にベルナルド・ベルトルッチ監督の「ドリーマーズ」で衝撃デビューし、2012年にヴァンパイア映画「Dark Shadows(ダーク・シャドウ)」で「Death Becomes Her(永遠に美しく…)」のメリル・ストリープみたいにセクシーな魔女のアンジェリークを演じたEva Green(エヴァ・グリーン)が探偵ドワイトの邪悪な元恋人エヴァ・ロードを演じ、ゥワーオ!な全裸が話題となるようです。(エヴァはアルマーニのモデルもしたフランス女優で、「スリ」や「エマニエル夫人」に出演したマリカ・グリーンの姪)
♪ Sin City Theme – Robert Rodriguez – YouTube
ロバート・ロドリゲス監督は監督協会に入っていないフランク・ミラーを共同監督にしましたが、規約違反だとDGA(監督協会)からクレームをつけられて協会を脱退したのでメジャーの映画は撮れません。 よって予定されていたパラマウント社の要請で「ターザン」シリーズで知られるEdgar Rice Burroughs(エドガー・ライス・バローズ)原作のA Princess of Mars(火星のプリンセス)を映画化した「John Carter(ジョン・カーター)」は監督できなくなったとか。 「ジョン・カーター」は2012年にディズニーアニメの総指揮で知られるAndrew Stanton(アンドリュー・スタントン)が監督する。
無実の罪での刑期を終えた刑事のJohn Hartigan(ハーティガン)にBruce Willis(ブルース・ウィリス)、悪徳警官「Jackie Boy Rafferty」にプエルトリコ出身のハリウッド俳優であるBenicio Del Toro(ベニチオ・デル・トロ、又はベニシオ)など、そしてMickey Rourke(ミッキー・ローク)が演じるマーヴが一夜の恋の相手を殺した犯人を探してSin City’s Old Town(シンシティの裏町、いわば赤線地帯)をさまようヤクザ男Marv(マーヴ)役で出ています。 「シン・シティ」の次に「The Black Dahlia(ブラック・ダリア)」で注目を浴びるセクシーな声のJosh Hartnett(ジョシュ・ハートネット)が羊の皮をかぶったオオカミ(暗殺者)のThe Manとして映画の終盤に登場します。 復讐のストリッパー・Nancy Callahan(ナンシー)役のJessica Alba(ジェシカ・アルバ)が可愛いくセクシー! 2000年から放映されたTVシリーズの「Dark Angel(ダーク・エンジェル)」で注目を集めたジェシカ・アルバは「シン・シティ」を共同監督したロバート・ロドリゲスや「Fools Rush In(愛さずにはいられない)」などに出演した女優のSalma Hayek(サルマ・ハエック)などと同じく映画界では数少ないメキシコ系アメリカ人なのだそうです。
☆ジェシカ・アルバのスライドショーが見られるJessica Alba Photos – YouTube
ナンシーがストリッパーをしている”Kadie’s Bar”でウェイトレスとして働くShellie(シェリー)を演じているのが2009年に心臓発作で急死したチャーミングなBrittany Murphy(ブリタニー・マーフィー)で、クライヴ・オーウェンが演じるDwight McCarthy(ドワイト)の彼女です。
ブリタニー・マーフィーは、2001年にマイケル・ダグラスが医師役で主演したサスペンス映画の「Don’t Say a Word(サウンド・オブ・サイレンス)」で謎の分裂症患者を演じて話題になりました。 その後は2002年にEminem(エミネム)と「8 Mile」に、2004年にはLittle Black Book(カレの嘘と彼女のヒミツ)」などに出演している注目の若手女優です。 結果的に32歳で謎の急死をとげたブリタニーの遺作となった2008年のThe Ramen Girl(ラーメンガール)」は2009年1月に公開だそうですが、不思議なことにマーフィの夫であるSimon Monjack(サイモン・モンジャック)も2010年に不審死を遂げたとか。
原作者のフランク・ミラーが映画の中ほどでMarv(ミッキー・ローク)の懺悔を聴く司祭(神父)役でカメオ出演しています。 神父が告げた男「Kevin(ケヴィン)」が仇と確信するマーヴ。 最も強烈なキャラクターである無敵の男のケヴィンは1992年に「Forever Young(フォーエヴァー・ヤング 時を越えた告白)」に出演したElijah Wood(イライジャ・ウッド)が演じます。 その後の目を覆う残虐シーン、うぐっ!ぐぐっ!Ugh!!!
青い目が印象的なイライジャ・ウッドといえば「Lord of the Rings:(ロード・オブ・ザ・リング)」でのホビット族のFrodo Baggins(フロド・バギンズ)役が有名ですが1980年の同名映画がリメイクされた2012年のスプラッターホラー映画「Maniac(マニアック)」は怖いです。 イライジャが演じる閉鎖的なマネキン店主が殺人鬼となり、抑制がきかない衝動脅迫を抱く美人アーティストの新作展覧会のために犯す連続猟奇殺人。
ナイスバディな保護観察官ルシールを演じるのは「The Singing Detective(歌う大捜査線)」のCarla Gugino(カーラ・グギーノ)です。(奇異感を出すためにイライジャの顎も修正されたそうだからクギーノの巨乳も?) 恐ろしいメイクのミッキー・ロークですが、私が初めて観たのがミッキー・ロークの1981年のメジャー・デビュー映画「Body Heat(白いドレスの女)」の不気味な爆弾小僧でした。 ミッキー・ロークは1989年の映画「Johnny Handsome(ジョニー・ハンサム)」で生まれつき不気味な顔から整形手術でイケメンに生まれ変わりましたが、実生活でも整形手術を受けてご面相が激変したものの「アイアンマン 2」では逞しく変貌したキャラで活躍します。 ちなみに「白いドレスの女」では1998年のアニメ「Who Framed Roger Rabbit(ロジャー・ラビット)」でセクシーなJessica Rabbit(ジェシカ)の声を担当したKathleen Turner(キャスリーン・ターナー)がデビューしました。 その後成長したミッキー・ロークはセクシーナンバーワン的なKim Basinger(キム・ベイシンガー)と「9½ Weeks(ナインハーフ)」で激しいラブシーン(キムの裸体はボデイダブル)をご披露していますが、南米の実業家でストイック・ゲームを止められないクールな男を演じたのが1990年の「Wild Orchid(蘭の女)」です。 オーデションの時から一目惚れしたという女性弁護士を演じたCarré Otis(キャリー・オーティス、又はカレ・オーティス)とは本番疑惑が飛び交ったほど激しいラブシーンを撮り終えた後、ハーレーに二人乗りして結婚式場にまっしぐら! かどうかは不明ですが、ともかく撮影当時恋愛関係にあったそうです。 Elleのモデルだった身長178cmのキャリー・オーティスと180cmのミッキー・ロークの二人は実生活でも結婚したことがありますがキャリーの麻薬癖が招いた事件で離婚に至ったそうです。(後にキャリー・オーティスは麻薬や拒食症に加えてミッキー・ロークからの暴力を暴露) カットしてやっとR-ratingになったレイティング騒動の「蘭の女」はある意味ですごい映画です。
恐るべし、ミッキー・ローク! この後から風貌が変わってきたミッキー・ロークが特殊メイクで2007年の続編「シン・シティ2」以来、久々に”Randy ‘The Ram’ Robinson”役で主演したDarren Aronofsky(ダーレン・アロノフスキー)監督の低予算、短期間撮影の2008年の「The Wrestler(レスラー)」が第65回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞受賞か。 この後も2008年の「Iron Man(アイアンマン)」の続編となる「アイアンマン 2」でイワン・バンコを演じています。
「Kill Bill, Volume 1(キルビル)」の「ゴーゴー夕張」のように、「シン・シティ」ではDevon Aoki(デボン青木)が演ずる二刀流のジャパニーズ・ガールのMiho(ミホ)が登場します。 Clive Owen(クライブ・オーウェン)が演じるDwight McCarthy(ドワイト)がミホに首をかっ切られた悪徳警官の死体を車に乗せて捨てに行く間の二人の会話の1シーンをQuentin Tarantino(クエンティン・タランティーノ)が特別ゲスト監督として演出してます。(キルビル2で曲を提供してくれたお返しなんだとか。 一ドル) 二人の会話? そう、ペッツみたいに首の皮一枚でつながったベニシオ・デル・トロがしゃべるんです。 お~、こわっ! オーッオモロッ!
クエンティン・タランティーノ監督の次の出演作品は監督したRobert Rodriguez(ロバート・ロドリゲス)が音楽のTwo Against the Worldを手掛け、映画のタイトルに相応しく両監督が二流映画ぶりを競っています。 グチャグチャゾンビ趣味満載の「Planet Terror編(プラネット・テラー in グラインドハウス)」をロドリゲス監督が、タランティーノが「Death Proof編(デス・プルーフ in グラインドハウス)」を手掛けたという「Grindhouse(グラインドハウス)」です。(耐死仕様デス・プルーフのカースタントマンを演じるカート・ラッセル凄いです) すごい殺人カーチェイスとゴーゴーダンサー・チェリーの片足が機関銃となる恐ろしい”2本立て映画”で公開は2007年8月です。
☆タイトルのGrindhouseとは主に60年代から70年代に多量に制作されたB級映画の2本立て上映館のことですが過激なバイオレンスやセックスを描写する映画の代名詞でもあります。
ジョニー・レノのテナーサックスの人ひと吹きがみられるシーンでチェリーをエヴァ・ガードナー似だといった軍人を演じたタランティーノの片目をぶっ刺した片脚機関銃が異様で怖い! ロドリゲス監督が担当したこの「Planet Terror(プラネット・テラー)」のサウンドトラック画像はGrindhouse: Planet Terror Soundtrack (ASIN: B000NJL07K – Amazon.co.jp)
タランティーノ監督が担当したDeath Proof(デス・プルーフ)のサントラの画像はDeath Proof Soundtrack (ASIN: B000N3ST7K – Amazon.co.jp)
海外のサイトですが、「シン・シティ」の迫力ある原画とスチールの比較が観られるサイトはe-gor blod – “Sin City”
シン・シティの原画がちょっと見られるFrank Miller’s Sin City
The Servantの”Cells”が聞こえた「シン・シティ」のオフィシャル・サイトは現在は消滅しました。
Sin City Trailer – YouTube
Sin City Opening – The Servant – Cells – YouTube
アメリカでは2005年4月に公開されましたが「R指定」で2005年4月公開ですが、日本は2005年10月だそうです。
「シン・シティ」のちょっとあらすじ
「Sin City: That Yellow Bastard」
Neo-Noir(ネオ・ノワール)映画の最初は、男のロマンだか男の美学だかを追求する超キザな男たちが登場するアメコミ実写版師「シンシティのイエロー・バスタード」Yellow Bustardの意味は?嫌な奴
右額に×傷のあるジョン・ハーティガンが狭心症ゆえ30年の刑事生活からの退職を前に臨んだやり残した事件とは、連続幼女三人殺し犯のJr(イエロー・バスタード)が四人目の犠牲者として当時11歳のナンシー・カラハンを誘拐したこと。 元パートナーのボブは「やめとけ、俺も殺される。ロアーク・ジュニアは街の実力者である上院議員の息子だから捕まえられない。カミさんが家で待ってるだろうよ。」と止めるが一発かまして相棒と決裂、単身救出に向かう。 ナンシーが閉じ込められているアジトに潜入し手下を二人倒したがハーディガンの心臓が痛む。 薬を飲んだハーティガンは倉庫から出てきた幼女ナンシーを抱えたロアーク・ジュニアを船着場で撃ったが後ろからボブに滅多撃ちされたシーンの特徴は、モノクロ画面だから赤い血が白い。(撮影にはブラック・ライトに赤い蛍光塗料を使用した視覚効果) ボブを演じるのは「キルビル2」で殺し屋稼業から足を洗いストリップバーで用心棒だったが首になってトレーラー生活をするバド役を演じたマイケル・マドセンです。 「老いぼれは死に、少女は生きていく」
このパートは映画のラストで語られる。
ナイフで刺し殺し、耳を削ぎ腕を折り、玉無しにされて一生意識が戻らなくなったイエロー・バスタードの父親であるロアーク上院議員が瀕死のハーディガンのベッドを見舞った。 嘘で成り立つ街シンシティで議員は恐ろしい嘘を企む。 ハーディガンを回復させ、ロアークジュニアの罪であるナンシーへのレイプとロアークジュニアを撃った罪で一生ベイジン・シティ刑務所で拷問の日々を送ることに。(この拷問シーンもモノクロだが血が赤くなるパート・カラー) ロアークの悪事を証言すればナンシーもハーティガンの妻も殺すと脅された初老のハーティガンにナンシーはコーデリアという名前で木曜ごとに手紙を出すと約束。
ここからはドワイト編の後で描かれる。
毎週届くナンシーの手紙のおかげで自殺しなかった8年が経過した頃、19歳になったナンシーからの手紙が突然絶えた。 幻影かハーティガンの檻の中に悪臭漂うロアークジュニア(イエロー・バスタード)が現れて一撃を加える。 黄色い腐った蜜柑顔がモノクロ画面にインパクトを与える。(グリーンスクリーンでの撮影ではブルーだとか) そこで気がつくと女の指が同封された封筒を見つけた。 ナンシーはあんなに慎重だったのになぜ手紙が見つかった? ここを出てナンシーを助けなければという思いでハーティガンは自分が卑劣な少女暴行魔だと冤罪を認めて保釈される。 しかし指は整形で復活した醜いロアークジュニアの罠だった。 出所したハーティガンを待っていたのは過去のことは水に流そうと言う相棒のボブはハーティガンの妻アイリーンは再婚したと話す。 この二人の後をつける黄色い男。 ハーティガンはこの世で一番大切なナンシーの部屋で見つけた”Kadie’s Bar(ケイディの店)”のマッチ・ブック(Liquor in the front OPEN ALL NIGHT poker in the rear)で知った酒場(ストリップバー)に行ったハーティガン。(ナンシーの部屋で見つけたマッチは「シンシティ」のFrank Miller’s Sin City Volume 6: Booze, Broads, & Bulletsの表紙絵) 痩せた文学少女を想定していたハーティガンはステージで踊っている成長したナンシーの姿に衝撃を憶える。 投げ縄ダンスのナンシーは最高!って、看板にいつわりあり?全然ストリップなんかじゃない!
Nancy’s Dance Scene – Sin City – YouTube
客席には不気味なマーヴの顔も見える。 ハーティガンは気がついた、俺は騙された。奴は俺をつけている。 ここで客席のイエロー・バスタードの顔。 奴(ジュニア)に分からないように「俺に気づくな」と願うハーティガンを見つけて喜ぶナンシー。 危険が及ぶから逃げようとナンシーの車に乗ると後方から撃ってくる黄色い顔の男(イエロー・バスタード)、ナンシーの銃で応酬。(イエロー・バスタードの血は黄色くて反吐が出そうに臭い)
孫娘と祖父のような19歳の少女と68歳の男がモテルに、「愛してる」と大人の関係を迫るナンシーを拒むハーティガンが冷たいシャワーを浴びて火照りを冷ましていると入って来たのはナンシー?ではなく死んだと思ったイエロー・バスタード。(二人が酒場で会った時から追ってきていた) 「顔が変わっても声は変わらないだろ。」 復讐の鬼と化したロアークジュニアはケヴィンの農場の納屋まで追って来たハーティガンを吊るし上げナンシーには注射で動きを制す。 死んではならじと身体を振って窓ガラスを割り、ロープを切って逃れた超人ハーティガンは大胆にもイエロー・バスタードのアジトの農場に潜入、悲鳴無しでは立たないジュニアは本懐を遂げようとナンシーを鞭打つ。(悲鳴を上げろ!悪趣味にならぬよう拷問は原作より軽め) Now It’s Show Time! ハーティガンはナンシーを救わんとジュニアを征伐。 整形したイエロー・バスタードの二つの武器、ジュニア自身をも引きちぎり(これでロアーク家に世継ぎはできない)、頭は粉微塵になるまで殴りつける。(可愛いナンシーが薄ら笑いして見ているこのグロ過ぎシーンの血は黄色) 息子を殺されたと知ればロアーク議員は容赦しないだろうからと、「貴方を二度も失わない」と言うナンシーを嘘で説得して愛するナンシーを車で行かせた老いたハーティガンはロアークへの究極の報復として額を撃って自らを逝かせる。 老いぼれは死に、少女は生きる。 「愛している、ナンシー」 雪が舞う。
(単純化された原画か、黒い夜景に白いシルエットが映えて、目が優し過ぎるストイックな男のハーティガンとナンシーの愛の物語完結。 だが、不幸な幼女時代の刷り込みで60歳になろうというマーヴを男として捉えてしまうナンシー哀れ。
Frank Miller’s Sin City: The Hard Goodbye
「ハード・グッバイ」
冒頭は酒をラッパ飲みする恐ろしい顔つきのマーヴが女神とか慈悲の天使と呼ぶKadie’s Barで拾った高級娼婦(ゴールディ)とホテルで過ごすシーン。(モノクロ画面に女の髪の金色と赤い唇と身にまとった赤いシーツが鮮烈、原画そっくりのベッドシーン、お洒落に最後は赤いハート) その部屋のドアを開けたのはロアーク枢機卿と親密な、丸眼鏡をかけた小男のケヴィン(イライジャ・ウッド)で若い女を喰うことを知っているゴールディを狙った。 傷跡もなく息絶えたゴールディの隣には酔いつぶれたマーヴがいたが殺人犯人として警察に追われることに。 ミッキー・ロークの身長は180cm位だが映画ではマーヴが2メートルという設定なのでとてつもなくデカく見えている。 超人マーヴは完全武装のSWT(SWTの一人はロドリゲス監督)をやっつけると足から飛び込んだ警察車両ごと川に飛び込み下水管を伝ってマーヴの保護観察官ルシールの部屋にたどり着き飲み薬(精神安定薬)を貰う。(精神状態がおかしく時々頭が混乱するので) 絆創膏だらけのマーヴはトップレスでTバックのルシールに(ルシールのボディはCG?)昔に戻って怯えてマーヴに救いを求めたゴールディの仇を打つと話す。(殺るか殺られるか)
マーヴは行きつけのKadie’s Bar(酒場ケイディ)でウエイトレスのシェリーに酒を注文。 ナンシーが踊っているこの酒場には、この界隈の娼婦をしきるボスのゲイルの愛人だったドワイト(クライブ・オウエン)が整形して潜んでいる。 教会の懺悔室で神父(原作者のフランク・ミラー)からも情報を得ようとしたマーヴだが黒幕がロアークだと聞き出した後「つまらない娼婦のために命を落とすことはない。」と言う神父に怒り爆発、「アーメン」と銃を発射。 ルシールの協力でゴールディ殺しの犯人探しをするマーヴはゴールディや他の娼婦殺しの犯人だと思い込んだ双子の姉のウェンディ(Jaime Kingの二役)に車で襲われるも、神父から聞いた猟奇殺人犯のケヴィンのいる農場に行く。 藤子 不二雄Ⓐ/安孫子の「魔太郎」にも似た顔だちの異常なケヴィンが唯一安らぎを得られるのが娘喰いだとか。 番犬を殴り倒したものの背後からまるで猫のように長い爪で無言で襲いかかる殺しの天才ケヴィンに目をやられたマーヴはハンマーで打たれてタイル貼りの浴室に放り込まれる。(この白黒シーンではマーヴの血が暗褐色) タイル壁には過去に喰い殺した何人もおの女たちの頭が飾られ、左手を千切られたルシールが全裸同然で座っていた。 浴室の格子窓を壊してマーヴとルシールは逃げるが農場にヘリで乗り込む警察隊にマーヴを銃で殴って気絶させ保護監察官だと身分を明かしたルシールが警部に撃たれる。 斧で警官全てを倒したマーブが横殴りの白い雨の中を一人歩く白黒図は原画のよう。 金門橋の向こうに立ちはだかるはルシールを滅多撃ちした警部を惨殺する前に聞き出した黒幕のパトリック・ヘンリー・ロアークの幻影か、それともマーヴの精神異常か。(このロアーク卿だけがケヴィンの天使の声を聞くのだとか) ゲイルやベッキーたちが客を引く売春街のオールド・タウンで娼婦たちから情報を得ようとしているマーヴを狙撃したウェンディだったが真実を知って妹の仇を取ってくれと農場まで車で送ってやる。 その道中でなぜケヴィンと枢機卿が繋がるかの謎が解けた。 枢機卿はゴールディの客だった。 娼婦たちから借りたお道具の他、バリケードやノコギリや止血用ゴム管など必要な用具一式を調達したマーヴはケヴィンの住まいを襲撃する。 マーヴは仕入れた武器やチューブを手に眼鏡が白く光るケヴィンを炙り出すもいとも容易く突破されて苦戦を強いられる。 遂に手錠で自分とケヴィンを繋げると一撃、そこに仇を討ちたいと銃を手にウェンディが現れたがこの後の惨事を見せまいと気絶させて車に残す。 マーヴに縛られて手足をノコギリで手足を切断されたシーンでもケヴィンの目が見えた。(生きたまま声を出すこともなく犬に喰い千切られるシーンはネガ反転の白抜きのシルエット) 気絶したウェンディをナンシーに預けるとマーヴはケヴィンの首を土産にロアーク枢機卿の教会の塔へ。 ケヴィン共々女を喰ったと言う青い眼のロアークを締め上げるが背後から警官隊の銃撃を浴びて捕われる。 死刑囚マーヴを刑務所に訪ねて来たウェンディが言う、「あたしをゴールディと呼んでもいいわ。」 娼婦をはじめケヴィンや枢機卿の殺害犯とされて電気椅子処刑のマーヴ、一度じゃ死なない。(三度目は?) 目を開けて死んだように見えたマーヴの瞳に映るはゴールディとの☆ハートの一夜☆(ウェンディかも) 男のロマンを遂行したマーヴの天使との恋物語は完結。
☆このエピソードはエグ過ぎだが、マーヴは目だけがミッキー・ロークだった☆
Sin City : The Big Fat Kill
メイクのせいでまるで別人のようなベニチオ・デル・トロが演じる妻帯者のジャッキー・ボーイはケィディ酒場の女給であるシェリー(ブリタニー・マーフィー)の元彼。 だが今はシェリーのボーイブレンドは過去の犯罪(殺人)のため整形して戻ってきた二丁拳銃使いのドワイト。(その理由は続編で語られるとか) 恥をかかされて我慢の限界だと下司野郎のジャッキーは四人の仲間を連れてシェリーのアパートに押し入り、シェリーをぶん殴った。 その後トイレに行くが浴室にいたドワイトに剃刀で脅され便器に顔を突っ込まれて自分の小便で溺死寸前のジャッキー。(便器の中のジャッキーの顔が凄まじい)
この後、女の血に飢えて仲間4人とベイジン・シティのオールドタウンに向かう青い車のジャッキー・ボーイを追う赤いキャデラックのドワイトは飛ばす。(シェリーが”?OP”と叫んで止めたが、危険な奴らを野放しにしてなならじ) 同じくスピード違反のジャッキーボーイを追うパトカーは無法地帯のオールドタウンの手前でサイレンを止めて引き返さねばならない。 オールドタウンに入ったジャッキーボーイはドワイトの元カノのゲイル(ロザリオ・ドーソン)が仕切っている娼婦たちの一人、青い目のベッキー(Alexis Bledel)にまとわりつき脅した。 ジャッキーに近づこうとするドワイトをゲイルが制止する。 団結した娼婦たち。 ジャッキーがベッキーを銃で脅し車に乗せようとした時、建物の上から娼婦街の仕置き人(用心棒)であるミホ(デヴォン青木)が一言も声を発せずに投げた卍手裏剣。(忍者は手裏剣を投げずにナックルダスターの様に護身用武器として使用) 拳銃を持つ手首を切り取られたジャッキー・ボーイがそれを拾いあげ指を一本づつ歯で喰い広げて拳銃を取り上げ手首はポケットにしまう図は凄まじい。(この演技はベニチオ・デル・トロ自身のアイデア) この間に死をもたらす少女ミホは無言で車の屋根に飛び降りて両手の日本刀二振りで後部座席の仲間二人の脳天を突き刺し、逃げようとした運転手を斬首。(脳天刺しされた俳優の演技凄い) スプラッシュ!スプラッシュ! ドワイトに向けたジャッキーの銃がミホが投げたナイフによってで逆発射、手首で滑ってケツに卍が突き刺さったジャッキーボーイの額を打ち抜く。(面白くねえぞ!) ミホはとどめにジャッキーボーイの首を斬りつける。 死体を探ってみると、ヤバイ! 道理でシェリーがジャッキーを追うなと言ったはずだ。 ジャッキーボーイの実名は”Iron Jack” Raffertyで有名なデカと分かった。 楽しみを与える娼婦が女を買うために来た警察官を殺したと知れば、辛うじて保たれていたこの町のルールが破られ、協定なしにはギャングたちを始末できた娼婦の自治も消え無法地帯と化しオールドタウンは戦争になる。 口外無用と娼婦たちに言った後、ハードトップの車を要求したドワイトが死体を街外れにあるタールピットのタール池に沈めて始末することに。 その時ベッキーがゲイルに気分が悪いから帰りたいと申し出るがこの後ママに電話。
ミホが切断した死体をトランクに詰めたドワイトが運転する車の助手席に乗せられたのは収納スペースが足りないため助手席に座らされたジャッキー、額に爆発した銃身が刺さって死んでるジャッキーとドワイトの長回しの会話シーンをタランティーノが監督したそうです。(Kill Bill Vol. 2: The Love Story (2004) の楽曲へのお返しに1ドルで) あんまりしゃべるもんだからドワイトが「死体なんだから黙ってろ」(全部ドワイトの想像、幻聴なのか) ドワイトは撃たれるがこの後、マフィアの手下、アメリカ人をコケにするアイルランド人の傭兵たちとジャッキーの首の取り合い。 爆発でタール池に落ちたドワイトだったがミホに助けられる。(娼婦の中にマフィアへ密通する者が?私欲のため裏切った娼婦は誰?)
オールドタウン(娼婦街)を我がものにしようとする右目が金色の義眼のマフィアの黒人用心棒マヌート(Michael Clarke Duncan)一味に捕われているゲイルを口に手榴弾を入れたジャッキーの首と交換に救出したドワイトはマヌートがジャッキーの首を手にした途端に爆破させ、女たちの一斉射撃によりドブネズミたち(マフィア一味)は全滅。 ギャングのボスに思い知らせてやる! この戦いで娼婦のベッキーが右腕を撃たれた。
これで赤いコンバートを履いたドワイトとかなわぬ恋の相手ゲイルが仕切る娼婦街をマフィアから守る闘いは一旦終結。 主役級俳優で唯一人メイクなしで時のままなのが薬物を常用しないドワイト(Lancelot)を演じたクライヴ・オーウェン。 なにかと面白いエピソードです。
ちなみに私には滅多に耳にしないと思われる”ドワイト”という名前ですがアメリカでは第34代アメリカ合衆国大統領のドワイト・デイヴィッド・アイゼンハワーはもちろん、各界のスポーツ選手が有名です。 私が好きな”ドワイト”はカントリー歌手のDwight Yoakam(ドワイト・ヨアカム、またはヨーカム)です。
The Customer is Always Right
The Recut & Extended DVD Edition
ネオ・ノワール映画「シン・シティ」のオープニングではフィルム。ノワール調でテナーサックスとむせび泣くようなトランペットの陰鬱なBGMに、パーティーから抜け出てきたような背中が大きく開いた真っ赤なイヴニングドレスの女(Marley Shelton)が人の波に退屈して高層ビルのテラスで街の雑踏を見下ろす。 「最後の一葉」に例えたセリフを呟きながら男の足音が後ろから聞こえると覚悟した様に体をこわばらせる青い目の女。 後ろから男が「タバコを吸うか?」と女にタバコを勧め、「何日も君を観ている、君は最高の女(男が望む全てを持つ)、俺は君のその目に虜になった。」 「一人で立ち向かうのは嫌よ」 「君が恐れているものから守り、遠くへ連れて行ってやる」という男の甘い言葉に陶酔して身を任す女(客、つまりThe Customer)。 愛しているという言葉と同時にサイレンサーで銃殺したのは2001年の「ブラックホーク・ダウン」で主演したジョシュア・ハートネットが演じる色男のセールスマン(翌朝には女の小切手を現金に換える、殺しを供給する男)。 映画ではThe Man(大者を意味するザ・マン)だが、普通と違うのは女が事切れるまで抱いてやること。(愛) ただの見知らぬ人同士を装っているようだが実は過去に訳ありか。(マフィアの女に恋してしまった男、女に対するマフィアのお仕置きは究極の処刑、愛する男に殺されるという残酷なものか) いろいろと想像させるこの挿話が一番奥深くてロマンチック。 「シンシティ」の原作者フランク・ミラーに映画化を承諾させるためのパイロット版だそうだから良くできている。 イエロー・バスタードには嫌悪感を憶えてもこの挿話には女性が感情移入できる。
Opening scene from Sin City – The Customer is Always Right – YouTube
一方、「シン・シティ」のクロージングで病院のエレベーター内のシーン、右腕を負傷したベッキー(マフィアと娼婦とドワイトの銃撃戦で負傷)に医師を装った口髭の男がタバコを勧める。(殺す) 「ベッキー、1本吸うかい?」 仲間を裏切ったベッキーはこの先の成り行きを察知してギクリと体をこわばらせる。 この殺し屋はドワイトみたいに誰かが顔を整形した人物か?続編で明らかになるらしい。(このシーンだけはミラーの劇画にはなく、映画のために作られたオリジナルだとか)
この「The Customer is Always Right」はオリジナルが3ページほどの超短編「The Babe Wore Red and Other Stories」の「Frank Miller’s Sin City Volume 6: Booze, Broads, & Bullets」なんだそうです。 映画では赤いドレスの女”The Customer”を2007年の「グラインドハウス」の「プラネット・テラー」にロドリゲス監督が書き加えて医者の妻ダコタ役で出演するMarley Shelton(マーリー・シェルトン)が演じています。(マーリーが出演した1998年の「Pleasantville(カラー・オブ・ハート)でもパートカラーが使用された白黒映画)
☆いずれにせよシン・シティでは犯罪が絶えることなどない。
Sin City Soundtrack
サウンドトラックの殆どは、多くの映画音楽を手掛けている作曲家のJohn Debney(ジョン・デブニー)とGraeme Revell(グレアム・レヴェル又はグレーム・レヴェル)のアシストのもとに監督のロバート・ロドリゲスが手がけた音楽です。 予告編(Trailer)やDVDのメイン・メニューで流れた話題のThe Servantの”Cells”は収録されていませんがこの曲は2005年の「Transporter 2(トランスポーター2)」のサントラにあります。 映画で使用された音楽で同じくサントラに収録されていない曲はオープニングの「The Customer is Always Right」で流れたノワール調のジャージーな曲、タイトルは不明ですが演奏はRobert Rodriguez and his band, Chingon and Johnny Renoと思われる。 2007年に「Planet Terror(プラネット・テラー)」のテーマ曲も手がけ、映画の終盤に軍基地の兵士Sax Survivorとしてサックスを吹いているばかりかJT(BBQ)を殴ります。 1950年代のジャンプ・ブルースやスゥイングを演奏したthe Sax Maniacsの後、レトロ調バンドのLounge Kingsを率いたテナーサックス奏者のJohnny Reno(ジョニー・レノ)は1994年にロドリゲス監督のテレビドラマ「Roadracers aka Rebel Highway(ロードレーサーズ)」で音楽を担当して以来ロドリゲスのバンドと組んでいるようです。 サントラでは”Sin City”と”One Hour To Go”と”Marv”でヘビーなテナーサックス演奏をしています。
Must see & listen!
♪ Sin City – The Customer is Always Right BGM by Johnny Reno – YouTube
Sin City -The Servant “Cells” instrumental – YouTube
Sin City [Original Motion Picture Soundtrack]
♪ 試聴はSin City Original Motion Picture Soundtrack – Hmv.co.jp
☆ ミステリアスな生涯を送ったメキシコのクラシック作曲家「Silvestre Revueltas(シルベストレ・レブエルタス)」の遺作(1938年作曲)でNicolas Guillen(ニコラス・ギレン)の詩に基づいて作曲された交響詩の”Sensemayá(マヤの夜、又は蛇殺しの唄)”がHollywood Studio Symphonyの演奏で収録されています。
☆ 英語ですがシルベストレ・レブエルタスについて書かれたSilvestre Revueltas (1899-1940)(1938年の”Sensemayá”が聴け、シルベストレ・レブエルタスの写真もあり)
☆ギターと作詞作曲のDan Black(ダン・ブラック)がリードヴォーカルをつとめるイギリスのオルタナロック・バンドのThe Servantは2007年に解散したのでオフィシャルサイトは消滅しました。
※安室奈美恵(Namie Amuro)がロドリゲス監督の声で「Welcome To Sin City!」入りコラボのシン・シティの日本版イメージソング「Violet Sauce」を歌うとか。(日本での予告編に流れたそうです)
フランク・ミラー画のキャラクターが観られるオープニングタイトルはFrank Miller’s Sin City; Opening Title – YouTube
「シン・シティ」DVD
シン・シティ プレミアム・エディション
上記は2006年発売のDVDですが、「シン・シティ スタンダード・エディション」は(ASIN: B000EXZJ0Y)や廉価版(ASIN: B000NJWJMK)もあります。
Digital Backlot
ブルー・スクリーン撮影によるデジタル合成は青い(又は緑の)スクリーンの前で俳優の動きを撮影してから背景を入れる方法だそうです。
人気の映画「Sin City」のメイキング本(英語版ハードカバー)が出版されています。
Frank Miller’s Sin City: The Making Of The Movie
「原語版書籍」は読むというより劇画を見る本!
劇画「シン・シティ」のイラストは成人限定のような画像だらけ!
「シンシティ」の基本はこれ! シン・シティのペーパー・バック。 超刺激的!
Sin City: The Hard Goodbye (Frank Miller’s Sin City)
上記の他に、Frank Miller’s Sin City: That Yellow Bastard 2nd Edition、Frank Miller’s Sin City: The Big Fat Kill、Sin City: Hell and Back (Sin City)、Sin City – Booze, Broads and Bullets (SIN CITY)などがあります。
コレクションには原語版ペーパーバック「シン・シティ」全7巻セットの内1、3、5及び6巻が映画のストーリーに使用されています。(映画より過激かも)
Audio-Visual Trivia内の関連記事
フランク・ミラー原作の映画は「Elektra エレクトラ」
クライブ・オーウェンの出演映画は「クローサー」
ブルース・ウィリスの出演映画は「スリー・リバーズ」
ベニシオ・デル・トロ(ベニチオ・デル・トロ)の出演映画は「チャイナ・ムーン」
ジョシュ・ハートネットの出演映画は「ブラック・ダリア」
Audio-Visual Trivia内の関連映画音楽
グレーム・レヴェルは1998年の「The Negotiator 交渉人」
ジョン・デブニーはHot’n Cool内の「チキン・リトル」
「シン・シティ」の日本劇場公開が10月1日(土)になりました!
健太さん、情報を有難うございます。 公開はアメリカより半年遅れってことですね。