Welcome to …Madagascar!
都会ずれしちゃってる主人公のマーティ、アレクス、グロリア、メルマン
Madagascar(2005年)
「マダガスカル」は大ヒットCGアニメ「Shrek(シュレック)」のDreamWorks(ドリームワークス)がより難しいアニメ技術に挑戦して4年がかりで製作した動物達のアドベンチャー・コメディです。 長い年月と優秀なスタッフとグレードアップしたテクニックと、そして巨額の制作費がこのようなアニメにつぎ込まれたのだそうです。 マダガスカルの極彩色の背景で15万種類の物が同時に動いているというCGはお見事です。 ある動物愛護グループが檻から動物達を放った事実にヒントを得て作られたというこのCGアニメーション映画「マダガスカル」の監督はEric Darnell(エリック・ダーネル)とTom McGrath(トム・マクグラス)です。 動物を檻から放つ映画といえば2005年の「An Unfinished Life(アンフィニッシュ・ライフ)」があり、この映画ではアイオワのグリズリー(熊)です。
「マダガスカル」の声の出演者
ライオンのアレクス(Alex the Lion)にBen Stiller(ベン・スティラー)
シマウマのマーティ(Marty the Zebra)にはChris Rock(クリス・ロック)
キリンのメルマン(The Giraffe Melman)にはDavid Schwimmer(デヴィッド・シュワイマー)
カバのグロリア(The hippo Gloria)にはJada Pinkett Smith(ジェイダ・ピンケット・スミスは「コラテラル」で検察官を演じたウィル・スミス夫人)
ニュースレポーターにはDevika Parikh(デヴィカ・パリク)
動物園のアナウンサーにはEric Darnel(エリック・ダーネル)l
ニューヨークを出て行くなんて! 悪いことは言わない、おやめなさい!
アメリカは大都会ニューヨークのセントラルパークに設置された”Central Park Zoo”は1860年代から続く動物園だそうです。 その動物園で子供達の人気ものであるライオンのアレックス、シマウマのメルマン、カバのグロリア、キリンのマーティーなどの動物達は何不自由なく優雅な都会の生活を楽しんでいました。 ところが、故郷に帰ろう!と映画の「大脱走」を地でいこうとするハードボイルドでブリッコなペンギン達に触発された動物たちも野生生活に憧れて動物園から脱出してしまいます。(ハードボイルド 参照) 夜のニューヨークを一晩楽しんだものの、捕獲されてまってしまってなんと、アフリカのケニヤに強制送還!のはずが、ちょっと離れた島で彼らのような動物なんかいないマダガスカルへ漂着してしまいます。 バオバブの木やバニラビーンズで有名なマダガスカルにはメンタマのでかいLemur(Ring tailed Lemur/ワオキツネザルなどの原猿類)はいてもアフリカにいるような猛獣なんかいないのです。 ところがマダガスカル特有のジャコウネコ科の捕食動物であるFossa(フォッサ)が彼らを狙います! この島での飢えた生活はお肉をステーキのレアで召し上がっていたニューヨーカーのライオン「アレクス」に野生の血を呼び戻したのです。 美味しそうな親友のシマウマのマーティはどうなる!?
憧れの野生に戻れたハズの動物達は「ここって都会じゃないじゃん」って! えぇ?泳いでニューヨークに帰りたいって?
PGレイトになった理由の一つであるシモネタならぬscatological humor(オナラやウンチのジョーク)からCarnivorous life(肉食生活)哲学も入った動物達のお話しですが、その自然世界のリアリティはそのまま現実の人間社会の問題にも置き換えられるようです。 タブンたぶんか(多文化、異文化)を受け入れる寛容さとか、人間と動物間での和だって? ちょっと子供はジョークにおいてはオイテケボリを食うかもだそうです。(大人もおいてけぼりかも)
「マダガスカル」はMormon Tabernacle Choir(モルモン・タバナクル聖歌隊)の美しいコーラスで”Born Free”が流れるなか大自然に戻りたい動物園の動物たちのアニメーションで始まります。 冒頭のシーンはセントラル・パークの動物園にいるシマウマのマーティがライオンのアレックスから誕生日プレゼントにアレックス・スノーグローブを貰うシーンです。 入場者たちへのサービスで動物たちがショーを演じます。 そこに3羽のペンギンもスマイル。 いや、1羽は穴の中。 シャベル代わりのスプーンが折れたから追加を要請しています。 この穴はどこに続いているのか? アフリカ、じゃなくてまだ園内。 シャベル片手に穴から顔を出した4羽はマーティに「英語しゃべれます?」 「アフリカ行きは秘密だよ、何も見なかっただろ」とマーティを脅して穴に戻るペンギンたち。
さてショータイムが終れば係員が動物たちへのサービス。 肉食のアレックスには特大のステーキ。 アレックスとマーティとシマウマのメルマンとカバのグロリアの仲良し4人組で誕生日パーティをしてる時にマーティは野生の国”アフリカ”の話をしてみんなを驚かせます。 自然に戻るんだ! 「アフリカにはこんなジューシーなステーキなんて無いもんね」とアレックス、みんなも同調。 しょげているマーティを親友なんだから慰めるようにグロリアに促されたアレックスだったが結局は「冗談だよね」と納めてしまった。 ところが何とそのマーティが消えてしまったのだ。 それ!皆で追いかけろ! 2匹のチンパンジーも続く。 サタデー・ナイト・フィーバーのトラボルタみたいに闊歩しているマーティのBGMはBee Geesの”Stayin’ Alive”。
3匹はニューヨークの地下鉄に乗り込みセントラル駅でまごまごしているマーティに追いついた。 「二度とこんなことするなよ」なんて言ってられない。 なんと例の4羽のペンギンやチンパンジーたちも駅に到着していたが機動隊に包囲されてしまった。 麻酔銃で尻を撃たれたアレックスは万華鏡のようなサイケデリックな幻覚を見るのです。
アレックスの幻覚のBGMはサミー・デイヴィス・ジュニアが歌ったThe Candy Man(キャンデーマン)です。
ヤクが切れたアレックスは自分が木箱の中にいるので驚くが、隣の木箱にはマーティ、その下にはグロリア、その横の縦長の木箱にはメルマ、なんと全員が閉じ込められていたのです。 チンパンジーも、ペンギンも。 いや、ペンギンたちは違いました。 その木箱はというと大きな貨物船の上、一路どこへ? アフリカはケニヤの「野生生物保護区」だって。 ペンギンたちが次々と乗組員たちを倒してスパイ映画並みに活動してとうとうシージャック成功! 乗っ取った船が急に進路変更したので木箱は海のなかへドッボン! 大海原に漂う木箱の行方は、い、づ、こ、へ?
浜辺に打ち上げられたアレックスは暗闇に仲間を呼び求めますが誰もいない。 朝になってヘトヘトになったアレックスは木箱を頭にかぶったままのメルマを発見、続いてグロリアが打ち上げられた。 そこにイルカたちに送られてマーティ到着! アレックスとマーティの再会に流れる曲はVangelis(ヴァンゲリス)の”Chariots of Fire(炎のランナー)”! やれやれ、これで全員無事だった。 そして気がついた。 ここがどこかってことを。 サンディエゴ動物園? そこに聞えてきた音に向かってジャングルの奥へと進んでいく4匹。 なにやら賑やかな様子。 覗いて見れば、人間じゃない! キツネザル(lemurs)! ここでやっとお待ち兼ねの”I Like To Move It”
4匹が安全な生き物だと分るとキツネザルたちが出てきたのだ。 この島には大型肉食獣のフォッサ(fossa)がいてキツネザルたちは生命を脅かされているのだとか。 どうやらアレックスに守って貰おうと考えたらしい。 肉食動物のアレックスと仲良しの草食動物の3匹には考えられないことです。 しかしこの島ではステーキを貰えないアレックスは空腹で動物園に帰りたくなります。 だってマーティが開いたバーでは飲み物は海水、おつまみは海草なのですから。 ですが天井を空ければ星雲が広がる美しい夜空が見渡せるのです。 ヘリコプターのライトじゃなくて本物の流れ星だ! アレックスはステーキが降ってくるのを見た。 ステーキに囲まれたアレクスはその1枚をペロリと舐めたところ、なんとそれはマーティのお尻だった。 あっけにとられて見守る仲間。 寝たふりこいてるアレックス。
「ようこそ、マダガスカルへ!」の声で起こされた4匹、King Julian(キング・ジュリアン)を先頭にキツネザルたちが取り囲んでいる。 キツネザルで構成されたジュリアンズのメンバーにいるMort(モート)が超可愛い。
二日も食べていないアレックスはマーティとかけっこをすると野生の本能が戻ってきそう。 辛い! 野生的なアレックスの吠え声に宿敵のフォッサも飛び上がって逃げていきます。 上から見下ろすアレックスの目にはキツネザルも仲間も全部ステーキに見えてきます。 「すいませんけど、それはわたしのお尻ですよ」というマーティの声で正気に戻るアレックス。 しかしもうだめ、美味しそうなマーティを追いかけて、追いかけて、もうちょっとという時にジュリアンが投げ落とした椰子の実で正気にもどった。 自分は情けない奴だと思うアレックス。 アレックスと分かれた3匹はジャングルを進むうちに弱肉強食の世界を目の当たりにしてショックを受ける。 アレックスがフォッサの住む地域に入って行く時のBGMはルイ・アームストロングの”What A Wonderful World(この素晴らしき世界)”
ジャングルを抜けた3匹が海岸にたどり着いた時、船の汽笛を聞いた。 なんと船が方向転換してこっちに向かってくるじゃないか。 みんなは人間が来ると期待したら、船から降り立ったのはあの4羽のペンギンたち。 Slow Boat To China? 確かに太平洋を越えての長旅だけどギャングみたいなことを言うペンギンだ。 するとマーティはアレックスを探してフォッサのテリトリーに入り込んでしまいます。 再びステーキの幻覚を見たアレックスはマーティの声で現実に戻ります。 「近寄るな、ボクは魔物なんだ」と言うアレックスにマーティは答えます。 「キミはボクの友達だよ」 そんな時、マーティは飢えたフォッサの群れに囲まれていることが分りました。 逃げるマーティを助けたのはメルマとグロリアでした。 ペンギンたちも助っ人に加わりフォッサに対抗しますが、形勢が逆転したのはアレックスが飛び出してきたからでした。 お昼ごはんは何?というアレックスの言葉に仲間はギョッとしますがペンギンが刀をふるった活魚料理でなんとか凌いだようす。 ペンギンとジュリアン一行に見送られてみんなは船に乗りシュッパーツ! Bon Voyage!
え、おい、アレクス、ニューヨークっ子だってね、寿司食いねえ!
MadagascarDVD
マダガスカル スペシャル・エディション
Madagascar: Escape 2 Africa
2008年には2005年の「マダガスカル」と同じスタッフとキャストで続編「マダガスカル2」(2008)が制作され、2009年の春に日本公開となりました。 第一作のアドベンチャーから数年経過したアフリカ編、前回の脱走メンバーでライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンが飛行機でマダガスカル島からニューヨークへ向かう途中燃料切れで故郷アフリカ大陸に不時着します。 今ではアフリカでも野生の動物は保護区の柵の中。 アレックスは両親との再会し、マーティはシマウマの群れと走し、メルマンはみんなの医者代わりとなり、花も恥じらうグロリアは雄カバのMoto Moto(モトモト)に出会うのですが、異種との共存が可能だったのに同種での生活が難しいなんて! 展開がイマイチな続編を観た子供たちは退屈していました。 ”踊るのすきすき”もイマイチですがカバのモトモト(Will.i.am – The Black Eyed Peas)が歌う”Big and Chunky”が愉快です。 エンディングのタイトルデザインは「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のエンディングクレジットで素晴らしい影絵を製作したJamie Caliriです)
第一作のオリジナルで”I like to move it(踊るのすきすき)”が子供達に人気となり、2012年には第三作目のサーカス編「マダガスカル 3」(2012)が公開されます。 踊るの、好き、好き!
Madagascar 3: Europe’s Most Wanted
子供達に大人気となった「マダガスカル」は6年後の2012年にはにとうとう続々編の「マダガスカル3」が登場します。 ニューヨークからアフリカに行ってしまった動物たちはニューヨーク公演をするサーカス団に混じって故郷に戻れるでしょうか。
「マダガスカル」のトレーラーはMadagascar Trailer -Imdb.com
2008年に「Madagascar: Escape 2 Africa(マダガスカル2)」になってしまったオフィシャル・サイトは2012年には面白さがグーンとバージョンアップして「マダガスカル3」になりました。
森の中で5年も放置された姪姉妹を引き取る若いカップルの恐怖を描いたホラー映画「Mama(ママ)」(マジ毛が怖い)で主演するJessica Chastain(ジェシカ・チャステイン)がジャガーのジアの声を担当しています。
DreamWorks Animation’s Madagascar 3: Europe’s Most Wanted – TheMovie.com
「マダガスカル2」のサントラにはL.A.出身のBlack Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)のラッパーであるWILL.I.AM(ウィル・アイ・アム)が歌う”I Like To Move It”や”She Loves Me”や”Big And Chunky”や”Best Friends”などの他にBarry Manilow(バニー・マニロー)のダンサブルな”Copacabana At The Copa”が使用されていますが、「マダガスカル3」の挿入歌では定番の主題歌”I Like To Move It”の他にサーカスのシーンで流れるChris Rock(クリス・ロック)の”Afro Circus(アフロ・サーカス)”はサーカスには定番のクラシック曲”The Entry of The Gladiators(拳闘士の入場)”のフレーズを”I Like To Move It(踊るのすきすき)”のイントロに入れています。 ちなみに平素からエッジの効いたブラック・ジョークが問題になるクリス・ロックですが今後アカデミー賞の授与式でビンタされないようにね。
Yolanda Be Cool(ヨランダ・ビー・クール & Dカップ)の”We No Speak Americano(パッパラ☆アメリカーノ)”が面白い!(1942年の「You Were Never Lovelier」でFred Astaireが歌った”The Shorty George”にちょっと似てる)
アフロ・サーカス”の歌詞は”I Like To Move It”とのリミックスなので短く、「dada dadadada dada Circus, dada dadadada dada Afro, CIRCUS AFRO, CIRCUS AFRO, polkadot polkadot plkadot Afro.!!!!」だそうでサーカス・アフロとポルカドット(水玉)以外に意味はありません。 日本語では「ダッダ、ダダダダ、ダッダ サーカス、ダッダ、ダダダダ、ダッダ アフロ、サーカス アフロ、水玉 みずたま アフロー!」ちなみにこの曲は2003年にティム・バートンが監督した「ビッグ・フィッシュ」でのサーカスシーンでも流れます。
♪ Madagascar 3 – Afro Circus – YouTube
♪ Yolanda Be Cool – We No Speak Americano (Pa pa l’ americano) – YouTube
Madagascar OST
「マダガスカル」のサウンドトラックは作曲家のHans Zimmer(ハンス・ジマー)やJim Dooley(aka James Dooley ジェームス・ドゥーリー)の音楽です。
“Whacked Out Conspiracy”を作曲したジェームス・ドゥーリーは2000年頃から活躍している作曲家で「Ring」や「カリブの海賊」などでも音楽を担当しています。
Sammy Davis Jr.(サミー・デイヴィス・ジュニア)が1971年の「Willy Wonka & the Chocolate Factory(夢のチョコレート工場)」で使用された挿入歌をカバーした”Candy Man”は収録されませんでしたが、”I Like To Move It”はもちろん、Bee Geesの”Stayin’ Alive”、The Venturesの“Hawaii Five-O”、デキシーランドジャズの王様と呼ばれたトランペッターのLouis Armstrong(サッチモことルイ・アームストロング)が歌う”What A Wonderful World(この素晴らしき世界)”などは収録されています。
Madagascar
♪ 試聴はMadagascar (Original Motion Picture Soundtrack) – レコチョク
King Julian(キング・ジュリアン)役のサシャ・バロン・コーエンの”I like to move it, move it”の歌詞はSacha Baron Cohen – I like to move it, move it Lyrics – StLyrics.com
♪ Sacha Baron Cohen – I like to move it (Madagascar) – YouTube
「踊るの好き好き、とても好き好き、踊るの好き好き、皆も好き!」とキツネザルのキング・ジュリアン役のSacha Baron Cohen(サシャ・バロン・コーエン)が歌うコミカルな”I Like To Move It”は、1994年3月のヒットチャートで5位だった元祖レゲトン!Ragga MC(ラガ又はラッガDJ)のThe Mad Stuntman(Mark Quashie/マーク・カーシー)をフィーチャーしたReel 2 Real(リール・2・リアル)のヒット曲だそうです。 そっくりです、いえ、サシャ・バロン・コーエンが。(レゲトン 参照)
♪ Reel 2 Real – I Like To Move It – YouTube
Amazon.comにあるI Like to Move It (Reel 2 Real featuring the Mad Stuntman)シングル盤は「I Like to Move It」
Reel 2 RealのI Like To Move Itの歌詞はReel 2 Real – I Like To Move It – Dancemania Lyrics
リール・2・リアルのI Like To Move Itの輸入盤CDでErick ‘More’ Club Mixと、ラテン・テクノのDJ Dero NRG Remix版の”I Like To Move It”を収録しています。
南米でトップクラスのダンスポップDJでプロデューサーであるアルゼンチンの”DJ Dero(DJデロ)”は十代から地元のクラブで活動を始め、Electro-Sambaという独特のスタイルでブエノス・アイレスのクラブシーンでも活躍しているそうです。
Move It
♪ 試聴はMove It! – Reel 2 Real – レコチョク
ALi Gとはイギリス俳優のサシャ・バロン・コーエンが演じる英国のTVショーの海外番組「Da Ali G Show」でのラッパーになりたい青年役だとか。 サシャ・バロン・コーエンはユダヤ系英国人で、ケンブリッジ大学のカレッジで学んだ秀才なんだそうです。 そのコーエンが製作総指揮をとりマーク・マイロッドが監督した2002年のコメディ映画「Ali G Indahouse(アリ・G)」の主役”アリ・G”はもちろんサシャ・バロン・コーエンです。
♪ Ali G. & Shaggy – Me Julie – YouTube (explicit)
2007年5月に日本でも公開されるコメディ映画「Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan(ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習)」では脚本も担当するそうです。 サシャ・バロン・コーエンがカザフスタンからアメリカに派遣されたTVレポーター役で主演し、カルチャの違いにより便器で洗顔したりと大奮闘で、カザフスタンが怒りそうなほどお下品ですが、この映画を観てくれないと本国で処刑されちゃうとか。 ユニークで過激なムタンガ風Borat Mankini Swimsuit(ボラット水着)が話題です。(男性用ビキニ) 「ボラット」の音楽を担当したのがサシャ・バロン・コーエンの兄であるErran Baron Cohen(エラン・バロン・コーエン)ですが映画では、1998年の”Kindly Keep It Country”などで知られるカントリー歌手のVince Gill(ヴィンス・ギル)が1986年にリリースした”Ridin’ the Rodeo”が使用されています。
サシャ・バロン・コーエンのその他の予定では2008年の「Madagascar: The Crate Escape(Madagascar 2)」でもキツネザルのジュリアンの声を担当する他、2009年には「Bruno(ブルーノ)」が予定されています。 ブルーノとはオーストラリアのゲイで辛口ファッション・レポーターなんだとか。 なんでも2012年には元イラク大統領で2006年に処刑されたSaddam Hussein(サダム・フセイン/サッダーム・フセイン)が書いた本「Zabibah and The King(ザビと王様 ?)」を元にした映画「The Dictator(ディクテーター 身元不明でニューヨーク)」でフセインを演じるそうです。 そういえば似ています。 いや、それほどでも…
なんと!ヴィクトル・ユゴーの名作を映画化した2012年のミュージカル「Les Misérables(レ・ミゼラブル)」に出演します。 ヒュー・ジャックマンはジャン・バルジャン、アン・ハサウエイはコゼットの母親のフォンティーヌ、ジャベール刑事はRussell Crowe(ラッセル・クロウ)、少女コゼットはAmanda Seyfried(アマンダ・セイフライド)ですがこのコゼットをフォンティーヌから預かって酷い仕打ちをする宿屋の亭主であるテナルディエをサシャ・バロン・コーエンが演じます。
♪ Madagascar – Escape 2 Africa Trailer – YouTube
♪ Madagascar 2: Escape 2 Africa – will i am – I Like To Move It – YouTube
「マダガスカル」のサントラにあるBee Gees(ビージーズ)の”Stayin’ Alive”はAudio-Visual Trivia内の記事ではジョン・トラボルタが主演した「サタデー・ナイト・フィーバー」でも使用されています。
ルイ・アームストロングのこの「素晴らしき世界」はサッチモの死後、1987年の映画「Good Morning Vietnam(グッドモーニング、ベトナム)」に使用されて大ヒットしました。
☆アフリカ南東部のインド洋に位置するマダガスカルは国民の3分の2が貧困状態と云われていますが、私の好きなアロマオイルのイランイランの原産国なんだそうです。 それに2012年には鰻(ウナギ)が不漁でマダガスカルから輸入したとか。 ちなみにマダガスカルは紀元前3千年以前の先史時代、ゴンドワナ大陸の分裂でアフリカ大陸から分かれた島なんですと!
Audio-Visual Trivia内の関連記事
デヴィッド・シュワイマーの出演映画は「ヴァージン・ハンド」
ハンス・ジマーが音楽を担当した映画はシャーク・テイル
カンフー・パンダ
音楽プロデューサーを担当したウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
おさるのジョージ
アイアンマン
ハンス・ジマーは松田優作や内田裕也も出演した1989年の「Black Rain(ブラック・レイン)」でGregg Allman(グレッグ・オールマン)が歌ったテーマ曲”I’ll Be Holding On”をはじめ、制作側でもあったTom Cruise(トム・クルーズ)がデキル俳優のHiroyuki Sanada(真田広之)のシーンをカットさせたという2003年の「The Last Samurai(ラスト サムライ)」などたくさんの映画音楽を手掛けています。
20年後の真田広之はハリウッドでテレビシリーズの「Shogun(将軍)」(字幕付き)の制作に名を連ね吉井虎永を演じてエミー賞を受賞する快挙を成し遂げました。 「柳生一族の陰謀」(1978年)のハヤテや「魔界転生」(1981年)の伊賀の霧丸が懐かしい。
これ、すごい楽しみな1本ですよ!
声優の顔ぶれもすごいし・・
ドリームワークスは最初のころの「アンツ」などでは、どうなることやら・・と思っていましたが、「シュレック」から安心して楽しんで見られるようになった気がします。
早く公開にならないかな~
anupamさん、いや~、アニメ通なんですね。 私はCG技術に関してはほとんど知識が無いので書いていても不安ですよ。
何の気無しに検索しててたどり着きましたが、ジュリアン役のsacha baron cohenが歌う”I like to move it move it”は、もともとREAL 2 REALというアーティストの曲だと思います。時期で言うとジュリアナとかディスコでテクノサウンドが流行ってた頃なので、もう10年以上も前の話ですが・・・ 当時とは若干歌詞が変わってるんですが、マダガスカルVerということなんでしょうね(笑) 公開が楽しみです。
”通りすがりの小僧”さま、貴重なコメントを有難うございます。早速加筆させて頂きます。 お忙しいでしょうけど、”通りすがり”とおっしゃらずに又いらして下さい。
主題歌の日本語バージョンは発売されてますか?
キャタピラーさん、イメージ曲ですがPANGが決定しているそうです。 詳細はこちら http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jul/o20050714_20.htm
最近は奥さまは魔女の松田聖子さんのように日本版のテーマ曲が聴けるようになりましたね。 賛否両論があると思いますが。
マダガスカル3のCMで流れてる、ブンブンブンブン言うてる曲の曲名を知りたいのですが
教えてください!
”ブンブンブンブン”がちょっと解りませんが、「マダガスカル3のCM」というのが普通の予告編なら「マダガスカル」の主題歌として有名な”I Like To Move It(踊るの好き好き)”ですが、目新しい曲というとサーカスのシーンで流れるChris Rock(クリス・ロック)の”Afro Circus”でしょうか。他にはYolanda Be Cool(ヨランダ・ビー・クール&Dカップ)が歌う”We No Speak Americano”(パッパラ☆アメリカーノ)が面白いです。