If You Love SOUL, You Have to ROLL!
「Roll Bounce(ロール・バウンス)」は2005年にMalcolm D. Lee(マルコム・D・リー)が監督した70年代のローラースケート・ディスコをテーマにしたコメディ映画です。 70年代のR&Bやソウルのヒット曲などのディスコ音楽がふんだんにサウンドトラックに使用されているからローラースケート好きとソウル好きにはたまりません。 ディスコ・ダンスで勝負したトラボルタのサタデー・ナイト・フィーバーのちょっとローラースケート版みたいなところもあり。 そういえば日本では80年代に登場した光GENJIというアイドル・グループがローラースケートで踊ったことから全国の少年たちにローラースケートが流行ったとか。
2002年に「Like Mike(ロスト・キッズ)」に出演した人気ティーンズ・ラッパーのLil’ Bow Wow(リル・バウ・ワウ)が主役のローラー・スケーター”Xavier ‘X'”を演じます。(Xavierとは宣教師のフランシスコ・ザビエルでも知られるバスク地方がオリジンの言葉で”新居を得た”という意味だとか、素晴らしい、小さい、ギャングなどという意味もあるそうです。 Xavier Cugat!)
70年代の後期のこと、ローラースケートで踊るディスコダンスの熱狂時代にシカゴ南部で地元のローラースケート場(Palisades Gardens)に君臨していたバウ・ワウが演じるXavier ‘X’(ザヴィエル又はザヴィアー、又はゼイヴィア・エクス)君と仲間はそのローラースケート場が閉鎖されてしまいローラースケートのキングはステイタスを失ってガックリしたものの、涙を振り切って大胆にも都会のSweetwater Roller Rink(スィートウォーター)に繰り出します。 当然そこにはスーパースターのダンサーや可愛い子ちゃんたちの存在があるわけで、ダサイ田舎流スケートを克服し、彼らに勝って取り巻きの可愛い子ちゃんもゲット!と男を賭けたローラーダンスのディスコ・コンテスト(Roller Jam Skate-Off)に勝負に挑みます。 自身たっぷりなザビエルだけど問題は女の子、幼なじみのトーリーちゃんか、都会のナオミちゃんか。 胸から下げた十字架にキッス!
「ロール・バウンス」のトレーラーはRoll Bounce Trailer – VideoDetective
アメリカでは2005年、ヨーロッパでは2006年に公開されましたが日本では未公開です。
Lil’ Bow Wow(リル・バウ・ワウ)
2000年にチビッコ・ラッパーとしてデビューしたバウワウの名前はハードコアなラッパーのSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が犬の鳴き声からLil Bow Wow(リル・バウ・ワウ)と名付けたそうです。 Bow Wow Wow!
リル・バウ・ワウはなんと5歳からラップをやっているそうで6歳にはスヌープ・ドッグの「Chronic Tour」に出演したとか。
Roll Bounce DVD
ページトップのリル・バウ・ワウの画像はアメリカのAmaozn.comで販売されている「Roll Bounce」のRegion 1(英語)DVDです。
こちらは2007年発売のバウ・ワウの「ロール・バウンス」DVDですが現在は入手困難になっています。
ロール・バウンス
Roll Bounce: The Album(2005)
ヒップホップとR&Bファンには必聴!2006年発売のサウンドトラックは音楽がフュージョン界の名ベーシストのStanley Clarke(スタンリー・クラーク)です。 1978年にリリ-スされたセカンド・アルバム「Elegant Chic」に収録されて全米Pop、R & B、Discoの3部門でNo.1を獲得したという超大ヒット曲であるChickのLe Freak、Johnny Guitar Watson(ジョニー・ワトソン)のSuperman Lover(スーパーマン・ラヴァー)やソウル歌手のBill Wither(ビル・ウィザース)のLovely Dayをはじめ、70年代の懐かしいディスコ・ミュージックやオリジナルのカバー・バージョンが沢山収録されています。 話題のBeyonce(ビヨンセ)がカバーしたWishin’ On a Starもあります。
Roll Bounce
♪ 試聴はRoll Bounce – レコチョク
※スタンリー・クラークはファンクミュージックの有名なベース奏者で、70年代にはジャズに傾倒しエレクトリック・ベースの名手として名をはせ、90年代からはサントラの作曲も手掛けています。
Stanley Clarke acoustic bass solo – School Days – YouTube
Johnny “Guitar” Watson sings Superman Lover
サントラで「スーパーマン・ラバー」を歌っているJohnny “Guitar” Watson(ジョニー・ギター・ワトソン)は70年代のファンキー・ソウルのミュージシャンです。
The Fast and the Furious: Tokyo Drift
「ロール・バウンス」の後のバウ・ワウは日本では2006年9月16日に公開される”ワイルド・スピード”シリーズの3作目「The Fast and the Furious: Tokyo Drift(ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT)」にその名もTwinkie(ガキ)!の役で出演しています。 「ワイルド・スピードX3」での日本人キャストとしてはJJ. Sonny Chiba(千葉真一)や若者に人気のセーラームーンのKeiko Kitagawa(北川景子)や、2003年に「ジョゼと虎と魚たち」と三島由紀夫シリーズの「春の雪」に出演したSatoshi Tsumabuki(妻夫木聡)も出演して東京で撮影されたスピード狂青春映画だそうです。 バウ・ワウはどこ? それにしても2001年の「ワイルド・スピード」でのウィリーでスタートのヴィン・ディーゼルがすごっ!
2006年9月16日公開のアクション映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」の予告編はThe Fast and the Furious: Tokyo Drift Trailer – Videodetective.com
2006年6月にアメリカで公開後Box Office Top 5に入ったほど人気です。 日本出身で2022年のAGTオーディションで会場を沸かせたスタンドアップ・コメディアンのAiko Tanaka(田中愛子)が出演しています。 ちなみに2001年のオリジナルのゼロヨン映画「The Fast and the Furious(ワイルドスピード)」にも出演したVin Diesel(ヴィン・ディーゼル)が主演するもっと過激な2009年のFast & Furious(ワイルドスピード4)は公開時にボックスオフィスでナンバーワンになっています。 「ワイルドスピード」シリーズでは潜入捜査官のブライアン・オコナー役で活躍したPaul Walker(ポール・ウォーカー)は実生活のスピードオーバー事故で2013年に急逝しました。(友人の運転)
☆ワイルドスピードX3のオリジナル・サウンドトラックは「The Fast and the Furious: Tokyo Drift」(キルビルにも出演したの60’sサーフ・サウンドであるTHE 5.6.7.8’sのThe BarracudaやTeriyaki BoyzのTokyo DriftやCho Largeや、Lambada風Tabooで知られるレゲトンのDon Omar(ドン・オマール)のConteoなど。 Salte!… サイテー!ではありません!)
Don Omar – Conteo – youTube
☆今世界でも人気、トウキョウドリフト! ”I see many many diamonds danglin…と歌われるTeriyaki Boyz(テリヤキボーイズ)のTokyo Drift(東京ドリフト)の歌詞はThe Fast and the Furious: Tokyo Drift by TeriyakiBoyz – Lyrics(”Japanese verse”の部分に日本語のラップが入ります。
「ヘイ! らっしゃい、おまちどうさま・・・JAPAN ICHIBAN!」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
(hey!, rasshai, omachido -sama, kenso mamire no kono machi no enso,
Damatta mamade ichdo tsuite oide, Sekai-jyu miryo suru-hodo ni gokana Japan ichiban…)
Tokyo Drift Music Video – YouTube
The Fast and the Furious 6 (2013)
ジャスティン・リンが監督する大人気の「ワイルド・スピード」シリーズの最新作は2011年の「Fast Five(ワイルド・スピード MEGA MAX)」に続き第6作目となる2013年の「The Fast and the Furious 6(ワイルド・スピード6)」でドミニク役でヴィン・ディーゼルが今回も出演します。
そして2015年にはさらにゴージャスなキャストで「The Fast and the Furious 7」として「Wild Speed: Sky Mission」が公開されます。 Jason Statham(ジェイソン・ステイサム)やKurt Russell(カート・ラッセル)やDwayne Johnson(ドウェイン・ジョンソン)に加えMichelle Rodriguez(ミシェル・ロドリゲス)やリュダクリスも。 ですがこの映画はポール・ウォーカーが撮影中に事故死したので途中からポールの兄弟などがボデイダブルを演じたり過去のポールの会話シーン映像からアニメーションにして音声を採取したりして制作されているのでポールの送別とメモリーとしても貴重かと思われます。 エンディングでポールに捧げられた曲は”See You Again”
そしてそして2017年、ほぼ同じ配役に加えCharlize Theron(シャーリーズ・セロン)とHelen Mirren(ヘレン・ミレン)が加わって「The Fate of the Furious(Wild Speed: Ice Break」が公開されますがこの先もシリーズは数本が制作されます。
70年代のダンス・ミュージックについてはHot’n Coolの記事 Seventies Dance Music
最新ニュース!
ブログ「Casa de NOVA」のlanovaさんから速報が入り、勤務先の高校にバウワウが一日校長として来校したとのこと。 詳細はlanovaさんのブログに写真もたくさん添えて記述されています。 リアルタイムのニュースですから読んで下さい。Dec. 7/Principal Bow Wow – Casa de NOVA in Deep South
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