The Most Relaxing Jazz Standards in the Universe
最近は生活が豊かになった反面、煩雑な仕事や人間関係でお疲れの方々を心身ともに癒す「ヒーリング」が流行っています。 リラクゼーションとしてはマッサージやアロマテラピー、又は瞑想用の音楽が人気です。
森林の香りやシンセサイザーの波の音も良いですが、私だったら、やっぱり、ジャズ!
2003年にアメリカで発売されたジャズ・コンピレーション・アルバム「The Most Relaxing Jazz」シリーズの第一弾が好評だったそうです。 価格が低いCDセットにもかかわらず、昔懐かしいジャズのスタンダード曲をWoody Shaw(ウディ・ショウ)、Sonny Stitt(ソニー・スティッツ)、Willis Jackson(ウィリス・ジャクソン)等一流のジャズメンが演奏しています。 ホットな演奏で有名なミュージシャンのレパートリーの中からスローテンポでムードのあるスタンダード曲を集めた2枚組みのCDセットです。 本当にCDタイトルの通り、リラックスしたい時のBGMには最適の選曲です。 これらのシリーズに収録されている曲の数々は本来ならばそれぞれのミュージシャン名義のアルバムで聴くはずですが、このシリーズだと違った演奏家で同じようなムードの曲が次から次へと流れてくるのでリラックス出来ますよ。
The Most Relaxing Jazz Standards in the Universe
ページトップの画像はこのシリーズで私が初めて聴いた2004年にリリースされたこのスタンダード集です。
Sonny Stittが演奏する私の好きなAngel Eyes、Cannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)がHorace Silver(ホレス・シルヴァー)と演奏するWillow Weep For Me、Nat Adderley(ナット・アダレイ)の Can’t Give You Anything But Love、Red GarlandのBody and Soul、Kenny BurrellのTenderlyなどなどですが、アルバム「More of the Most Relaxing Jazz Music in the Universe」にも収録されていますが、この「The Most Relaxing Jazz Standards in the Universe」のDisc 2の8番のBlue VelvetはWillis Gator Jackson(ウィリス・ゲイター・ジャクソン)とギターのPat Martino(パット・マルティーノ)が演奏しています。
アルバムの全曲試聴はMost Relaxing Jazz Standards In The Universe – Amazon.com
Jazz for Romantic Momentsを購入したのをつい忘れてこちらのも買ってしまいました!
iTunes Music Storeでは同じ曲を購入しようとすると警告が出るのですが、アルバムが違うとその限りではありません。
The Most Relaxing JAZZ music in the universe
2003年リリースのこのCDは都会の喧騒を忘れさせ貴方を癒してくれるようなジャズの選曲です。
John ColtraneのOnce In A While、Dizzy GillespieのStar Dust、Kenny BurrellのMy One And Only Love、Art FarmerのMaiden Voyageなどなど名曲を名プレーヤーが演奏します。
この他、Curtis Fuller Quintet、Tommy Flanagan、Benny Golson With Freddy Hubbard、Sadao Watanabe(ナベサダ)、Nat & Cannonball Adderley(アダレー兄弟)など豪華な顔ぶれです。
Most Relaxing Jazz Music in Universe
The Most Relaxing Jazz Piano in the Universe
カクテルでもいかが?
2005年リリースの名ジャズ・ピアニストの演奏がまるでピアノバーにいるかのような錯覚を起こさせるピアノ曲集です。 Duke Jordan(デューク・ジョーダン)のピアノで演奏するSonny Stitt(ソニー・スティット)の”Lover Man”が素晴らしい!
Hank JonesのRound Midnight、James MoodyのInto the Shadows、Duke JordanのSummertime、Horace Silver(ホレス・シルヴァー)とCannonball Adderley(キャノンボール・アダレイ)のWillow Weep For Me、MJQ(Modern Jazz Quartet featuring John Lewis)の美しい”Softly As In A Morning Surprise”、Duke Jordan(デューク・ジョーダン)のSummertimeの他にもErroll Garner(エロール・ガーナー)、George Shearing(ジョージ・シアリング)など、もう夢ごこち!
The Most Relaxing Jazz Piano in the Universe (2 CD SET)
しっとりと聴かせる低音のAndy Bey(アンディ・ベイ)が歌うAngel EyesやSamba De Orpheus、ジャズ・オルガンのJack McDuff(ジャック・マクダフ)が演奏するI Can’t Get Started などが収録されたThe Most Relaxing Jazz Guitar Music in the Universeなど、まだまだこのシリーズに類似したCDもあります。
The Most Romantic Jazz Music in the Universe
The Most Relaxing Piano Album in the World…Ever!
More of the Most Relaxing Jazz Music in the Universe
これらの他にも「The Most Relaxingシリーズ」のアルバムがありますからAmazon.co.jpやGoogleなどで検索してみて下さい。
Audio-Visual Trivia内の関連記事
Dizzy Gillespie
Erroll Garner
Willow Weep for Meについてはジューン・クリスティ
Tenderlyについてはサラ・ヴォーン
Body and Soulについてはコールマン・ホーキンス
Duke Jordan(デューク・ジョーダン)については危険な関係
Horace Silver(ホレス・シルバー)の関連記事はアンディ・ベイ
半分くらい知ってて、半分くらいわかりませんが、ピアノはほとんど聴いてますねえ。しばらくジャズも聴いてなかったけど、聴きたくなりました。koukinobaabaさんはマル・ウオルドロンはお好きですか?
NOVAさん、ビリー・ホリディの歌と共に忘れられないのがマル・ウオルドロンのピアノ。大好きですが、数年前に亡くなりましたね。月並みですがレフトアローンは素敵です。素材が揃えば記事にしたいのですが。