The Twisters: Picot, Pease, Hoerl and Isaak
♪ The Twisters – I’m Your Man (After the Storm) – YouTube
竜巻、参上!日本も直撃か?
70年代までの黒人ブルース(ブルーズ)好きのわたしは今時の白人のブルースには興味がない筈なのですが、Tab Benoit(タブ・ベノワ)やDr. Duke Tumatoe(ドクター・デューク・ トゥマトー)に続いて、カナダの白人ブルース・バンドのThe Twisters(ザ・トゥイスターズ又はツイスターズ)を紹介してしまいます。
※もちろん、The Twisters(ザ・トゥイスターズ又はザ・ツイスターズ)といっても60年代のエレキバンドのThe Twistersではありません。 ミシシッピのデルタブルース、シカゴ・シャッフル、ウエストコーストのジャンプブルース、ファンキーなルイジアナ・スワンプなどを網羅したようなブルースが「ザ・トゥイスターズ」の音楽だそうです。 わっかるかな? 昔ならツイスターズと呼ばれたことでしょう。
カナダではトップクラスのジャンプ・ブルースの4人組みバンドである”The Twisters(ザ・トゥイスターズ)”は2005年秋のPrince George(プリンス ジョージ)での公演に向かう途中に起こった小型トラックの事故により2001年からメンバーだったベース奏者のJames Taylor(ジェームズ・テイラー)を亡くしました。(ジェームズ・テイラーといっても70年代のシンガーソングライターやJames Taylor Quartetのジャズキーボード奏者のJames Taylorではありません) 全員が負傷した上にバンドのサウンドには不可欠なベースを失い、解散の危機にあったザ・トゥイスターズでしたが熱烈なファンの励ましを得て、その後、新しいバス奏者のKeith Picot(キース・ピコ)を迎え立ち直ったという経緯があります。 ロカビリーならぬ”Blues-a-Billy”の異名をとるオリジナルのジャンプブルースの曲に加えてノリノリの新曲も収録したNorthern Bluesアルバム”After The Storm”が2006年の秋にリリースされました。 このアルバムはピアノのKenny “Blues Boss’ Wayne(ケニー・ブルース・ボス・ウェイン)が参加していて”Thick or Thin”などではウェインのキーボードが聴かれます。
※33歳で惜しくも命を落としたベース奏者のJames Taylor(ジェイムス・テイラー)はトランペットやボーカルも担当したそうです。(70年代のシンガー・ソングライターのJames Taylorやジャズ・ファンクのJames Taylor Quartetのキーボード奏者ではありません)
The Twisters LIVE – YouTube
Kenny “Blues Boss” Wayne – YouTube
バンドのオリジナルメンバーでサンフランシスコ出身のDave “Hurricane” Hoerl(デイヴ・ハリケーン・ホアル又はハウル)はブルースハープ(ハーモニカ)とヴォーカルを担当していますが、ホアルの歌う”Honest to Goodness”は心惹かれる曲で、シカゴブルース界のチャート・トッパーの一人であるJimmy Reed(ジミー・リード)の1960年の代表曲”Baby what you want me to do”のようなビブラートが効いています。 ホアルは”Second Wind”でもブルースハープを吹いています。 ”Thick or Thin”の方はかなりロック調です。 音楽を初めマルチタレントのChris Isaak(クリス・アイザック)の弟だという30代のBrandon Isaak(Yukon Slim)はウエストコースト風なギター奏者兼ボーカリストでファンキーな”Nobody”などを歌っています。 事故当時は重症を追ったドラマーのMatt Pease(マット・ピーズ)は最新メンバーとはいえども20年ほどのドラマー・キャリアを持ちヴォーカルも担当しています。
今ならCanadian Independent Music AwardでBest Blues Albumを受賞したアルバム「Long Hard Road」が入手出来るという「ザ・トゥイスターズ」のカナダのオフィシャルサイトはThe Twisters Official Site
アルバム「Live at the Harvest Festival」はカナダのアマゾンにあるそうですが試聴は見つかりません。
The Twisters – Live At Harvest Fest – Amazon.ca
After The Storm
ページトップのCD画像は2006年の秋にリリースされたNorthern Bluesレーベルのアルバム「After The Storm」で日本では2007年に発売されました。
心地よくブルースに酔いしれているヴォーカルの数々を聴いてみて下さい。
試聴はAfter The Storm – Amazon.com
アルバム”After The Storm”での最後の曲”Bye Bye Bird”はSonny Boy Williamson 2(サニー・ボーイ・ウィリアムソン Ⅱ)のBye Bye Birdをカバーしたものだとか。
おっと~、コメント欄復活、おめでとうございます!
ん~、ぼくもですね、この辺はあまり詳しくないんですよ、すいません。
ちょっと試聴してみましたが、良さそうなバンドですね!
カナダのバンドという事ですが、昔からここはアメリカンルーツ・ミュージックへの憧れや想いが強い人たちが多いようですね。
“The Band”とかね、カナダ人が中心でしたからね。
あ、
ここに↓ありました。でも試聴なし・・・。
http://www.amazon.ca/Live-At-Harvest-Fest-Twisters/dp/B0001EJ6ZU/ref=sr_1_12/701-3715056-5927526?ie=UTF8&s=music&qid=1173360526&sr=1-12
トラックバック機能の早期復帰、ガンバレ~!
それにしても、スパムってやつ、いい加減にして欲しいもんですね! な~んも利益は無いってのにねぇ・・・。
ken-sannさん、情報を有難うございます。早速記事内にリンクさせて頂きました。
フランス映画のことだとフランスのアマゾンをチェックするのに、カナダのバンドだと紹介しながらカナダのアマゾンをチェックしませんでした。 怠慢なkoukinobaabaでした!