Original Motion Picture Soundtrack] (ASIN: B00175G6Q4) | Iron Man 2 [Score] |
Robert Downey Jr. as Iron Man: The New Hero!
前代未聞のニューヒーローが誕生! Robert Downey Jr.(ロバート・ダウニー・ジュニア)が”鋼鉄の男”となって蘇った! ロバート・ダウニーが鉄になるのではありません。 鋼鉄の武装アーマーを装着するのです。
ロバート・ダウニー・ジュニアがラスト・シーンではとうとうカミング・アウトしちゃいました! 「私がアイアンマンだ」
弱気を助け悪を挫く頼もしいヒーロー・キャラクターはHenry Cavill(ヘンリー・カヴィル)が鋼鉄の男(クリプトン星で生まれたスーパーマン、つまりクラーク・ケント)を主演する2013年の「Superman: Man of Steel(マン・オブ・スティール)」までまさに飽和状態ですが、さらに斬新なキャラクターが登場、今回はなんといってもヒーローがロバート・ダウニー・Jrなのです。 いままではちょっとなよっとしたナイーヴなイメージだったのですが、こんなに逞しいロバート・ダウニー・Jrは初めてです。 鋼鉄のヒーローといってもなんだか親近感を持てるキャラクターに思えます。 ロバート・ダウニー・Jrはこの映画のために鉄人用ボディを造りだすべく週五でウェイト・トレーニングと格闘技の練習に励み身体を鍛えたそうです。 スーパーマンみたいに公衆電話ボックスに飛び込んでマントを羽織って返信するのではなくて、アイアンマンはチタンとゴールドの合金で作られた甲冑のパワードスーツだから1体で約40kg強もある重装備なんだそうですがチタン合金のアーマーは、はいっ、飛べます!飛べます!
「アイアンマン」コミックの大ファンを自称するロバート・ダウニー・ジュニアがヒーローを演じる鉄仮面ならぬ”鉄男(てつおとこ)”、いや鉄人に期待しています。 とはいえ、これまでのナイーヴなロバート・ダウニー・ジュニアのファンだった私にとってこの飛躍は喜びと悲しみが混在しています。
ビーム! シュワッチッ! なんだかウルトラマンみたい。 いや、タマノイのお酢ロボットか。 どっちにしろカマキリみたいな顔。 でも、高度4万メートリで氷の付着が問題となりゴールド・チタン合金で改良されたアイアンマンのパワースーツの色は赤と金でおっされー!
ロバート・ダウニー・Jrが乗るドイツ製のレーシングカーのAudi R8(アウディ・R8)をはじめペッパーのS5やラストに登場するQ7などのかっこいい車は映画に協賛した人気のドイツのAudi(アウディ)自動車の最新モデルだそうです。
“Iron Man” and Audi cars – YouTube
Robert Downey Jr interview for Iron Man – YouTube
Warren Ellis’ superhero comics: Iron Man
2008年の実写版「アイアンマン」は、イギリスの作家であるWarren Ellis(ウォレン・エリス)がマーベル・コミックで書いた人気コミックの”Iron Man”の実写版ですが、CG特殊効果を駆使して迫力あるシーンが展開します。 ウォレン・エリスは1994年からコミックシリーズを書き始め、一時低迷したものの2004年には”Ultimate Fantastic Four”と”Iron Man”をMarvel(マーベル)コミックで書いたそうですが、現在もいくつかの雑誌で連載コミックを受け持っているらしいです。 「Iron Man」のアニメ版は日本でも1996年にテレビで放映されたそうです。
Iron Man Cartoon 1966 -YouTube
アニメで鉄人といえば1950年代の少年雑誌に「鉄人28号」というロボット漫画が登場し、その後テレビでも放映されていました。
「アイアンマン」はウォレン・エリスのコミックをマーベル・スタジオが製作、Jon Favreau(ジョン・ファヴロー)が監督した勧善懲悪のSFハイテク映画です。 監督のジョン・ファヴローは「アイアンマン」では武器商人のトニー社長に雇われたボクサー崩れの運転手として俳優としても出演していますが、2008年のクリスマス映画「Four Christmases(フォー・クリスマス)」でVince Vaughn(ヴィンス・ヴォーン)の兄弟レスラーのデンヴァーを演じるなどかなりの映画に出演しています。
会社の幹部でもありトニーの強い見方となる黒人の空軍中佐のRhodey(ジェームズ・ローズ)役は2004年に「Ray(レイ)」や「Crash(クラッシュ)」やラップを歌って話題になった「Hustle & Flow(ハッスル&フロウ)」に出演したTerrence Howard(テレンス・ハワード)ですが、もったいなくもギャラ問題で今回限りで、2012年にGeorge Lucas(ジョージ・ルーカス)が製作するオール黒人映画の「Red Tails(レッド・テイルズ)」には出演します。 2010年の「アイアンマン」続編ではテレンス・ハワードの代わりに「クラッシュ」で共演したドン・チードルが空軍中佐( U.S. air force Lieutenant Colonel)のJames ‘Rhodey’ Rhodes(ローディ/ウォーマシン)役で出演します。(子供たちはテレンス・ハワードじゃないからこれ誰?ですがなにげにドン・チードルがお気に入り) トニー社長のお持ち帰りの女の世話までやってのける有能な女性アシスタントのPepper Potts(ペッパー・ポッツ)がGwyneth Paltrow(グウィネス・パルトロー)などと豪華キャストです。 なんたってアカデミー主演女優賞受賞女優のグウィネス・パルトローがただのペッパーなんですが、トニー・スタークが密かに思いを寄せてるのも道理と思われる信じられないほど従順可憐、いや、かなり嫉妬深いが凄腕のアシスタントを演じています。(このシーンで流れる曲は”Suicidal Tendencies – Institutionalized”) 社長のご要望なら何でもすると明言するペッパーがトニーに頼まれて装着してあるペースメーカーのような半永久発電機(アークリアクター)を新型に交換する時に無機質だというが膿のような粘液がネバーッと手ペッパーの手にくっついて気味悪がります。(ネッチョネチョに観てる方も吐きそう。おえっ!) このArc Reactor(アークリアクター)の燃料となっている元素(パラジウム)が今後トニーの身体を蝕んでいくとは。
「アイアンマン」を監督したジョン・ファヴローは俳優として2003年の「Daredevil(デアデビル)」などに出演していますが、これまで製作総指揮と監督として数本の映画を手掛けています。 当初、「アイアンマン」のトニー・スターク役は英国俳優のHugh Grant(ヒュー・グラント)にオファーがあったそうなので、もし実現していればシニカルでユーモアタップリな英国風刺的「鉄人」映画になったのかもしれません。
日本未公開ですが1997年に216cmのShaquille O’Neal(シャキール・オニール)がハンマーを背負ってオートバイで疾走するアイアンズ役で主演した「Steel(スティール)」というアイロンマンと類似したプロットのDCコミックの映画化があり、”Man of Steel”のスティールは鋼鉄(鉄と炭素の合金)だそうですが、アイアンだと純粋の鉄でプラチナのように輝くそうです。 アイアンといえば、1967年から放映されたTVシリーズでRaymond Burr(レイモンド・バー)が主演した「Iron Side(鬼警部アイアンサイド)」というの車椅子の刑事が人気でしたが、ワイシャツなどのシワ延ばしに使用する家庭電気製品はアイロンでゴルフクラブはアイアンと呼ぶのはなぜでしょう。(ソーイング・マシーンをミシンと呼ぶがごとし??) ちなみに2010年に発表された米軍需製品の新型のパワースーツ(外骨格スーツ)を装着すると、空こそ飛べませんがロボットアームが30キロのものを投げるなど。 このスーツを身につけると普段の17倍の力が出て超人的な動きをするそうです。(価格は約1200万円だとか)
ちなみに2013年にはZack Snyder(ザック・スナイダー)が監督するスーパーマン映画「Man of Steel(マン・オブ・スティール)」が公開されるそうです。
Men of Steel
「鉄男」といえばMilton Sills(ミルトン・シルズ)が叩き上げの製鋼工のジャン役で最後に主演した1926年の「鉄腕の男」という映画があり、同時にハイソなお嬢さまと貧乏娘の二人(実は姉妹)に愛された主人公が殺人の濡れ衣を着せられ最後は本当の殺人犯に溶鉱を浴びせられるという悲惨なラストなのでこの映画ではアイアンマンは誕生しませんでした。 「Night After Night(夜毎来る女)」のMae West(メエ・ウェスト)と共演した「Klondike Annie(美しき野獣)」やJohn Wayne(ジョン・ウエイン)と共演した「The Quiet Man(静かなる男)」のVictor McLaglen(ヴィクター・マクラグレン)がピート役を演じています。
Tony Stark / Iron Man
トニー・スタークとは世を忍ぶ仮の姿が億万長者の道楽御曹司でプレイボーイなのか、今ここにアイアンマンがその全貌を現す! カミングアウト!
ロバート・ダウニー・Jrが演じる主人公のTony Stark(トニー)はハイテク武器製造会社(軍需産業)を父親から継承したエリート現経営者で、機械工学の天才でもあるのです。 原作での初期のベトナム戦争から今作では湾岸戦争という設定に変更した映画の「アイアンマン」では、アフガニスタンでトニーが社長となっているStark Industries(ハイテクノロジー企業)で開発した自社製品のミサイルのデモ(実演)最中にテロリストに襲撃され、榴散弾の破片が刺さって瀕死状態で無国籍のテロ集団に捕えらてしまいます。 トニー社長はその悪者テロリスト団の”The Ten Rings”から新兵器ミサイルの製造を要求されたのですが、そんな武器を渡してなるものかと、そのかわりに身を守る鋼鉄の鎧を作り上げたのです。 暫しも休まず、飛び散る火花、走る湯玉、トンテンカン!トンテンカン! ここがそこいらのヒーローとは違うところ、トニーは頭脳明晰、激しい労働にも耐えるタフガイ。 完成したアーマーを装着してテロの巣窟を抜け出す必死の戦闘(かなり苦戦)の後に初めて飛行に成功した時のアイアンマンには誰しもが歓声を上げるでしょう。 やったー、やったー、ヤッターマン! ありっ?
注!早い時期に私が観たアメリカ版ではこのシーンでブラックサバスの”Iron Man”だったと思ったが、著作権の問題なのか、日本で発売されたDVDで確認したら違ったし、当然テレビ放映でも違ったので再度アメリカ版を購入して確認したい。 とはいえ、日本語吹き替え版があまりにも寸詰まりなので驚き、これじゃ愉快な部分が減って面白くないんじゃ? DVDを購入したりレンタルする時はバージョンやランタイムなど商品の詳細を確認することを肝に銘じた。(とはいえ日本語版もアメリカ版と同じく126分なんだがな)
トニーはテロ集団の巣窟に捕らわれていたアフガニスタン人のインセン博士のお陰で胸に榴散弾の破片が心臓に達しないようにバッテリーを電源とするアークリアクター(電磁装置)を取り付けてもらい一命を取りとめた。 敵を欺くために武器の製造を請負いますが、鉄塊にされたミルトン・シルズとは違って、自身で造りだしたその武装鎧のお陰でアジトを脱出し、ロケットのように飛んで砂漠に突っ込み、ローディ中佐が所属する米空軍の救助で一応無事にアメリカに帰ったトニーでした。(これもアーマーの稼動時間を稼ぐため身を犠牲にして助けてくれたインセン博士のおかげでした) 記者会見の前にチーズバーガーを食べたトニーは自社製品が悪用(?)され多くの犠牲者を出したという悲劇の現実に目が覚めて、突如戦争武器の開発を中止する声明を出しプレス・カンファレンスに集まった人々を騒然とさせ、オバディアを唖然とさせたのです。 しかし時すでに遅し、トニーの企業では副司令官級だった人物、オバデヤ・スターン(オバディア・ステイン)が裏切っていたことが判明したのです。 まあ、会社を担うべき先代の御曹司がパジャマ・パーティーは開催しないもののヒュー・ヘフナーみたいな生活を送っているんじゃ造反もしたくなるっちゅうの。 オバデヤは背任行為をしても(これも駄目よ)売国奴になっちゃいけませんが、とりわけ、破片がささったままの心臓を守りアーマーの原動力となるトニーの心臓(磁気リング)を取っちゃ最悪です。 アフガニスタンの首領を死に至らしめた一時的に麻痺させるあの音波テーザー銃(ハイテク・ビーム機器)を耳に当ててトニーを麻痺させてオバデヤが抜き取った!(自分は耳栓をして、君の交響曲第九だと言いバッグに入れてアイアンマンガーに取り付けるため持ち去る) トニー、血管が黒く浮き出て顔面蒼白。
脱出した時に壊れた最初のアーマー(マーク1)の後、トニーは悪者どもと対決せんと、トニー自らが設計した最新鋭人工知能のJ.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)を駆使してさらに強いアーマー(マーク2)を開発して光り輝く金とチタン合金製の新型鉄鎧の研究に余念がありません。 設計図は悪人の手に渡らぬようプライベートに保管します。(後に最終形のマーク3を完成させる) アーマー製作はコンピューターJarvis(ジャーヴィス)を使用するのですがその最新テク満載の部屋にフィフティーズの懐かしきWurlitzer(ワーリッツァー社のジュークボックス)が見えるのはロックンロールが好きなロバート・ダウニーの好みなのかも。 人口知能のジャーヴィスといえば、そこらそんじょのホラー映画より怖いスタンリー・キューブリックが監督しKeir Dullea(ケア・デュリア)がボーマン船長役を主演したモノリスが有名な1968年の「2001: Space Odyssey(2001年宇宙の旅)」で木星探査宇宙船「ディスカバリー号」に搭載されたハイテクな読唇術まで出来る人口知能の制御コンピューター「HAL9000(ハル九千)」が暴走したことを思い出します。 最後にモノリス(スターゲイト)と胎児(スターチャイルド)が意味シン。 1980年代にDavid Hasselhoff(デビッド・ハッセルホフ)が主演したテレビシリーズの「Knight Rider(ナイトライダー)」にもK.I.T.T.(Knight Industries Two Thousand)が搭載されていました。 ちなみにケア・デュリアは1965年の「Bunny Lake Is Missing(バニー・レークは行方不明)」で消えた娘を探すシングルマザーの怖い(狂気の)兄を演じました。(レンネットを使用するイギリス料理のジャンケットを食べてみたい)
☆ところで我が家でチタン製品というとハンバーグをこねたりするクッキングカッターの刃がそうです。(氷を切っても刃こぼれなし!) お次は鉄製の3分の1という軽いチタン製のフライパン(中華鍋)が欲しい。
さて、出来上がった新型アイアンマンの装着シーンは圧巻です。 ギーッガシャ、ギーッガシャ! 新型アイアンマンの初飛行はすっげー! ありっ?り?り?
一人砂漠を歩いてる最中に空から味方のローズがやってきて奇跡的に生還したトニーはTen Rings(テロリスト)が人々を苦しめていることを知って新型鉄鎧を装着すると、それらを破壊すべく混乱のアフガニスタンに戻ったのです。 テロリストをやっつけてるアイアンマンが敵の未確認機と見なされて、なんてこったの手に汗を握る米空軍との雲上接戦。 トニーが接触して攻撃されたと思って飛び出したF22の空軍飛行士、パラシュートの事故を救ってやるアイアンマン。
闘え!ぼくらーの、アイアンマーン!
アフガニスタンの洞窟で製造した鎧は「The Iron Mask(鉄仮面)」みたいでかなりしょぼかったのですが、その鎧をトニーが突っ込んだ砂漠から掘り起こして再現を試みたテロリストはオバデヤ・スターンに取引を迫ります。(この辺りでオバデヤがテロリストを使ってトニーを亡き者にしようと画策したと判明)
Extremis Armor
ところで、ちょっと小耳にはさんだのですが、コードネームがExtremis(エクストレミス)という盗まれた新造ウイルス兵器(不滅の兵士製造用血清?)はいったいなんなのでしょう? 敵との闘いで致命傷を負ったスタークが神経系統に注入したというサイボーグ化(人間の皮膚とアーマーを一体化)させるハイテク・オーガニック・ウイルスのこと?
アイアンマンとしてヒーローにはなったものの、なにしろトニーは生身の人間だから悩みも人並みで、躁と鬱のはざ間で苦悶します。 ここがそこいらのヒーローとは違うところ、ナイーヴ、自己嫌悪、疑心暗鬼、時には酒もクスリ(?おっと、これはいけません)も必要に。 トニーを演じるロバート・ダウニー・Jrの人生とオーバーラップするようです。 「アイアンマン」のヒットでかっこいいロバート・ダウニーに若い層のファンが激増すること間違いない! 「トニー、あいしてるぅー」
上記の他にアイアンマンに関連のある映画タイトルでは、1931年にも同名のSF映画でグラマー女優のJean Harlow(ジーン・ハーロウ)が出演した”Iron Man(鉄青年)”があったそうですが、こちらは1916年にD.W. Griffith(グリフィス)の「Intolerance(イントレランス)」で助監督をした猟奇&ホラー映画「Freaks(怪物團)」のTod Browning(トッド・ブラウニング)の1932年の作品だそうです。
アイアンマンのあらすじ
映画の冒頭は、土埃の立つ荒れた山道を走る機関銃装備のトラックの列、酒の入ったグラスを片手に同乗の兵士たちと歓談するトニーは兵士と記念撮影、はい、ピース!(ブログには載せるなよ) この時、流れる曲はオープニング同様に2018年の「Death Wish(デス・ウィッシュ)」でも使用された「AC/DC – Back in Black」! そこへドッカーンと爆発。 いったい何ごとだ? まだ鉄人じゃないから恐怖で逃げ惑うトニー。 そのすぐ側で爆弾が爆発!自社製!! 胸に破片か、シャツが血だらけ。 気が付くと血だらけで銃に囲まれている。 こいつら、何言ってんだ??(フランス語はしゃべれるトニーだがアフガニスタン語やハンガリー語は知らない) テロリストたちにとってトニーはアメリカからやって来た大量殺人兵器製造の達人なのです。
ここでフラッシュバックで36時間前のラスヴェガス、授賞式が開かれトニーの生い立ちで天才ぶりが紹介される。 早々と父親の親友のオバデヤ・スターンも登場。 マサチューセッツ工科大学を卒業した途端、父ハワード・スタークが死亡、バック・トゥ・バックでスターク・インダストリーを引き継ぐことに。 トニー21歳にして最高責任者に就任。 アメリカ国家を守るべく武器業界で活躍するトニー・スタークは愛国者。 ピース! 仕事漬けで授賞式に現れなかったトニーはガールズとカジノ漬け。 お好みのドリンクはHot Sake(燗酒)。 やっぱ、刺身には酒だねと、はい、飲みます、飲みます。 熱燗と行ってもグラスですが。 それより新兵器ジェリコのプレゼンでアフガニスタンに向かうトニーの自家用機ではスチュワーデスがおしぼりをトングでつまんで差し出します。
テレビ放映ではシーンがカットされていると思いましたが吹き替え版DVDでもかなりのカット。(おかげでダメージ風組んず解れつはカットだから子供が見ても大丈夫だぁ)
☆ Back In Black”を演奏しているAC/DC(エイスィー・ディースィー)とは1973年に結成されたロックンロール・バンドで、Bon Scott(ボン・スコット)の事故死後のボーカルがBrian Johnson(ブライアン・ジョンソン)に代わった1980年のアルバム「Back In Black」のタイトル曲となっている。
イントロはエレキギターのゴッドファーザーと呼ばれて1950年代から活躍したLink Wray(リンク・レイ)の”Rumble”を彷彿させます。
Iron Man Fight Test Games – Marvel.com
現在は消滅しましたがアメリカのオリジナル「アイアンマン」のオフィシャルサイトですぐに流れる曲はサウンドトラックに収録されているRamin Djawadi(ラミン・ジャヴァディ)作曲の”Fireman”で当時は無料でダウンロードできました。(テロリストの洞窟で使用された曲、欲しくない?) 現在はhttp://projectc.net/ironman/のサイトでVideoを選択するとトレーラーが観られる他には写真がギャラリーで、Experienceではそれぞれのキャラクターの180度回転画像が見られました。(現在は不可)
同じく”Fireman”が流れる日本語版のオフィシャルサイトは「アイアンマン – Sonypictures」
我が家の子供たちに人気があるゲームはサイト内のアイアンマン GAME – Sonypictures
(左からアーマーを選んで好みの色に塗装、右下のTEST ARMERボタンをクリックすると貴方はアイアンマン! 追撃率が良いとトニー・スタークのファミリーに迎えられます)
予告編や映画のラストで流れる曲はイギリスのヘビメタバンドのBlack Sabbath(ブラック・サバス)が演奏する”Iron Man”で、1970年にリリースされたセカンド・アルバムの「Paranoid」からカットされたそうです。 映画のタイトルが”ブレイク寸前”という意味の2000年の青春ロック映画「Almost Famous(あの頃ペニー・レインと)」でロックグループの同行取材する15歳のロック評論家が最初に請け負ったインタビューがブラック・サバスでした。(演奏シーンはなくBGMのみ)
ブラック・サバスのアイアンマンは続編の「アイアンマン2」のトレーラーでもは使用されています。 ちなみにアメリカ版のDVDではブラック・サバスが劇中でも使用されていたと私は記憶しているのですが日本のDVDでは流れないという指摘がありました。(著作権の問題でしょうかラストだけだそうです) ブラック・サバスのアイアンマンはしばしば格闘技の入場シーンでも使用されるそうで、イントロのギターリフが耳から離れなくなります。 ちなみにブラック・サバスの”1970年のBlack Sabbath”は2008年のRolling-Stone(ローリング・ストーン)誌の選ぶ「100 Greatest Guitar Songs All Time(音楽史上で最も偉大な100人のギターソング)」のランキングで第17位に入りました。 2011年に開発が中止されたエアギター・ゲームの「Guitar Hero」にもエントリーしているみたい。
ちなみにブラック・サバスのボーカルは異常な環境に育ったアメリカのMarilyn Manson(マリリン・マンソン)にでさえ”かなわない”と言わしめたイングランド出身のOzzy Osbourne(オジー・オズボーン)で鳩や蝙蝠を食いちぎったとか。(ゴム製コウモリだったという噂も)
日本では夏休みに間に合わずに2008年9月の公開となりますが、9月27日の劇場公開にさきがけロバート・ダウニー・Jrが来日するそうです。
Robert Downey Jr. promoting Iron Man in Japan
Irom Man Trailer – IMDb
2010年4月に全米公開が決定している続編の「アイアンマン2」の後には続々編で肉体を強化再生させるエクストリミスをめぐる闘いを描いた「アイアンマン3」も予定されているとか。 2008年の「Transsiberian(暴走特急 シベリアン・エクスプレス)」でロシアの麻薬捜査官を演じたBen Kingsley(ベン・キングズレー)が古代中国のSun Tzu(孫子と呼ばれる兵法書)を学んだ史上最悪ヴィランというマンダリン役で出演、両手にはめた10個のパワーリングが持つそれぞれの意味は? 乞うご期待! ただのペッパー・ポッツが最強のペッパーになります!
本編「アイアンマン」ではラストのアイアンマンとアイアンマンガー(アイアンモンガー)の市街戦対決が見所です。 ラストのカミングアウトが衝撃です。 色々な武器も使用される暴力戦闘シーンは激しいです。 アイアンマンも鋼鉄アーマーを装着していない時には恋をします。 激しいです。 ヒーローが恋をする時にはお子さまの目を手でふさいどいて下さい。 でもブラック・サバサで有名な”Iron Man”のインストバージョンが流れるラストのエンディング・クレジットでは最後まで目をバッチリと開けていて下さい。 長い長いエンディングロールの最後に謎の人物が登場する由の日本語テロップが流れて映画には登場しなかった有名人のカメオ出演があります。 「私がアイアンマンだって?」(「アイアンマン2」にはバッチリ登場する片目に眼帯! (S.H.I.E.L.D.長官) 柳生十兵衛?) びっくり仰天! Iron Man(アイアンマン)のTony Stark(トニー・スターク)は2008年の「The Incredible Hulk(インクレディブル・ハルク)」の最後で「アイアンマン」より一足お先にカメオ出演しています。(これは公然の秘密でした..アヴェンジャーズ!) 2008年の「ハルク」ではEdward Norton(エドワード・ノートン)が科学者ブルース・バナー(ハルク)を演じ、なんと特殊部隊員を演じるTim Roth(ティム・ロス)も怪物になります。 インテリ超人対決! 映画の冒頭にバナーにピザで容易く買収される大学の警備員を演じているのが1970年代にテレビ・シリーズ「超人ハルク」で変身後のハルク役だったLou Ferrigno(ルー・フェリグノ)です。(2003年のハルクでも) おまけの情報、ハルクの変身時にズタズタに破れるシャツと違って紫ズボンが趙伸縮性なのはちびっ子観客を考慮しているのだとか。 テレビで毎回観ていた私は窮地に陥ったバナーの目が光って超人に変わる時のシャツのビリビリが 楽しみでした。
Iron Monger / Obadiah Stane
トニーの会社の幹部で敵となるアイアン・マンガー(鋼鉄の破壊者) / オバデヤ・スターンを演じるのはJeff Bridges(ジェフ・ブリッジス)です。 アイアンマンガーが初めて姿を見せて、5人の捜査官とオバデヤを逮捕しにきたペッパーがセクション16で襲われそうになるシーンはマジ怖い! とてつもなくデカイから迫力満点です。(吹き替え版ではなぜか怖くない)
Jeff Bridges
映画「アイアンマン」への出演に臨んでコミックを読んだジェフ・ブリッジスは役作りのために頭を剃ってあごひげを生やしたそうです。 身長185cmのジェフ・ブリッジスが演じる億万長者の企業家でThe Iron Monger/Obadiah Stane(オバデヤ・スターン)はアイアン・マンガー・スーツを装着し頭脳的戦略を得意とするアイアンマンの敵となる悪者です。 この”Iron Monger”の撮影用特殊ロボットは優に3メートル高の360kg強の重さで5人がかりで操作するそうです。 正直言って女優のメグ・ライアンと同じ173cmのロバート・ダウニーのアイアンマンよりアイアンマンガーの方が迫力があります。 なんたって凶暴なんだから。
トニーがハイテク・アーマーの研究に余念がない時、訪ねて来たオバデヤ・スターンがほんの数小節ほどですがピアノを弾いています。 この曲は私には分かりませんが1984年の映画「Amadeus(アマデウス)」に描かれていたようにWolfgang Amadeus Mozart(モーツァルト)に嫉妬して毒殺したとされるイタリアの作曲家のAntonio Salieri(アントニオ・サリエリ)が作曲したクラシック曲”Concerto In Do Maggiore”なんだそうで、この先の展開を暗示しています。 ジェフは1989年に音楽を洒落た映画「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」でも兄のボー・ブリジスとジャズピアニスト役で初共演しピアノ・デュオやデュエットをしました。 Dave Grusin(デイヴ・グルーシン)のサントラが素晴らしかった。
ともかくこの映画「アイアンマン」の破壊者The Iron Mongerでジェフ・ブリッジスが悪役として人気爆発間違いない!
☆ジェフ・ブリッジスといえば1974年にアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされClint Eastwood(クリント・イーストウッド)と共演し、Michael Cimino(チミノ)が監督して大ドロ小ドロコンビを描いた「Thunderbolt and Lightfoot(サンダーボルト)」で可愛い女装がお似合いのライトフット役を軽妙に演じていましたがラストは悲しい。 私が劇場で観た映画は1986年に「Salvador(サルバドル/遥かなる日々)」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたJames Woods(ジェームズ・ウッズ)と競演した1984年の「Against All Odds(カリブの熱い夜)」でした。 金のためににわか探偵となったロマンティックな好漢がその20年後に悪漢のThe Iron Monger(アイアン・マンガー)になるとは想像に難し。 「カリブの熱い夜」のラストにイギリスのシンガーソングライターのPhil Collins(フィル・コリンズ)が歌った”Against All Odds (Take A Look At Me Now)(見つめてほしい)”がヒットしました。 「カリブの熱い夜」の後は1989年にMichelle Pfeiffer(ミシェル・ファイファー)がボーカルでジャズピアニスト・デュオを描いた映画「The Fabulous Baker Boys(恋のゆくえ)」で兄のBeau Bridges(ボー・ブリッジス)と兄弟を演じています。 若かりしSandra Bullock(サンドラ・ブロック)が消えた恋人役で登場し、ジェフが「凶器は妄想だ」と悪の証明のために狂気の犯行に及んだ教授を演じた1993年のサスペンス「The Vanishing(失踪)」は好みではないですが、1995年には日本未公開の西部劇の「Wild Bill(ワイルド・ビル 荒野のガン・ファイター)」で「The Big Easy(ビッグ・イージー)」や「Sea of Love(シー・オブ・ラブ)」など一連の話題作に出演したセクシーなEllen Barkin((エレン・バーキン)と共演しました。 2001年の「K-PAX(光の旅人 K-PAX)」では皮ごとバナナを食ったKevin Spacey(ケヴィン・スペイシー)に気を取られていて精神科のDr. Mark Powell(マーク・パウエル医師)を演じたジェフ・ブリッジスは余り記憶にありません。 ケヴィン・スペイシーはバナナを皮ごとですよ、「Splash(スプラッシュ)」でロブスターを殻ごと丸かじりしたDaryl Hannah(ダリル・ハンナ)もすごかったけど。 「アイアンマン」でオバディア・ステインを演じたジェフ・ブリッジスは波に乗って絶好調! 2009年に「Crazy Heart(クレイジー・ハート)」で製作総指揮に名を連ね主演したジェフ・ブリッジスは初老のカントリー歌手を演じてアカデミーの主演男優賞を受賞。 ジェフ・ブリッジスがテーマ曲の”The Weary Kind”を始め”Hold On You “や”I Don’t Know”などを歌っていますが、Ryan BinghamとT Bone Burnett等がアカデミー賞の歌曲賞を受賞しました。(Ryan Bingham as Tony Performs The Weary Kind) 2010年には1969年の西部劇「True Grit(勇気ある追跡)」(ジョン・ウェインが保安官を演じてアカデミー賞受賞)のリメイク映画「True Grit(トゥルー・グリット)」(本当の勇者という意味)でジェフ・ブリッジスは片目黒パッチの酒飲みの型破りな保安官コグバーン役でMatt Damon(マット・デイモン)と共演する他、1982年のディズニー映画「TRON(トロン)」の続編「TRON: Legacy(トロン:レガシー)」でデジタル界のカリスマであるケヴィン・フリン/クルー役で出演しています。 「グリット」でジェフが演じる保安官の悪漢4人を相手に対決、口に馬の手綱を咥えて二丁拳銃は超かっこいい。 そして同年1982年にホラー映画「シャイニング」でニコルソンの妻を演じたShelley Duvall(シェリー・デュヴァル)が手がけたテレビのシリーズ「フェアリー・テール・シアター」内のエピソード「ラップンゼル」にジェフ・ブリッジスが登場します。(ジーナ・ローランズが魔女母) 惜しくもシェリー・デュヴァルは75歳、2024年に糖尿病からの合併症で亡くなりました。
Robert Downey Jr.
Robert Altman(ロバート・アルトマン)監督がヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した1994年の超長編オムニバス映画の「Short Cuts(ショート・カッツ)」にはタマゴ移動のマジックをご披露したJack Lemmon(ジャック・レモン)からピエロで画家のJulianne Moore(ジュリアン・ムーア)のヌードモデルを引き受けたその妹のMadeleine Stowe(マデリーン・ストー)まで20人以上の有名俳優陣が出演していますが、ロバート・ダウニー・Jrはメーキャップ・アーティストのビル・ブッシュ役で出演しています。 「ショート・カッツ」は害虫駆除の薬剤空中散布に始まり地震で終わる間に狂気に陥る人々を描いた群像劇です。 ハードバップ・ピアニストのHorace Silver(ホレス・シルヴァー)が作った”Nothing Can Stop Me Now”や、エンディングで使用されたPeggy Lee(ペギー・リー)とDuke Ellington(デューク・エリントン)の合作だという”I’m Gonna Go Fishin'”を”Prisoner Of Life”も歌ったイギリスのジャズ歌手であるAnnie Ross & the Low Note Quintet(アニー・ロスとロウ・ノート・クインテット)のバージョンで収録したサウンドトラックが話題だったとか。
ロバート・ダウニー・Jrはお茶の間では2001年からテレビで放映されたAlly McBeal(アリー・myラブ)の4シーズンにアリーの恋人として登場して知られるようになりましたが麻薬がらみで行方不明、その後、日本未公開でしたがフィフティーズのヒット曲が満載の2003年の「The Singing Detective(歌う大捜査線)」で蘇りました。 幻覚では私立探偵フィリップ・マーローで現実では汚い皮膚病に侵された推理小説家を演じましたが、歌が大好きで自身のアルバムもリリースしているロバート・ダウニー・Jrは映画でもたくさん歌っています。 2006年に「奥さまは魔女」のNicole Kidman(ニコール・キドマン)がフリーク・フェチの写真家を演じた「Fur: An Imaginary Portrait of Diane Arbus(毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト)」で海の藻屑と消えた謎の毛むくじゃら男を演じたロバート・ダウニーはその後、「The Shaggy Dog(シャギー・ドッグ / 僕はむく犬のリメイク)」で悪い科学者なのになぜか人気のキャラクターだったマーカス・コザック博士を演じています。(犬の化けの皮がはがれると行動が犬そのもの)
ロバート・ダウニー・ジュニアのファンならニコール・キドマンが吸ったビニール・マットの空気を一口でも吸いたいことでしょう。 あぁ、切ない。
さて、大ヒットの「アイアンマン」の後には同じく2008年のDreamWorks(ドリームワークス)配給のセリフが超下品な偽戦争映画ドキュメンタリーで「The Crystal Method(クリスタル・メソッド)」の”Name of the Game”が使用された「Tropic Thunder(トロピック・サンダー/史上最低の作戦)」はコメディ映画です。 2006年の「ナイトミュージアム」や2001年の「ズーランダー」出演や「マダガスカル」でライオンの声を担当するなど数多くのコメデイを手掛けてきた監督のBen Stiller(ベン・スティラー)が出演し、1986年の「Platoon(プラトーン)」でWillem Dafoe(ウイレム・デフォー)がラストで両手を天に伸ばしたシーンのパロディを2度も再現しています。 何にせよスティラーのズーランダーが完結したかような内容。 話題の2007年のアニメの「Kung Fu Panda(カンフー・パンダ)」でポーの声を担当したJack Black(ジャック・ブラック)とロバート・ダウニー・Jrも「アイアンマン」よりさらにぶっ飛んだ黒人軍曹のカーク役で出演しています。 「フールズ・ゴールド」のマシュー・マコノヒーや「ガーフィールド」のジェニファー・ラヴ・ヒューイットの他、なんと、誰?という異色のご面相でプロデューサを演じる「トップガン」のトム・クルーズなどが出演する”ジャングルで大チョンボ!” そして2009年と2011年には「Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ)」(2011年の続編「シャドウ ゲーム」ではダウニーが女装)、2010年にはロバート・ダウニーがピーター役で主演する「Due Date(デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~)」、2014年に米誌ピープルの世界で最もセクシーな男に選ばれたChris Hemsworth(クリス・ヘムズワース)がロキ(Tom Hiddleston)の兄ソーを演じた2012年の「Marvel’s The Avengers(アベンジャーズ)」と飛ぶ鳥を落とす勢いのロバート・ダウニーはとどまる所を知らないようです。(もちろん1998年にユマ・サーマンが出演した「The Avengers」のことではありませんが「ハート・ロッカー」で爆発物処理班のリーダーを演じたJeremy Renner(ジェレミー・レナー)がクリント・バートン(ホークアイ)役) ちなみにアヴェンジャーズの中で一番人気は勿論アイアンマン(ロバート・ダウニーJR.)ですが2番はロキ(トム・ヒドルストン)です。
さて「トロピック・サンダー」の音楽は2005年に「Fun with Dick and Jane(ディック&ジェーン 復讐は最高!)」や2006年の「The Devil Wears Prada(プラダを着た悪魔)」でも音楽を担当したTheodore Shapiro(セオドア・シャピロ)ですが挿入曲はLudacris(リュダクリス)の”Get Back”などちょいダーティ(下品)なヒップホップやラップ。
「デュー・デート」の冒頭に使用されている曲は Sam & Dave(サム・アンド・デイヴ)のソウル感たっぷりの”Hold On I’m Comin'”ですがドライブのシーンではロンドン出身のサイケデリックなバンドだったPink Floyd(ピンク・フロイド)の気だるい”Hey You”でした。 「デュー・デート」の音楽を担当したChristophe Beck(クリストフ・ベック)は2004年の「ガーフィールド」、2005年の「エレクトラ」、2009年の「ピンクパンサー」シリーズなどの他、トッド・フィリップス監督の「ハングオーバー」シリーズを手掛けました。
Iron Man (2008) DVD
アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
2009年12月に発売された特典DVD(ディスク2)付き「アイアンマン」DVDです。
アイアンマン2 [DVD]
こちらは2012年7月に発売された「アイアンマン2」のDVDです。
ブルーレイの「アイアンマン [Blu-ray]」(ASIN: B003JDVGK8)や「アイアンマン2 [Blu-ray]」(ASIN: B005FOOFDY)も発売されます。
Iron Man: Extremis Premiere Book
2006年に発売されたWarren Ellis (著)の英語版のハードカバー本は「アイアイマン」鎧のデザインも手掛けたAdi Granovが描いたまるでCGIのようなイラストが素晴らしい。
「Iron Man: Extremis Premiere」(ISBN-10: 0785116125)
Iron Man & Iron Man 2 Soundtracks
ページトップの左の画像は「アイアンマン」のサウンドトラックで、右は「アイアンマン 2」のサウンドトラックです。
現在は品切れのようですが、2008年9月発売の国内盤「オリジナル・サウンドトラック『アイアンマン』」
♪ 試聴はオリジナル・サウンドトラック アイアンマン – TOWER.jp
映画ではハードでヘヴィーなヘヴィメタやパンクの曲が使用されましたが、ジョン・ファヴロー監督の注文でビートのきいたギターを取り入れた迫力のある音楽は2005年のTVシリーズのバイオレンス・ドラマ「Prison Break(プリズン・ブレイク)」でお馴染みのRamin Djawadi(ラミン・ジャヴァディ)の作曲です。
イギリスのヘビメタバンドのBlack Sabbathが演奏する一度聴いたら忘れられない”Iron Man”は映画で使用されましたが収録されておらずアニメのテーマ曲の”Iron Man”やラミン・ジャヴァディのスコアの”Iron Man”などが収録されています。 「アイアンマン2」のサントラはJohn Debney(ジョン・デブニー)のスコアです。 ジョン・デブニーは「Sin City(シン・シティ)」をはじめDanny Trejo(ダニー・トレホ)の「Predators(プレデターズ)」や「Machete(マチェーテ )」のようなアクション映画だけでなく、「Chicken Little(チキン・リトル) 」や「The Ant Bully(アント・ブリー)」などのアニメの音楽も手掛けています。
♪ 「アイアンマン2」の試聴はIron Man 2: Original Motion Picture Score (Soundtrack) – Soundtrack.net
☆映画「アイアンマン」で使用されたハイテク機器で私が欲しいのは人工知能の助手のJ.A.R.V.I.S.(ジャービス)、じゃなくて空飛ぶ鎧やビーム、じゃなくってPCです。 女性アシスタントのペッパーがオフィスでトニーから預かったファイルをコンピューターで開いている時、アフガニスタン語でしゃべっているのを即、Translate(翻訳)ボタンを押して母国語に音声を変えたのです。 この機能さえあれば言語の違うビデオや映像などを観るのに助かります。 過去に多言語を通訳できるシステム通訳機としてテレビのSFシリーズ「Star Trek(スタートレック)」に登場したようですが、当面は英語とスペイン語の間の通訳のみという「グーグル・カンバセーション」のウエブサービスが始まるとか。 これは音声なんでしょうか、一般の翻訳機能もいまいちだから質がさらに低下するなんてことにならないといいけど。
Iron Man 2 (2010)
2010年初夏、ボックスオフィスでダントツ1位輝いた「アイアンマン2」は日本でも2010年6月公開です。 前作でトニー・スタークの親友兼ボディガード兼運転手のHogan(ホーガン)役を演じた監督のジョン・ファヴローなど同じ顔ぶれの配役陣に加えて前回はカメオだったNick Fury(ニック・フューリー)役を演じた柳生十兵衛風アイパッチのSamuel L. Jackson(サミュエル・L・ジャクソン)をはじめ、ローディ大佐を演じたテレンス・ハワードに代わり「クラッシュ」で共演したDon Cheadle(ドン・チードル)、ボデコンのロシア人スパイだったBlack Widow( ブラック・ウィドウ/ナタリー)役のため赤毛に染めたScarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)、受刑者の刺青検証にロシアの刑務所まで見学したというウィップラッシュこと武器商人のIvan Vanko(イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ)役のMickey Rourke(ミッキー・ローク)がトニーが参加しているモナコのレース会場に現れて両手から発する電流のムチを振る!などと、これでもか!といった強烈な出演者が勢ぞろいして益々パワーアップ。 もっとすごい悪役の登場でもっとド派手な「アイアンマン」続編となりました。
ドン・チードルがローディを演じる2010年の「アイアンマン2」ではセクシーなお姉さんを追加してScar-Jo(スカーレット・ヨハンソン)が演じるNatalie Rushman(ナタリー)が登場しますが、前回のアイアンマンガーに代わってMickey Rourke(ミッキー・ローク)のロシア人のIvan Vanko(イワン)やSam Rockwell(サム・ロックウェル)のJustin Hammer(ジャスティン・ハマー)が悪者を演じます。 これらの悪者がすごい! 元ストイックなセクシーガイのミッキー・ローク、そして2009年の「Moon(月に囚われた男)」で二人のクローン人間を演じて演技力抜群のサム・ロックウェル!(2017年にはフランシス・マクドーマンドがアカデミー賞の主演女優賞を受賞した「スリー・ビルボード」で助演男優賞を受賞)
Avengers Assemble!
トニーは秘密のイケ面バンド(シールズではなくS.H.I.E.L.D.隊)への参加はご免だと言いますが、インフィニティ・フォーミュラ(病原体の血清)を接種した黒アイパッチの格闘家で戦闘家のNick Fury(ニック・フューリー)はもちろんサミュエル・L・ジャクソンです。 前回はエンディング・クレジットの後にチラリと登場しトニースタークにアベンジャーズ結成について話しただけでしたが、今回はトニーの秘書となったナターシャ(ナタリー)のボスでもありなにかとトニーにアドバイスを与えます。 「アイアンマン2」では監督のジョン・ファヴローが全作に続きトニー社長の運転手兼ボディ・ガードのHappy Hogan(ハッピー・ホーガン)役で出演シーンが増えています。 悪者とはいってもミッキー・ロークが演じるロシア人科学者のイワンが今回は悪徳商人のハマーに搾取されます。 物理学者のイワンの父(Igor Vanko ?)、アントン・ヴァンコは原作では初代クリムゾン・ダイナモだそうですが映画ではトニーの父親と共同開発したアークリアクターのことで裏切って強制送還されてシベリア送りとなりスターク・ファミリーを恨んで酒びたりの挙げ句に死亡したので息子のイワンが復讐しにやってきたようです。 トニー・スターク(アイアンマン)の父親のHoward Stark(ハワード・スターク)が過去のビデオ映像で顔を見せますが、2007年から放映されているウィスキー・グラスがお洒落なTVシリーズの「Mad Men(マッドメン)」にロジャー役で出演しているJohn Slattery(ジョン・スラッテリー)が演じています。
音楽はラミン・ジャヴァディからJohn Debney(ジョン・デブニー)に代わっていますが「アイアンマン2」のサントラには今回もAC/DCが使用されています。
Iron Man 3
2013年には「アイアンマン 3」が制作されますが、見どころはラストでトニー・スタークが心臓手術を受けるシーンでしょうか。 ファヴローは監督を降りてボデイガードのハッピー役を演じるにとどまり、監督はShane Black(シェーン・ブラック)に代わりました。 アイアンマンのロバート・ダウニーやペッパーのパルトロウは降りるわけにはいきません。(ローディも健在) そして格闘技好きと思われたジョン・ファヴローは2014年に監督及び脚本そして主演するという「Chef(シェフ 三ツ星フードトラック始めました)」で解雇されたシェフとして笑えるフード・ファイトを繰り広げます。 アイアンマンのダウニー・ジュニアやブラック・ウィドウのスカーレット・ヨハンソンも登場! あなたも美味しいキューバン・サンドいかが? 猛暑下のトラックに乗った3人がズボンの中にコーンスターチをふり撒くシーンが笑える。 それにしてもただのセクシー美女で終わらずアクション女優となったヨハンソンは2017年には「Snow White(スノーホワイト)」のルパート・サンダーズが監督する「Ghost in the Shell(ゴースト・イン・ザ・シェル)」で一部自分の脳を持つ女性型の義体メジャー近未来の捜査官”少佐”、ゴーストのような(少佐ロボット)を演じます。(士郎正宗のSFアニメ作品は「Ghost in the Shell(攻殻機動隊)」)
Iron Man 2 – Official Site – Marvel.com
Iron Man 3 – Official Site – Marvel.com
特撮リボルテック SERIES No.036 IRON MAN MARKIII
我が家のアイアンマン
「アイアンマン」の大ファンとなった小さい子供達は「アイアンマン2」にも大興奮。 スパイダーマンは両手から強力なクモの糸を発しますが、もっと衝撃的な電流鞭を振り回す悪役Whiplash(ウィップラッシュ/イワン)には子供達も目を見張りけっこう人気です。(日本のウルトラマンには電流を放つ怪獣あり) 映画の後半の町でドローン・ロボットが暴れているシーンで子供のなりきりアイアンマンが本気で手をかざしている後ろに本物のアイアンマンが助っ人に現れてビームを発射! 子供に「おみごと!」と言い残して去るところがいたくお気に入りです。(自分のところにも来てくれるかもと期待) それとアイアンマンのアーマーを装着してエキスポに登場したトニー・スタークが、「おしっこはアーマーの中で…こんな風に ブルッ」と言ったのを聞いたせいか寝る時だけ装着しているオムツ・アーマーにおしっこをする子が出ました。 4歳児は「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆(ゆばあば)に馴染んでいたのでイワン・ヴァンコ(ウィップラッシュ)を”湯バンコ”と呼んでいますが2歳児はバンバンバンコと呼んでいます。(「アヴェンジャーズ」の超人ハルクのことはハル君) なぜかイワンの父親が死んだ時の悲しみの「ウオー!」のシーンでは共感して一緒に叫びます。
ですが、「アイアンマン3」は”マンダリン”と言っただけで特に反応なし。
Iron Man 3 Original Motion Picture Soundtrack
「アイアンマン 3」の音楽はBrian Tyler(ブライアン・タイラー)ですがクリスマスの時期が舞台なのでいくつかの場面でラテンバージョンの”ジングルベル”が流れます。 Dwight Yoakam(ドワイト・ヨーカム、又はヨアカム)が歌うカントリー・バージョンの”Santa Claus Is Back in Town”も聴けます。 ちなみにドワイト・ヨーカムは1980年代から1990年代にセクシーなニュー・カントリー歌手として人気を誇っていました。 現在でも音楽活動は続いていますが1992年の「Red Rock West(レッドロッ)」を皮切りに演技力が評価された1996年の「Sling Blade(スリング・ブレイド)」から、2002年の「パニック・ルーム」や2006年の「Crank(アドレナリン)」、2008年のコメディ「Four Christmases(フォー・クリスマス)」や2021年の「クライ・マッチョ」などなどに出演しています。
♪ Santa Claus Is Back in Town – Dwight Yoakam – YouTube