ジュールス・ダッシンの公民権運動映画 Uptight! (1968)

Jules Dassin (1911 – 2008)
「UPTIGHT」又は「Up Tight!」は赤狩りでアメリカを去ったジュールス・ダッシン(1911年-2008年)が再びハリウッドで監督したスリリングな1968年の社会派映画で監督自身が脚本も手掛けています。 人種の不平等と闘う公民権運動がテーマのこの映画は1968年に短期間劇場公開された後、サントラ以外は忽然と消え失せたという幻の作品だそうです。 当時はDVDなど全くリリースされず、驚くべきことに噂では映画関係者だけでなく監督のジュールス・ダッシンでさえビデオを手にしていなかったそうです。 恐らく映画の撮影が終った時にキング牧師(Martin Luther King, Jr.)暗殺が起こったために制作及び配給元のParamount(パラマウント映画会社)もしくは映画が黒人国家主義者たちを扱っているために政府筋がこの作品を引っ込めたのでしょうか。(「アップタイト」は評論では絶賛されても興行的にも問題ありだったかも) 日本では黒人で通用していましたが現在はAfrican Americans(アフリカ系アメリカ人)と呼ぶのが主流のようです。
実際にキング牧師暗殺の直後に警察側の鎮圧の効果もなくブラックパワーが爆発し武器倉庫から戦闘用武器が強奪されたのでしょう。
お蔵入りの新しいところでは2001年9月にニューヨークで同時多発テロが起こった直後にはビルの爆破シーンが問題ありとしてお蔵入りとなった2001年の「Swordfish(ソードフィッシュ)」といった例もありました。
1965年に暗殺された過激な黒人解放指導者のMalcolm X(マルコムX)に続き、アフリカ系アメリカ人(黒人)で非暴力的で融和的な公民権運動の指導者であったMartin Luther King Jr.(マーチン・ルーサー・キング・ジュニア)が1968年に暗殺されてしまいました。 その事件の直後の雰囲気をこれほどリアルに伝えた映画はこの「Uptight」以外には他にはないと云われています。 1963年にはベトナム反戦運動で知られたフォークソング・グループのPeter, Paul and Mary(ピーター・ポール&マリー)が参加して”If I Had a Hammer(天使のハンマー)”を歌ったワシントン大行進があり、この時にマーティン・ルーサー・キングが演説した”I Have a Dream(私には夢がある)”が後世に伝えられました。 ちなみに1978年にはゲイの権利活動家だった白人のHarvey Milk(ハーヴィー・ミルク)が暗殺されたことにより同性愛者たちのホワイト・ナイトの暴動へと発展しました。 2008年の映画「Milk(ミルク)」ではSean Penn(ショーン・ペン)がハーヴィー・ミルクを、ミルクの片腕となったクリーヴ・ジョーンズをEmile Hirsch(エミール・ハーシュ)が演じています。
100年も前に奴隷廃止によりアメリカ合衆国の黒人は自由の身となった筈でした。 が、1876年から1964年頃に布かれた奴隷制維持のJim Crow law(ジム・クロウ法)が1967年にやっと廃止されるまで黒人差別はひどかったそうです。
ちなみに公民権運動映画というとドキュメンタリーも多いのですが、黒人容疑者とその白人弁護士を描いた1962年の「To Kill a Mockingbird(アラバマ物語)」、黒人と白人の結婚問題を扱った1967年の「Guess Who’s Coming to Dinner(招かれざる客)」、行方不明の公民権活動家を追うFBI捜査官をテーマにした1988年の「Mississippi Burning(ミシシッピー・バーニング)」、白人主婦と黒人メイドの絆を描いた1990年の「The Long Walk Home(ロング・ウォーク・ホーム)」、黒人解放運動のリーダーの伝記的な1992年の「Malcolm X(マルコムX)」、公民権運動家を射殺して無罪放免となった白人至上主義者の20年後を描いた1996年の「Ghosts of Mississippi(ゴースト・オブ・ミシシッピ)」などの他、レイ・チャールズの生涯を描いた2004年の「Ray(レイ)」やDon Cheadle(ドン・チードル)が黒人受刑者の社会復帰を目指したラジオ番組のパーソナリティ役で主演した2007年の「Talk to Me(Talk to Me)」などもそうであればかなり沢山制作されています。
上流階級出身で白人のジュールス・ダッシンですが、赤狩りによりハリウッドを追われても尚映画を撮り続けたた反骨の士なのです。 そのジュールス・ダッシン監督は1935年にVictor McLaglen(ヴィクター・マクラグレン)が出演したイギリスに対するアイルランドの反乱を強烈に描いたLiam O’Flaherty(ライアム・オフラハティ)の小説をJohn Ford(ジョン・フォード)監督が映画化した「The Informer(男の敵)」のリメイクとしてオール黒人キャスト(白人警官以外)で熱気溢れる黒人の闘争心を真正面から描きたかったようです。 ただし完全なるドキュメンタリーではなくジュールス・ダッシン流芸術的に殆どが夜のシーンとなっています。 実際にこの映画を見た白人の差別主義者たちは急速に育っていった黒人パワーに脅威を感じ黒人たちは同胞の活動に拍手喝采したでしょう。(映画で白人が殴られるたびに歓声を上げた黒人観客もあったとか) 無限といえるほどありのままに都市部の貧民街における黒人社会を捉えたダッシン監督は1960年代当時のアメリカにおける白人と黒人の差別問題が熾烈なアイルランド革命とある種類似していると考えたのでしょう。(本質的には全く異なる) 当時のような劣悪な環境に置かれた黒人たちの政治情勢が過激になったのも道理だったかもしれません。 ダッシン監督のリメイクでは舞台はオリジナルのダブリンから工業地帯であった1960年代のCleveland(クリーヴランド)に移して黒人が直面するアメリカの現実を率直に描いている作品です。 自らも共産党員ということで祖国を追われた経験を持つジュールス・ダッシンですから躊躇することなくズバリと黒人問題を描き出して融和姿勢など微塵もなさそうです。 歴史的事実を知る上でも貴重な作品で真面目に受け取らざるを得ないほどシリアスな内容ですから全く娯楽性のある映画ではありません。
※映画のタイトルの”Up tight”とは憤慨する意味の他に”厳しく批判せよ!”といった意味合いがあるそうですが、黒人の間では”かっこいい!”というスラングでもあるとか。 そして”Uptight”だと”緊張した”とか”ひどく保守的な”という形容詞だそうです。
※1970年代にはBlaxploitation(ブラック・プロイテーション)と呼ばれた黒人の地位向上のために黒人を起用したブラック・ムービー・ムーブメントの映画が黒人の観客を対象に制作されていましたが、紋切り型の役をふったので黒人搾取映画ともいわれます。 大量に制作されたブラック・ムービーの多くはB級映画だったそうですが、ダッシン監督の「Uptight」はそれらよりもメッセージ色の濃い内容です。
「Uptight」を監督したジュールス・ダッシンの作品でクライム映画として1947年に「Brute Force(真昼の暴動)」や、1947年に実際起こった事件をヒントにしたらしいモデル殺害事件の犯人を追う刑事コンビの捜査をキュメンタリー風に描いた1948年の「The Naked City(裸の町)」があります。(2006年の「The Black Dahlia(ブラックダリア)」が類似) Richard Widmark(リチャード・ウィドマーク)や「Laura(ローラ殺人事件)」のGene Tierney(ジーン・ティアニー)が出演した1950’年の「Night and the City(街の野獣)」を最後に赤狩りのためにハリウッドを去ります。 この「街の野獣」はエンディングを変えて1992年に Irwin Winkler(アーウィン・ウィンクラー)監督がリメイクしています。
日本ではダッシン監督がギリシャで撮った1960年の「Never On Sunday(日曜はダメよ)」が大変有名ですが、緊迫感のある銀行強盗シーンが問題となりフランスで一時上映禁止にまでなった1955年の映画でフィルムノワールの「Du rififi chez les hommes(男の争い)」もよく取り上げられます。(「Les Menteurs(激しい夜)」のJean Servais(ジャン・セルヴェ)やRobert Hossein(ロベール・オッセン)が出演)
「Night and the City(街の野獣)」など一連のフィルムノワール映画で有名になったジュールス・ダッシンですが、ギリシャ人の女優で後に政治家となったMelina Mercouri(メリナ・メルクーリ)と1966年に再婚しましたが1994年にメリナが亡くなった後もギリシャに住んでいましたが2008年に96歳でアテネで亡くなりました。

日本では1964年のTopkapi(トプカピ)を最後にジュールス・ダッシンの映画は特に話題になることはなく、残念なことに「Up Tight!」も未公開の映画です。 ストリップ小屋から血液銀行までが通りに並ぶクリーヴランド(上出来のセット)を舞台にした「Uptight」は友人でもあった黒人活動家を小額の褒賞金のために警察に密告した男の物語で、この男の裏切りは許されること無く黒人活動家グループから報復されます。 但し、密告者を描いた映画とか犯人逮捕劇というよりもこれまでの差別に業を煮やした黒人たちのブラックパワーを描いているといえるでしょう。 人種間の緊張が高まるなか、1965年に白人警官による黒人逮捕に端を発した6日間のワッツ暴動が火元となりクリーブランドでも1966年にはHough(ヒュー、もしくはハフ)地区、他でも次々と暴動が起こったそうです。 映画では暴動ニュースの他にも人種暴動を恐れた白人たちの郊外への流出風景や多くの黒人が住んでいた下町やイーストサイドのスラム街の情景やなどの映像が歴史的にも貴重だそうです。 近年では人種間対立から暴動へ発展した1992年のロス暴動(ロドニー・キング事件)が起こりまだまだ人種間の緊張は尾を引いているようです。
「Uptight」に出演するのはまさにブラックパワーの内情を知るクリーヴランド出身で脚本も関与したというRuby Dee(ルビー・ディー)がLaurie(ローリー)役を演じています。 武器を使用しない革命など有り得ないと穏健派から過激派に転向した威厳のあるB. G.役は存在感のあるRaymond St. Jacques(レイモン・サン・ジャック)が演じ、”B. G.が殺されるのは見たくない”と革命を逸るグループを説得し融和を図ろうとするKyle(カイル)は白人に見えますがジャマイカ出身のFrank Silvera(フランク・シルヴェラ)が演じています。 私の好きなR&B歌手のKetty Lester(ケティ・レスター)がB/G.をリーダーとする黒人過激派グループのAlma(アルマ)役でちらっと出演しており、映画初出演ということもあり若いので「Blacula(吸血鬼ブラキュラ)」よりずっと綺麗です。 レイモン・サン・ジャックは1969年のChange Of Mind(黒の捜査線)でも主演していますが、1970年の黒人刑事映画の「Cotton Comes to Harlem(ロールスロイスに銀の銃)」での”Coffin Ed(棺桶エド)”役が最も知られているそうです。 一方ルビー・ディーは1958年にミュージカル映画の「St. Louis Blues(セントルイス・ブルース)」でNat King Cole(ナット・キング・コール)やEartha Kitt(アーサ・キット)やCab Calloway(キャブ・キャロウェイ)等と共演しています。 1926年の「The Weary Blues(おんぼろブルース)」や1930年の「Not Without Laughter(笑いなきにあらず)」などを書いたハーレム・ルネサンス(黒人の文化芸術全盛期)の作歌として有名なLangston Hughes(ラングストン・ヒューズ)の伝記だという2001年のテレビ・ドキュメンタリー「Hughes’ Dream Harlem」にルビー・ディーが自身の役で登場しますが「Malcolm X(マルコムX)」でも追悼の辞を述べた低音のOssie Davis(オシー・デイヴィス)がナレーターを勤めています。

Up Tight! (1968) by Jules Dassin
Julian Mayfield as Tank Williams and Laurie by Ruby Dee Johnny Wells by Max Julien
Clarence by Roscoe Lee Browne Alma by Ketty Lester

写真は上からジュリアン・メイフィールドが演じるタンクとルビー・ディーが演じるローリー、隣がマックス・ジュリアンが演じるジョニー、その下がロスコー・リー・ブラウンが演じるクラレンス、その隣がケティ・レスターが演じるアルマです。

「Up Tight!」のあらすじ
以下は「Up Tight!」のあらすじですが驚くような結末があるというものではありません。
アニメーションで始まる「Uptight」のオープニング・クレジットでは男たちの暴力、遊ぶ子供たち、集会とスラム街の情景が動画で描写されますが、その後に流れるキング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)の葬列のニュース映像はリアルタイムのドキュメンタリーです。 1968年の撮影終了直後にキング牧師暗殺事件が起きたためにジュールス・ダッシンが事件現場のメンフィスまで行って撮影したそうです。 この事件により脚本の書き直しやシーンの撮り直しもされたとか。
その冒頭の映像ではキング牧師の遺体を納めた棺桶を2頭のラバが引く質素な荷車が進んで行くメンフィスの通りで行列を思い思いの表情で見つめる黒人たちが映し出されます。
本編ではキング牧師の暗殺ニュースをテレビで見ている黒人活動家たちも映し出されます。 この結末を目の当たりにしたMax Julien(マックス・ジュリアン)が演じるJohnny Wells(ジョニー・ウェルズ)の黒人活動家グループはキング牧師のように非暴力の運動なんかでは拉致があかないと確信し、革命を起こすための武器を確保しようと夜間にTank Williams(タンク)の住まいを訪れて嫌がるタンクから情報を聞き出すとと翌日武器庫に潜入し連発式ウィンチェスター銃の詰まった箱や爆薬を運び出します。 その時に警備員を殺害してしまったのです。 Julian Mayfieldが(ジュリアン・メイフィールド)が演じるジョニーの仲間であるタンクは無力の黒人の象徴のような男で、鉄工所を解雇され文無しになった飲ん兵衛ですからグループや元ガールフレンドの子持ちのローリーからも冷たくあしらわれています。 事件現場に残されたのは”J Wells”とネームが入ったジャケット。 それはグループのリーダーであるジョニー・ウェルズだということが歴然としています。 ちなみにMama Wells(ウェルズの母)を演じるのが1959年の「Imitation of Life(悲しみは空の彼方に)」など数々の映画で黒人メイドを演じたJuanita Moore(ファニタ・ムーア)です。

Julian Mayfield as Tank Williams
Julian Mayfield as Tank Williams恋人だったローリーに冷たくあしらわれて雨の中を自宅に戻る途中のタンクは、「すぐに行動を起こせ!」と掲げた黒人活動集会の聴衆の中にRoscoe Lee Browne(ロスコー・リー・ブラウン)が演じる警察へ情報提供をしている黒人のClarence(クラレンス)を見かける。 インテリ・ホモで垂れ込み屋のクラレンスはタンクの家について来て暴動の証拠写真に写っているのを見せて交換条件を持ちかける。 オカマのクラレンスがBGに示した次の写真が逃走中の1000ドルのお尋ね者となている友達のジョニー・ウェルズと知って途方に暮れるタンクでした。 しかし元カノや黒人活動グループから拒絶され、金のために悪事を働いたから信頼が置けないという意味で黒人のBGにさえNigga(ニガー)と呼ばれたタンクは「報酬が欲しい」と警察に出向いてジョニーの犯行をバラしてしまいます。 これにより即刻アジトは警察に包囲され、仲間が警官隊に罵倒を浴びせ一斉に火炎ビンなどを投げつけても無駄な抵抗でジョニーは射殺されてしまいます。(ちょっとリアリティにかけるシーン) そして裏切り者のタンクは仲間に捕らえられ糾弾されます。 辛うじて仲間の手を逃れたタンクでしたが遂に執拗な追っ手の銃弾に倒れたのでした。 巨大な跳ね橋を越した工事現場のブルドーザーから落ちる大量の土砂がタンクの埋葬役を務めました。 映画のなかで最もリアリスティックなシーンでロスコー・リー・ブラウンが敢然と演じています。
※”Nigga”というスラングはヒップホップやギャングスタ・ラップの歌詞に頻繁に出てきますから黒人社会の専売特許のような言葉で、他人種が使用すると差別用語となります。
この辺りの情景はなにげに「Up Tight! 」の冒頭でアニメを担当したジョン・ハブリーとフェイス・ハブリー夫妻が1961年に監督した「穴」を連想させます。 この密告後の当惑と悲嘆を演じる難しい役どころのタンクを熱演したロスコー・リー・ブラウンはバリトンの声で英米混合のキングスイングリッシュを話し、聖職者から俳優になったインテリでしたが、この後1969年にウィリアム・ワイラー最後の監督の米南部人種差別映画「The Liberation of L.B. Jones(L・B・ジョーンズの解放)」や、John Wayne(ジョン・ウェイン)が背後から撃たれて死んだ1972年の「The Cowboys(11人のカウボーイ)」以外にはとりわけ日本で公開された代表作品はないようです。 この「11人のカウボーイ」への出演は保守派の友人たちに反対されたロスコーでしたが、いつもは差別的な暴言が多く(タカ派)政治色を出したジョン・ウェインとは撮影中に政治的な会話を控えて、互いのお気に入りの詩について語ったのだそうです。 映画での役は大群の牛を野営しながら輸送する牧童たちの料理人でしたが、19世紀の黒人カウボーイが描かれた最初の映画だとも云われています。
Watch Uptight Climax Scene!
UpTight! (1968) – YouTube

John Hubley and Faith Hubley
UpTight openingオープニングのアニメーションを手掛けたのは1962年に工事現場の穴の底で働く黒人と白人の二人の労働者を描いた短篇「The Hole(穴)」でアカデミー賞アニメーション短編賞を受賞したJohn Hubley and Faith Hubley(ジョンとフェイス・ハブリー夫妻)です。
短篇アニメの「穴」ではジャズ・トランペッターのDizzy Gillespie(ディジー・ガレスピー)も声を担当して核の脅威について議論しているそうです。
The Hole (1962) – YouTube

Booker T. & The MG’s
「Up Tight!」を盛り上げるのに一役買ったのが1962年に”Green Onions”が大ヒットしたブッカー・TとMG’sです。 ブッカー・T・ジョーンズが音楽を手掛けた威勢の良い曲の数々が映画を盛り上げています。

☆ブッカー・Tについて詳しくは2004年の記事「ブッカー・T Booker T. & the MG’s

Up Tight Soundtrack
ページトップの画像はBooker T. & The MG’s(ブッカー・T)が音楽を担当した「Up Tight!」のサウンドトラックで、オリジナルはStaxから1968年にリリースされましたがCDは2002年のリマスター盤です。 写真は映画の後半でジョニーを密告したタンクを仲間の黒人活動家たちが追い詰めるシーンです。 ボーカル曲の”Johnny, I Love You”や”Children, Don’t Get Weary”や”Blues in the Gutter”からブッカー・Tのオルガンで”Time Is Tight”まで全10曲を収録しています。 サントラの1曲”Children, Don’t Get Weary”での客演ボーカルは当時スタックス・レコードに在籍していたR&B歌手のJudy Clay(ジュディ・クレイ)です。 「Up Tight」が公開された頃、ジュディ・クレイはThe Resolutionsのメンバーだった白人男性シンガーのBilly Vera(ビリー・ヴェラ)と黒白デュオとしてアトランティック・レコードで”Storybook Children”をレコーディングしましたが時代が時代だけに物議をかもし出したそうです。
1. Johnny, I Love You
2. Cleveland Now
3. Children, Don’t Get Weary
4. Tank’s Lament
5. Blues in the Gutter
6. We’ve Got Johnny Wells
7. Down at Ralph’s Joint
8. Deadwood Dick
9. Run Tank Run
10. Time Is Tight
♪ サントラの試聴はUptight – CDandLP.jp
Johnny, I Love You (Booker T. Jones) and Children, Don’t Get Weary (Judy Clay) – Uptight Soundtrack – YouTube

DVDとブルーレイが2012年にアメリカで発売されたそうで日本のアマゾンでも購入できるようになりました。 言語は英語の輸入盤DVD(ASIN: B008NNSDEQ)はリージョン1なのでプレーヤーによっては再生できませんが、日本でも再生できるリージョンAのブルーレイ(ASIN ‏ : ‎ B008NNSDKA)もあります。