Theatrical poster by Bill Gold
I don’t want realism. I want magic!
♪ Four Deuces(A Streetcar Named Desire) – YouTube
A Streetcar Named Desire (1951年)
「欲望という名の電車」の原作及び脚本は私の好きな作家の一人であるTennessee Williams(テネシー・ウイリアムズ)で、トルコ出身のElia Kazan(エリア・カザン又はイリア・カザン)監督が映画化しました。
真実よりも魔法の世界に生き、虚栄心の強いヒロインのBlanche(ブランチ)は原作では「処女性と娼婦性を持ち合わせた白い蛾」と表現されています。 これは男性から見た理想の女性像でしょうか、白い蛾であって蝶ではないのです。
この映画化より先に、1948年のブロードウェーの舞台ではAnthony Quinn(アンソニー・クイン)がスタンリー役を演じPulitzer Prize for Drama(ピューリッツァー賞)を受賞したそうです。
エリア・カザン監督はテネシー・ウイリアムズ戯曲としては1956年にCarroll Baker(キャロル・ベイカー)を抜擢して「Baby Doll(ベビイドール)」を映画化していますが、「欲望という名の電車」でブランチに求婚するミッチを演じてアカデミー助演男優賞を受賞したKarl Malden(カール・マルデン)が主演しています。 カール・マルデンといえば1961年にトロイ・ドナヒューがパリッシュ役で出演した「二十歳の火遊び」で裕福な煙草農園主を演じたり、ナタリー・ウッドがストリッパーを演じた1962年の「ジプシー」で俳優のハービーを演じています。 1957年にアンソニー・パーキンスが実在した野球選手を演じた異色作「Fear Strikes Out(栄光の旅路)」で父の重圧に精神を病む選手の期待をかけ過ぎた父親役でした。
ピューリッツアー賞受賞戯曲である1947年のA Streetcar Named Desireの原作者であるテネシー・ウイリアムズはメソッド演技法を導入して、ハリウッドの演技スタイルを根底から変えたそうです。 原作で描かれた自殺したブランチの夫がホモセクシャルである事、彼女の過去の売春まがいの行為、教え子の少年との性行為など、当時は映画で表現することを禁じられていた描写なのでハリウッド映画用に書き直したそうです。
この映画の後、プロダクション・コードは少しづつ変更され、1956年に大改革、そして1966年にThe Hays Code(ヘイズ規制、又はプロダクション・コードといわれるアメリカの映倫)が撤廃されたそうです。 その後はレイト制になりました。(PGとかR指定など)
A Streetcar Named Desire Trailer – YouTube
プロダクション・コードとは
Marlon Brando(マーロン・ブランド)やKim Hunter(キム・ハンター)が出演し、「Gone With the Wind(風と共に去りぬ)」や「Waterloo Bridge(哀愁)」で不動の地位を手にした美貌の英国女優のVivien Leigh(ヴィヴィアン・リー)が演技者として挑戦した映画で、ヴィヴィアン・リーの前夫Laurence Olivier(ローレンス・オリビエ)仕込みの英国流伝統的演技スタイルと、マーロン・ブランド等のアクターズ・スタジオ流メソッド演技スタイルの闘いともいえる映画です。
1951年度のアカデミー賞では、作品賞を含む11部門でのノミネートされ、主演女優賞他、4部門で受賞しました。
人はあらゆる欲望を求めて生きる、欲望を失えば・・・それは死を意味する。
Why, they told me to take a streetcar named Desire and then transfer to one called Cemetery and ride six blocks and get off at Elysian Fields.
身を持ち崩して故郷にはいられなくなったブランチが欲望という電車に乗って着いた先はニューオリンズ(オーリアンズ)の下町フレンチ・クォーター。 ブランチは結婚した若い夫がホモセクシュアルであり、自殺してしまったことから精神を病み、アルコール中毒でもある。 教師時代には生徒の少年に手を出して職を失い、贅沢三昧から遺産の大農園を失い売春婦まがいの生活をしていたが、故郷にも居られなくなったので嫁いだ妹を頼って来た。 初めから情緒不安定気味だったが、スタンレーにより過去が暴かれ、それにより結婚相手のミッチ(カール・マルデン)を失い、マッチョなスタンリーにレイプされて完全に発狂してしまう。 レイプ・シーンはカットされましたが、それはセリフから窺い知ることができます。 しかし美貌の老嬢(姥桜)であるブランチはミッチーに迫られた時には拒絶するもなにゆえスタンリーの予測しうる行動を避けようとしなかったのか、ある意味期待を抱いていたのかも。 発狂したのはブランチがスタンリーに正体を暴かれたことにおおいなる衝撃を受け、動揺しそして絶望したからで、ブランチのようなもともと神経が不安定で、繊細な精神の持ち主が陥る精神分裂状態で一種の現実逃避の行動とも取れます。 つまり完全に発狂するとは現実とは無関係な完全に幻想の世界に入ったことです。
哀しいヒロインであるBlanche(ブランチ)のセリフ集
にわか雨の午後、集金にやって来た新聞配達の少年(多分チェリーボーイ)に、「雨宿りに入った店で何を飲んだの?」と尋ね、「チェリーです」という答えに「チェリー・・・(う~ん、おいしそう)」と今にも頂いちゃいそうでしたが、その時のセリフ
Young man. Young, young, young. Did anyone ever tell you you look like a young prince out of the Arabian Nights? You do, honey lamb. Come here. (She seductively offers herself for a maternal kiss – he walks to her.) Come on over here, like I told you. I want to kiss you just once, softly and sweetly……
また、スタンレーの友人ミッチとのデートでの、「フランス語おわかりになる?」と聞いて「わからない」と答えた後の笑えるブランチのフレンチのセリフ
Voulez – vous couchez avec moi ce soir?(今夜ワタクシと寝ませんこと?)
Vous ne comprenez pas? (分かんないの?)
Ah, quel dommage!(うんもぅ、このバカ!)
そしてラスト・シーンでは、「Whoever you are, I have always depended on the kindness of strangers.」(貴男がどなたであろうと、わたくしはずっと知らない方々におすがりして生きてきましたのよ)と言って医師の腕にエスコートされ病院へと去っていくのです。
舞台のほうは1947年にエリア・カザンの演出初演、マーロン・ブランド、Jessica Tandy(ジェシカ・タンディ)等が出演し、メソッド演技が高い評価を得て、ピューリッツアー賞とニューヨーク演劇批評家賞を受賞した近代演劇史上不朽の名作となりました。
映画出演の前にヴィヴィアン・リーも夫のローレンス・オリビエが演出を務めたロンドン公演版でブランチを演じて絶賛を浴びています。
「欲望という名の電車」の映画化にあたっては、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」に出演したJohn Garfield(ジョン・ガーフィルド)がスタンリーに適役だと言われたが拒否したので、舞台と同じマーロン・ブランドになりました。(監督がエリア・カザンだからか、赤狩りつながりか)
この映画の山場でもあるブランチとステラの姉妹による長い掛合い演技は、アメリカン・グラフィティに出演したRichard Dreyfuss( リチャード・ドレイファス)がアカデミー主演男優賞を受賞した1977年の映画「The Goodbye Girl(グッバイガール!)」のNeil Simon(ニール・サイモン)の会話にも引用されてるそうです。
ニューオリンズのビジネス街と郊外の住宅地を結んでいるアメリカ南部で最も古い路面電車St. Charles(セントチャールズ)ストリートカーには本当にDesireと表示したプレートがついているそうです。
☆電車の写真はNew Orleans ‘Streetcar Named Desire’ No. 952
1967年にCharles Chaplin(チャールズ・チャップリン)が監督した「A Countess from Hong Kong(伯爵夫人)」でイタリア女優のSophia Loren(ソフィア・ローレン)やTippi Hedren(ティッピー・ヘドレン)と共演したマーロン・ブランドの6大ヒット映画は欲望という名の電車、乱暴者、波止場、ゴッドファーザー、ラストタンゴ・イン・パリ、地獄の黙示録です。
Alex North: A Streetcar Named Desire [Soundtrack]
1951年リリースの「欲望という名の電車」のサウンドトラックが2004年に再リリースされています。
この作品は初のジャズ調サントラをいわれています、これがが映画音楽デビューで多くの名作映画のサウンドトラックを手掛けた作曲家のAlex North(アレックス・ノース)で、音楽監督のRay Heindorf(レイ・ハインドーフ)指揮のオーケストラです。
A Streetcar Named Desire Soundtrack CD
収録曲目はMain Title: New Orleans Street、Blanche、Four Deuces、Mania、Belle Reve(素敵な夢の意味)です。
「欲望という名の電車」のサントラは「A Streetcar Named Desire Soundtrack」もあります。
♪ 試聴はA Streetcar Named Desire [Original Motion Picture Soundtrack] レコチョク
1940年代後期から映画音楽にジャズを取り入れることが流行りましたが、アレックス・ノースもその先駆者の一人といわれておりピアノやドラムに加えトロンボーン、バス・クラリネット、アルトサックス、トランペットのソロもフィーチャーしています。
Audio-Visual Trivia内のアレックス・ノースに関連した記事には「欲望という名の電車」の他にも、マーロン・ブランドとアンソニー・クインが共演した1952年の「Viva Zapata!(革命児サパタ)」、1956年のMervyn LeRoy(マーヴィン・ルロイ)が監督した「The Bad Seed(悪い種子(たね))」、「Town Without Pity(非情の町)」のKirk Douglas(カーク・ダグラス)が主演した1960年の「Spartacus(スパルタカス)」などがあります。 1955年のテネシー・ウィリアムズ原作の「The Rose Tattoo(バラの刺青)」や「Daddy Long Legs(足ながおじさん)」、William Faulkner(ウィリアム・フォークナー)原作で、「Paris Blues(パリの旅愁)」を監督したMartin Ritt(マーティン・リット)の1958年の南部映画で「The Long, Hot Summer(長く熱い夜)」と1959年の「The Sound and the Fury(悶え)」や、ヒロイン役のSusan Strasberg(スーザン・ストラスバーグ)が新鮮だった1958年の「Stage Struck(女優志願)」など素敵な映画音楽をたくさん書いています。
ちなみに「The Bad Seed(悪い種子)」ですが、Danielle Darrieux(ダニエル・ダリュー)主演の1934年の「悪い種子」の方は英語のタイトルが”Bad Blood”となっています。
2005年版の「欲望という名の電車」DVD
欲望という名の電車 オリジナル・ディレクターズカット
ページトップの画像は2006年発売の「欲望という名の電車 オリジナル・ディレクターズカット スペシャル・エディション」ですが、他にも2008年発売の「欲望という名の電車 (ワーナー・プラチナ・コレクション) 」(ASIN: B00153IK94)や廉価版DVDでは2011年に販売された「欲望という名の電車」(500円DVD)もあります。
映画は白黒ですが、DVDのカバー画像にあるようなマッチョなスタンレー役のマーロン・ブランドが着ていた海兵隊の下着(肌着)がTシャツとして、その後大流行したそうです。
1995年に「欲望という名の電車」をGlenn Jordan(グレン・ジョーダン)監督がテレビ用にリメイクしました。 ブランチを演じたのはリメイクの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」でJack Nicholson(ジャック・ニコルソン)と壮絶な欲情シーンを演じたJessica Lange(ジェシカ・ラング)でスタンリーを演じたのは毛むくじゃらのAlec Baldwin(アレック・ボールドウィン)です。
セクシーなアレック・ボールドウィンを初めて見たのは「Malice(冷たい月を抱く女)」でNicole Kidman(ニコール・キッドマン)と組んで騙したはずの夫に騙された医師の役でした。 その後は「The Aviator(アビエイター)」や「Fun with Dick and Jane(ディック&ジェーン 復讐は最高!)」などにも出演していましたが、「Thomas the Tank Engine(きかんしゃトーマス)」から「The SpongeBob SquarePants Movie(スポンジ・ボブ/スクエアパンツ)」や「Madagascar(マダガスカル2)」などのアニメでは声優として出演しています。 ボンドガールだったKim” Basinger(キム・ベイシンガー)と2002年に離婚したアレック・ボールドウィンがなんと再婚して2013年に54歳にして再び子供を持つことになるそうです。
1988年にはKirk Browning(カーク・ブラウニング)監督により、音楽がアンドレ・プレビンのオペラで、ブランチがオペラ歌手のRenée Fleming(ルネ・フレミング)でテレビ映画版が製作されたそうです。
I Want Magic: From the Opera a Streetcar Named Desire Based on the Play by Tennessee Williams Paperback – June 1, 1999 English Edition by Andre Previn (ISBN-10 : 0634007866)
テネシー・ウィリアムズ「欲望という名の電車」英語版書籍(ペーパーバック)
A Streetcar Named Desire (New Directions Paperbook, 501)
英語版の他にも小田島雄志(翻訳)の「欲望という名の電車」(新潮文庫 ISBN-10: 4102109064) や英語の原文に浅田寛厚が日本語で語注をつけた英語購読テキスト(金星堂 ISBN-10: 4764703254)があります。
Vivien Leigh
1939年の「Gone with the Wind(風とともに去りぬ)」に続いて「欲望という名の電車」でアカデミー主演女優賞を獲得した後、ヴィヴィアン・リーは、これまた私の大好きなテネシー・ウィリアムズ原作の1956年の「The Roman Spring of Mrs. Stone(ストーン夫人のローマの春)」の映画化で邦題が「ローマの哀愁」という1961年の映画に出演しました。 お相手のイタリアン・ジゴロ(ひも)のパオロを演じたのは後の1967年の「Bonnie and Clyde(俺たちに明日はない)」や1971年に「McCabe & Mrs. Miller(ギャンブラー)」などに出演したShirley MacLaine(シャリー・マクレーン)の弟のWarren Beatty(ウォーレン・ベイティ、昔はウォーレン・ビーティ)でした。 ジゴロ元締めのようなゴンザレス伯爵夫人を演じてアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたのは1963年の「007/ロシアより愛をこめて」で靴の先の飛び出しナイフでボンドに蹴り攻撃で対抗したロシア諜報員役のLotte Lenya(ロッテ・レーニャ)です。
The Roman Spring of Mrs. Stone Trailer – YouTube
“The Roman Spring of Mrs. Stone”の音楽はRichard Addinsell(リチャード・アディンセル)で、翌年の1957年にLaurence Olivier(ローレンス・オリヴィエ)が監督したMarilyn Monroe(マリリン・モンロー)主演の「The Prince and the Showgirl(王子と踊子又は王子と踊り子)」の音楽も作曲しています。
Theme From ‘Roman Spring Of Mrs Stone’のサントラは見みつかりませんが、”007”でお馴染みのJohn Barry(ジョン・バリー)の映画音楽集のうち1999年リリース盤に収録されているJohn Barry – Best of the Emi Years
The Best Of The EMI Years – Amazon.co.jp
♪ 試聴は類似したThe EMI Years – Volume 3 (1962-1964) – レコチョク
テネシー・ウィリアムズ原作の映画化はどれもこれも素晴らしいですが、1958年の「Cat on a Hot Tin Roof(やけたトタン屋根の上の猫)」が大好きです。
2006年発売のヴィヴィアン・リーとウォーレン・ベイティの「ローマの哀愁」DVD
ローマの哀愁 特別版
最新版「欲望という名の電車 」、「イグアナの夜 特別版」、「ローマの哀愁 特別版」、「渇いた太陽 特別版」の2枚組みBOXセットの「テネシー・ウィリアムズ フィルム・コレクション (初回限定生産 ASIN: B000EHQUZS)が2006年にリリースされています。
「ストーン婦人のローマの春」は演劇界の花形だった未亡人のローマでの華麗なる恋愛遊戯を描いた英語版の小説です。
The Roman Spring of Mrs. Stone (New Directions Bibelot)
日本語版の「ストーン夫人のローマの春」 (1981年)もあります。 実は私が読もうとした時には和訳が見つからなかったので仕方なく原書を買ったのです。 Hemingway(ヘミング・ウエイ)ほどではありませんが文体は簡潔ですからなんとかなりましたが細部は不明のままです。 この映画でジゴロ(パオロ)を恋人にしていたマグダ・テッリビリ=ゴンザレス伯爵夫人を演じたのは「三文オペラ」の作者として有名なクルト・ワイルの妻のLotte Lenya(ロッテ・レーニャ)でアカデミー助演女優賞にノミネートされました。 露出狂じゃないですが象徴的な役割を持つ男、素肌にコートを羽織った色男が壁に向かって立ちションをするシーンは良く理解できませんでした。(想像が逞しくなります) 「ストーン婦人のローマの春」はDriftingがキーワードです。 人生、押し流されちゃいけません。
☆OST オリジナルサウンドトラックではありませんが、オリジナルが1972年、ジャズ・ギタリストのKenny Burrell(ケニー・バレル)のアルバム「Round Midnight」はロマンチックな夜にピッタリ!
フュージョン・ジャズのThe Crusaders(クルセイダーズ)の1979年のアルバム「Street Life(ストリート・ライフ)」のアルバム・タイトル曲を書いてプロデュースしたクルセイダーズ結成当時のJazz CrusadersのメンバーだったJoe Sample(ジョー・サンプル)のピアノをフィチャーしたトリオの演奏で”The theme from A Streetcar Named Desire”(欲望という名の電車のテーマ)が収録されています。 他の曲はピアノがRichard Wyands(リチャード・ワイアンズ)、ベースがReggie Johnson(レジー・ジョンソン)、ドラムがPaul Humphrey(ポール・ハンフリー)です。
☆Michelangelo Capua (Author) 著のヴィヴィアン・リー伝記です。(英語版ペーパーバック)
Vivien Leigh: A Biography
「ローマの哀愁」より有名な1940年の「哀愁」でに女性の涙を絞ったヴィヴィアン・リー自身による自伝ではありませんが、ニューヨークの書籍出版業でMontgomery Clift(モンゴメリー・クリフト)の伝記も執筆したMichelangelo Capua(ミケランジェロ・カープア)の手による200ページをこす伝記物語です。 母方のインド系血もひいているという稀有な美貌の持ち主であったイギリス女優のヴィヴィアン・リーでしたが、株の仲買人だった父親が欧州を回るため学業を中断させられた幼少時代から子供を産んだ最初の結婚とローレンス・オリヴィエとの再婚と離婚、不眠症と飲酒、そして1967年の肺結核による早過ぎた死までを書き記しているそうです。 ヴィヴィアン・リーのインドでの出生のことから19歳での初婚やローレンス・オリヴィエとの略奪婚、舞台のことや映画の項目では「欲望という名の電車」や「風と共に去りぬ」だけではなく主な出演映画についても詳細な記述があるそうです。
原作ではブランチは「処女性と娼婦性を持ち合わせた白い蛾」なんですか・・。
なんだかとってもぴったりで、改めて、ヴィヴィアン・リーの演技力に感服しました。
舞台や原作も興味が出てきました。
“おい”さん、コメント有難うございます。 本当にヴィヴィアン・リー綺麗なだけはでない女優ですね。