B.B. King (1925 – 2015)
The King Of The Blues
2014年に体調不良からツアーをキャンセルして以来闘病していたB.B. King(ビー・ビー・キング)は惜しくも2015年に89歳で亡くなりました。
1947年、ミシシッピ・デルタの町からギター片手にヒッチハイクでメンフィスにたどり着いたBBキングは既に有名だった従兄弟(いとこ)のBukka White(ブッカー・ホワイト)に指導を受けたのだそうです。 B.B.キングの最初のBはブルースで次のBはボーイのことだそうでBeale Street Blues Boyからきています。(詳しくは下記)
翌年にSonny Boy Williamson(サニー・ボーイ・ウィリアムソン)のKFFAラジオ番組「King Biscuit Time」で演奏しブレイクしたことが西メンフィスのThe Sixteenth Avenue Grillでの出演契約に結びつきました。
WDIA 1070 AM Memphis, TN
1948年黒人音楽の放送局WDIA
1960年代の初めに「WDIA」で”Hoot and Holler”という番組のパーソナリティ(DJ)として活躍していたメンフィスのブルース歌手のRufus Thomas(ルーファス・トーマス)に見出されて、ルーファス・トーマスがBeale StreetでショーをしていたからかBBキングの当時の芸名が「The Beale Street Blues Boy」だったのが詰まって後にBB King(BBキング)となったそうで、WDIAではラジオの10分番組のKing’s Spot(キングズ・スポット)(DJと演奏)に出演して人気が出たそうです。 1951年に3 O’Clock BluesというR & Bナンバーワ・ヒットを飛ばしてスターとなりました。 WDIAとは、1920年代にメンフィスの外れにあるビール・ストリートで開設された初めて黒人が運営する伝説的なラジオ放送局のことです。 黒人による黒人のための放送局の出現によりやっとゴスペルからブルース(ブルーズ)まで聴けるようになったそうです。 なんと!当時メンフィスに住んでいた黒人音楽好きのElvis Presley(エルヴィス・プレスリー)も聴いていたんだそうです。
☆Hot’n Cool内の「WDIA 黒人のためのラジオ局」
WDIAはまだ現存しているそうですが、今ではデルタ/シカゴ・ブルースに限らずUrban(アーバン)を流しているそうです。
Gibson BBKing Lucille
Albert King(アルバート・キング)とFreddy King(フレディー・キング)と共にブルース界の3大キングの一人であるB.B.キングが手にする愛用のギターには名前が付いていて、Lucille(ルシール)というんだそうです。 1950年代の中頃のこと、アーカンソーのクラブで演奏中に暴れだした客が転がした石油ストーブから火事になり、我先にと逃げ出したものの、なんとギターを置いてきたことに気付き、我を忘れて火の海の中を取りに戻ったそうです。 九死に一生を得たB.B.キングはその騒動が一人の女を巡るトラブルからと聴いて、肝に銘じて彼のギターにその女の名を付けたというわけです。 その女の名はルシール!
The Thrill Is Gone
B.B.キングがB面に”You’re Mean”を収録してリリースしたシングルの「The Thrill Is Gone(スリル・イズ・ゴーン)」はチャートのトップ入りを果たしてBBキングの代表曲の一つとなりました。 シングルがリリースされた1969年の数ヶ月前のアルバム「Completely Well」からカットされたそうです。 このThe Thrill Is Goneは1951年にR&B歌手のRoy Hawkins(ロイ・ホーキンス)が最初に吹き込んだブルース曲で、2008年に亡くなりましたがテキサス出身のブルース・ソングライターのRick Darnell(リック ダーネル)とロイ・ホーキンスが作った曲だそうです。 BBキングのバージョンはR&BのAretha Franklin(アレサ・フランクリン)がアルバム「Spirit In The Dark」(ASIN: B00AY1NXRW)でカバーしている他、ジャズ&ポップスのPeggy Lee(ペギー・リー)が「The Best of Peggy Lee – The Capitol Years」(ASIN: B000005GVE)に収録、また1987年に44歳で病死した白人ブルースマンでリトル・ウォーターに次ぐかと言われるブルースハープの達人のPaul Butterfield(ポール・バターフィールド)がBBキングやクラプトンと演奏したり、カントリーのWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)が「Milk Cow Blues」(ASIN: B00004XT11)でBBキングとのコラボや、オペラのLuciano Pavarotti(ルチアーノ・パヴァロッティ)のアルバム「Pavarotti and Friends」(ASIN: B00BJR5E0E)があります。 BBキングの”The Thrill Is Gone”を収録した最初のアルバムには「Completely Well」(ASIN: B0000062Y4)をはじめ、1971年のアルバム「Live in Cook County Jail」(ASIN: B0000062Y5)、1976年の「Bobby Bland and B.B. King Together Again…Live」(ASIN: B000002P9S)や1991年の「Live at San Quentin」(ASIN: B00005A8M9)にも収録されています。 最近ではアメリカン・アイドルで優勝してデビューしたR&B歌手のFantasia Barrino(ファンタジア・バリノ)がMalay And KP(マレーとKPプロデューサー)のアレンジでBBキングの”The Thrill Is Gone”を2010年のアルバム「Back to me!」(ASIN: B003NB0UXK)に収録していますが同じとは思えないほど違ったレンディションです。
“The Thrill Is Gone”の歌詞はThe Thrill Is Gone Lyrics – Genius.com
ここでさらにややこしいのは”The Thrill Is Gone”という曲が他にもあることです。 1931年にTin Pan Alleyのソングライターで”Bye Bye Blackbird”や”Five Foot Two, Eyes of Blue“などのヒット曲で知られるRay Henderson(レイ・ヘンダーソン)とLew Brown(リュー・ブラウン)のコンビが1931年に作ったジャズのスタンダード曲の”The Thrill Is Gone”で”I’m in your arms and you are kissing me…”とCarmen McRae(カーメン・マクレエ)やSarah Vaughan(サラ・ヴォーン)やJulie London(ジュリー・ロンドン)といった女性ボーカリストたちがしっとりと歌っています。
BBキングのアルバム
BBキングは1949年の初レコーディング以来、実に50枚以上のアルバムをリリースしてきました。 その初吹き込みでバックを務めたのがピアノのPhineas Newborn(フィニアス・ニューボーン Jr)、ギターがフィニアスの弟のCalvin Newborn(カルヴィン・ニューボーン)、父親のPhineas Newborn Sr.(フィニアス・ニューボーン・シニア)がドラムを受け持ったR&Bバンドだったそうです。 半世紀に渡って歌手としてブルースの王様であり続けたBBキングですが、エレクトリック・ギター奏者としてはT-Bone Walker(T-ボーン・ウォーカー)のギター奏法(単弦)から学び、独自のスタイルを完成させてEric Clapton(エリック・クラプトン)やJimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)などのギタリストに影響を与えたそうです。
☆ BBキングのオフィシャル・サイトはBBking.com
BB King sings I Got Some Help (I Don’t Really Need) (Aka Outside Help)
BBキングの歌うブルースの中で私が好きな曲の一つはI’ve Got Some Outside Help I Don’t Need(又は単にOutside Help)です。 大の男が彼女に冷たくされて泣きを入れてる歌で、聴いていて気の毒になったり笑っちゃたりするフレーズがあります。
I’ve Got Some Outside Help I Don’t Need
ピッカピカのキャデラックが玄関前に止まっていたとか、氷を置いていかない氷屋(ice man)だとか、郵便配達は二度ベルを鳴らさなかった郵便配達だとか、自分に保険をかけといた方がいい保険屋とか、彼女の浮気の証拠を並べ立てています。 ちなみにアイスマンという歌詞は”I’m Gonna Move To The Outskirts Of Town”の中でもgrocery boy(食料品店配達人)と共に歌われています。(アルバム「Mr Blues / Confessin’ The Blues」(ASIN: B0007LZJ3U))
かって私はこの曲をiTunes Music Storeで購入しました。(アルバムは「Blues on the Bayou」) 一緒に一曲買いした”Messy But Good”はBBキングのギターソロです。(アルバムは「The Electric B.B. King – His Best」) BBキングの曲ではギターソロの”Messy But Good”に加えボーカルの”You Put It On Me”と”The B. B. Jones”がDaniel Mann(ダニエル・マン)が監督した1968年の映画「For Love of Ivy(愛は心に深く)」のサウンドトラック「 For Love Of Ivy (The Original Motion Picture Soundtrack)」に収録されています。 Sidney Poitier(シドニー・ポワチエ)とAbbey Lincoln(アビー・リンカーン)が出演した黒人同士の結婚をテーマにした「愛は心に深く」の音楽はQuincy Jones(クィンシー・ジョーンズ)が手掛けましたが、メインテーマやShirley Horn(シャリー・ホーン)のボーカルバージョンのエンドタイトルテーマ曲など全13曲を収録したサウンドトラックはアメリカでリリースされたLP盤のみです。 サントラの曲目リストやLP画像が見られる「For Love of Ivy Soundtrack」
♪ 試聴はFor Love of Ivy Soundtrack – Archive.org
☆ アルバム「Blues on the Bayou」のタイトルにある”Bayou(バイユー)”については映画「スケルトンキー」
B.B. King: Albums
素晴らしいブルースマンBBキングの最大の難点! それはアルバムが多すぎること。 どれにしようか迷います。 でも多分ハズレはないでしょう。
BBキングの1992年のアルバムの「Heart & Soul」(ASIN: B000000W72)に収録された”Don’t Get Around Much Anymore”なんか聴くと、どこのジャズ歌手?と思うほどジャージーです。 CDカバーがこれまたお洒落! 珍しくBBキングがギターではなくタバコ片手にハイ、ポーズ!
以下は他の主なアルバムをリストアップしてみました。
1993年にはJohn Lee Hooker(ジョン・リー・フッカー)、Albert Collins(アルバート・コリンズ)、Etta James(エタ・ジェイムズ)、Irma Thomas(アーマ・トーマス)など多くのブルース・ミュージシャンを集めたアルバム「Blues Summit」(ASIN: B011CW5SME)で7度めのグラミー賞を受賞していますが、1998年に9度目のグラミー賞を獲得したBBキング初のセルフ・プロデュース・アルバムだそうです。
BBキングがなぜ王様なのかが分かるお勧めアルバムはこれ!
Blues on the Bayou
♪ 試聴はBlues on the Bayou レコチョク
Outside Helpは試聴の13番ですが1番の”Blues Boys Tune”も聴いてみて下さい。
「BBキング」といえばクラシック・ブルース! BBキングの日本公演を含む30年間のライブ集大成ともいえる2枚組みCD(1996年リリースのリマスター盤)
このライブアルバムでは”How Blue Can You Get?”のLouis Jordan(ルイ・ジョーダン)、”T-Bone Shuffle”のT-ボーン・ウォーカー、”Please Send Me Someone to Love”のPercy Mayfield(パーシー・メイフィールド)、”Gambler’s Blues”のオーティス・ラッシュなどの曲を取り上げています。
How Blue Can You Get? : Classic Live Performances, 1964-1994
♪ 試聴はHow Blue Can You Get? – レコチョク(ディスク-2の2番はOutside Helpの別バージョン)
演奏メンバーは大物ばかり! ボーカルとギターにJoe Louis Walker(ジョー・ルイス・ウォーカー)、ボーカルがBobby Bland(ボビー・ブランド)、女性ボーカリストのRuth Brown(ルース・ブラウン)やGladys Knight(グラディス・ナイト)、ギターがKenny Burrell(ケニー・バレル)、David T. Walker(デイヴィッド・T・ウォーカー)、Barry Finnerty(バリー・フィナティ)、Leon Warren(レオン・ウォーレン)、ボーカルとハーモニカがPaul Butterfield(ポール・バターフィールド)、テナーサックスは”Pink Panther”のテーマで有名なPlas Johnson(プラス・ジョンソン)、イギリスの黒人ジャズテナーマンであるRalph Moore(ラルフ・ムーア)、Red Holloway(レッド・ホロウェイ)、バリトンサックスがGary Smulyan(ゲイリー・スマリアン)、アルトサックスがJerome Richardson(ジェローム・リチャードソン)、Wilton Felder(ウィルトン・フェルダー)、トランペットがHarry “Sweets” Edison(ハリー・エディソン)、Snooky Young(スヌーキー・ヤング)、Patrick Williams(パトリック・ウィリアムズ)、Calvin Owens(カルヴァン・オーエンズ)、トロンボーンがRobin Eubanks(ロビン・ユーバンクス)、Urbie Green(アービー・グリーン)、Benny Powell(ベニー・パウエル)、そしてなんと!ピアノがGene Harris(ジーン・ハリス)、オルガンがRon Levy(ロン・リーヴィー)、Charles Bowles(チャールズ・ボウルズ)、Joe Sample(ジョー・サンプル)、ベースがなんと!Ray Brown(レイ・ブラウン)、ドラムがSonny Freeman(ソニー・フリーマン)、Stix Hoope(スティックス・フーパー)、Nana Vasconcelos(ナナ・ヴァスコンセロス)、ドラムとパーカッションがTony Coleman(トニー・コールマン)、そしてThe Royal Philharmonic Orchestra(ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)
クラシックといえばアップテンポなブギの”B.B. Boogie”や”Payin’ The Cost To Be Your Boss”の他にもちろん”Outside Help”が最高!の「20 Golden Classics」
♪ 試聴は20 Golden Classics – Cleopatrarecords
☆ How Blue Can You Getの歌詞はHow Blue Can You Get Lyrics – Genius.com
アルバムに収録されている”You Upset Me Baby”はHelen Mirren(ヘレン・ミレン)が主演した2006年の映画「Calendar Girls(カレンダー・ガールズ)」で主婦たちがカレンダーの為にヌード撮影をするシーンで流れました。
♪ B.B. King – You Upset Me Baby – YouTube
Outside Helpは入っていないがライブ盤としては観客との盛り上がりが最高のCD(シカゴ黒人街のリーガル劇場で1964年に収録)
Live at the Regal
♪ 試聴はLive at the Regal – HMV.co.jp
Live “Now Appearing” at Ole Miss(ASIN: B000002O84)
1980年に2枚組のLPとしてリリースされたLive Now Appearing At Ole Mississippiの1991年CD化
Live “Now Appearing” at Ole Miss
♪ 試聴はLive “Now Appearing” at Ole Miss レコチョク
70年代後半から8年ほどメンバーの一員だったモダン・テキサス・ブルースのベーシスト(ベース・ギター)Russell Jackson(ラッセル・ジャクスン)が参加。
ディスク1の5番の”I Got Some Help”の試聴が短か過ぎです。
1976年のBobby “Blue” Bland(又はBobby Brand /ボビー・ブランド)とBBキングの共演ライブ盤でオリジナルは1974年のリリースだそうです。
Together for the First Time…Live
♪ 試聴はTogether for the First Time…Live – Bb King / Bobby Bland – hmv.co.jp
Bobby Bland(ボビーブランド)はゴスペル出身のブルースシンガーで50年代初期から70年代、80年代、そして最近まで活躍しているブルース界のスーパースターで、特に泣けるスローブルースが人気です。 1978年にはテキサス・ブルースのClarence “Gatemouth” Brown(クラレンス・”ゲイトマウス”・ブラウン)と共に来日しています。
BBキングの代表作の一つでもあるシカゴのクック・カウンティ刑務所1970年ライヴ・アルバムです。
Live in Cook County Jail (Rmst)
♪ 試聴はLive in Cook County Jail レコチョク
BBキングのベスト盤として2005年に発売された3枚組みボックスセット「Chronicles: Live at the Regal/Blues Is King/Live in Cook County Jail」(ASIN: B0009HLBDY)にはこのページで紹介したアルバムの「Live in Cook County Jail」と「Live at the Regal」に「Blues Is King」を加え全30曲を収録してあります。
San Quentin Penitentiary(サン・クエンティン刑務所)でのライブ演奏にはアウトローのJohnny Cash(ジョニー・キャッシュ)が当初は放送禁止用語を歌詞に入れたのでレコードではピー!ピー!という自主規制音で消された”A Boy Named Sue”という曲を歌って大成功したライブがありますが、下記の1990年のBBキングのサン・クエンティン刑務所ライブを参考に聴いてみましょう。(1990年度グラミー賞ベスト・トラディショナル・ブルース・レコーディング受賞)
刑務所ライブっていうのは歌う本人が品行方正では受けないんですかね。
Live at San Quentin
♪ 試聴はLive at San Quentin レコチョク
1997年リリースのBBキングの競演盤でEric Clapton、Joe Cocker、The Rolling Stones、ウィリー・ネルソンなど様々なジャンルの一流ゲストとデュエットしたアルバムです。
ベースがイギリスのセッション・ベーシストのPino Palladino(ピノ・パラディーノ)らしいTracy Chapman(トレイシー・チャップマン)との”Thrill Is Gone”、”Rock Me Baby”はエリック・クラプトンと、パーシー・メイフィールドのPlease Send Me Someone to LoveはSimply Red(シンプリー・レッド)のMick Hucknall(ミック・ハックネル)が歌っています。 アルバムタイトルのDeuces Wildとは数字の2がジョーカーのようなワイルド・カードとして使えるトランプゲーム(ポーカー)のことらしいです。 Matt Dillon(マット・ディロン)も出演した2002年のギャング映画「Deuces Wild(デューシズ・ワイルド)」やLink Wray(リンク・レイ)の曲のタイトルともなっています。
Deuces Wild
♪ 試聴はDeuces Wild レコチョク
「Live At The Regal」も「Live In Cook County Jail」も持っている方にはこれはどうだ!
インストMessy But Good他、Don’t Answer The Door、Paying The Cost To Be The Boss、Sweet Sixteenなどクラシックが収録されているアルバムです。
His Best-The Electric B.B. King
♪ 試聴はHis Best-The Electric B.B. King – Hmv.co.jp
Sample (low-quality) – B.B. King – Sweet Sixteen
There Is Always One More Time
☆ コテコテのブルースは好きじゃない方にも聴ける1991年の人気の最新アルバムでレアな9曲を収録してありますがその殆どがジャズ・ピアニストのJoe Sample(ジョー・サンプル)の曲だそうです。
There Is Always One More Time
♪ 試聴はThere Is Always One More Time レコチョク
More B.B. King
Shut Your MouthやBaby, Look at Youなどの他にOtis Rush(オーティス・ラッシュ)が歌っているYou’re Breaking My Heartなど全10曲ほどが収録されているBBキングのアルバムは1962年(1961年)のマイナーな「More B.B. King」だそうです。
♪ 試聴はMore B.B. King – hmv.co.jp
BBキングが愛用しているギターの”ルシール”をタイトルにした1992年のアルバムでレアなCalypso Jazzなどを収録しています。
Spotlight on Lucille
♪ 試聴はSpotlight on Lucille – Record City.jp
Riding with the King
1997年にアルバム「Deuces Wild」で共演したB・B・キングとクラプトンのコラボレーションです。
2004年に敬愛する伝説的ブルースマンのRobert Johnson(ロバート・ジョンソン)をカバーした「Me and Mr. Johnson」(ASIN: B0001HAHXW)を、2005年に「Sessions For Robert Johnson」(ASIN: B000660UN0)をリリースした白人ブルースマンのEric Clapton(エリック・クラプトン)が、1997年の「Deuces Wild」以来2枚目のB.B.キングとのレコーディングで、BBキングの初期のブルースからCome Rain Or Come Shine(1946年のジョニー・マーサー&ハロルド・アーロン作詞作曲)まで取り上げています。(ちなみにキングとクラプトンは1998年の映画「ブルース・ブラザース2000」で”New Orleans”を演奏しています) 国内盤は「ライディン・ウィズ・ザ・キング」(ASIN: B00005HH08)
Riding with the King
♪ 試聴はRiding with the King – Ototoy.jp
2番の”Ten Long Years”はサリー・ポッター監督の映画「Yes(愛をつづる詩)」のサントラにも収録されています。
B.B. King’s Blues Club
B.B.キングは最初1991年に古巣のメンフィスのビール・ストリートに、1994年にはユニバーサル・スタジオ内に、そして2000年5月にNYタイムズ・スクエアに自身が経営する”BBKing Blues Club & Grill”(B.B.キング・ブルース・クラブ)をオープンしました。 バーとレストランのLucilles Grillを備えたこれらのクラブでは連日ライブが催されたそうですが2018年に閉鎖されました。
Live in Japan
自分のバンドを引き連れて世界中で年に200回以上のコンサートを開催、おまけに毎年のように日本公演も行ってきました。
☆人気の1971年日本公演ライブアルバムに収録されたNiji Baby、Japanese Boogie、Jamming at Sankei Hall、Hikari, No. 88など日本がらみの曲はアルバム「Live in Japan」(ASIN: B00000J2TK)です。
One Kind Favor
麻薬や酒で潰れていった多くのブルースマンと違って真面目で勤勉なB.B.キングは他に類の無い大成功を収めました。 世界一タキシードが似合うブルース・マンともいわれるB.B.キングは2005年、実齢(おんとし)80歳でもステージに立っていた恐るべしB.B.キングは2008年にアルバム「One Kind Favor」(ASIN: B001CT05XA)がリリースされたそうです。
B.B. King and Friends
BBキングの80歳誕生日記念アルバムではキングのお友達としてVan Morrison、Eric Clapton、Darryl Hall & John Oates、Bobby Bland、Elton Johnなどと共演しています。 Eric Claptonとのデュエットで”The Thrill Is Gone”やHoward Tate(ハワード・テイト)の”Ain’t Nobody Home”のカバーなどを収録した”80 (B.B. King & Friends 80)”が聴けるアルバムは「B.B. King and Friends」(ASIN: B001CT05XA)です。
Blues All Around Me: The Autobiography of B. B. King
エルヴィス・プレスリーとの出会いも語られているB.B.キング自伝の単行本が出版されているそうです。(ペーパーバック版もあり)
だから私はブルースを歌う―B.B.キング自叙伝
黒人の女の子達が黒人歌手でなく白人のエルヴィス・プレスリーに歓声を挙げるのはなぜ?とB.B.キングは考察します。