JAMES ‘Godfather of Soul’ BROWN (1933 – 2006)
JB: ソウルのゴッドファーザー
James Brown and the Cape
ジェームス・ブラウンというとお得意の”マント・ショー”のバッタリ倒れるド派手なパーフォーマンスの黒人歌手を思い浮かべます。 独創的な歌からエネルギッシュなダンス、そしてパーフォーマンスのアイディアだけでもすごいのにプロモーションまでもしてしまうジェームス・ブラウンはまさにファンキーなミュージシャンです。 JBといえばジェームス・ブラウンですがゼロゼロセブンのジェームス・ボンドもJBでした。
サウス・カロライナ生まれのジェームス・ブラウンは家が貧しかったため子供の頃から綿花摘みや靴磨きなど色々な仕事をしていましたが、なかでも小銭稼ぎのダンスがその後のジェームス・ブラウンのファンキーダンスに役立ったのかもしれません。 ジェームス・ブラウンのファンク・ソウルダンスは最高です。 ファンキーチキン、マッシュポテト、ロボット、キャノンなど色々なムーヴが組み合わされたディスコダンスは見ているだけで自分が踊っているみたいに楽しくなります。
16歳の頃入った感化院ではゴスペルグループを結成していたジェームス・ブラウンでしたが、ムショに演奏しに来たゴスペル・グループのリーダー”Bobby Byrd(ボビー・バード)”と運命の出会いをしました。 早めの出所となったジェームス・ブラウンはボビー・バードのグループ”The Gospel Starlighters”に参加しました。 50年代の人気R & B歌手のFats Domino(ファッツ・ドミノ)などのミュージシャンに影響を受けた彼らは神を賛美するゴスペルから俗世の音楽界に入ります。 ダンスも含むエンターテイニングなバンド”James Brown & the Famous Flames”の前身である”The Flames(フレイムス)”を1955年に結成し、翌年の1956年にはキング・レコードで初吹き込みをします。 この”Please, Please, Please”は後々のジェームス・ブラウンの有名なマント・ショーのパフォーマンスへと発展します。 絶唱して力尽きてもなお演じようとするジェームス・ブラウンをメンバーが「まぁまぁ、もういいからステージを降りろ。」ってな感じでなだめるパフォーマンスです。 最初はマントではなく楽団員の上着でしたがだんだんにギンギラギンのプロレスラー風マントになったそうです。
James Brown 60’s Cape Routine – Please Please Please – YouTube
ボビー、カムバック! Try Me!
ジェームス・ブラウンが歌手生命を賭けた自作の1958年のバラード、”Try Me(トライ・ミー)”は空前の大ヒットとなりR & Bチャートで1位に輝きました。 その後一度は決裂したものの、ジェームス・ブラウンとボビー・バードは再び組んで1962年にアポロ劇場に出演しています。 ボビー・バードなしのジェームス・ブラウンはあり得ないといっていいでしょうか。 The Drifters(ドリフターズ)、The Flamingos(フラミンゴス)、Little Willie John(リトル・ウィリー・ジョン)、B.B. King(B・B・キング)等と喉を競ったアポロ劇場出演がジェームス・ブラウンを大スターにしたのです。 当時珍しかったLPの”ライヴ”アルバムを自力でリリース、シングルカットなしのLP「Live At The Apollo」がヒットチャート入りしたそうです。
James Brown – Try Me – YouTube
Get up (I feel like being a) Sex Machine!
ジェームス・ブラウンとボビー・バードといえば、1970年の”Sex Machine”でのノリノリの掛け合いは有名で、その曲のなかでの”Get up!“はJBの通称が「ゲラッパ」といわれる所以だそうです。
※ちなみに2003年に 井筒和幸監督の映画で 西田敏行が主演したジェームス・ブラウンにからむコメディのタイトルが「Get Up!(ゲロッパ!)」 での曲は”(I Feel Like Being Like A) Sex Machine”と”It’s a Man’s World”です。
ちなみに”Sex Machine”の意味は”Someone with considerable sexual prowess.”又は”A man or woman sexually very active.”だそうです。(精力絶倫?)
JB: DYNAMITE!
小さな身体でこのパワー!
50年代後期にはジェームス・ブラウンの先輩であるRoy Brown(ロイ・ブラウン)、Little Willie John(リトル・ウィリー・ジョン)、Little Richard(リトル・リチャード)、Hank Ballard(ハンク・バラード)などの曲もカバーしました。 特に中でもジェームス・ブラウンが師匠と仰ぐリトル・ウィリー・ジョンが1964年に獄中死したその年にトリビュートアルバム「Thinking of Little Willie John and a Few Nice Things」をリリースしてリトル・ウィリー・ジョンのヒット曲”Talk To Me”などを収録しています。 この時期のヒットは”I Feel Good”、”It’s a Man’s World”、”Cold Sweat”や”Mother Popcorn”等ですが、一連のアルバム、1966年の”I Got You(I Feel Good)”、1968年の”I Can’t Stand Myself”や”Papa’s Got A Brand New Bag”がグラミー賞受賞の対象となったそうです。
James Brown – I Feel Good – Hollywood A Go-go in 1964 – YouTube (Amazing dancing)
James Brown – Out Of Sight – Hollywood A Go Go in 1964
JB:ファンキー、リズム・レヴォリューション!
R & Bとブルース(ブルーズ)界に新リズムで殴りこみをかけ、60年代にR & Bをすっかり変えたジェームス・ブラウンの70年代はハードコアなファンクに発展、1964年にはバンドメンバーとしてベースにフリークなBootsy Collins(ブーツィー・コリンズ)、トロンボーンに”Friendly” Fred Wesley(フレッド・ウェズリー)、サキソフォンにはファンク・サックスの大物プレーヤーとなるMaceo Parker(メイシオ・パーカー)が”The JB’s”に参加して黒人の泥くささを強調したジャンルを確立しました。 特にサックスのメイシオ・パーカーの独奏的なシンコペーション的演奏方法がそれまでのメロディを担当するソロ楽器のサックスを初めてリズム楽器として演奏したことが”Papa’s Got A New Bag”に代表される新しいファンク音楽の登場となったようです。
Hey, Wanna Get Funky To James Brown!
James Brown & The Famous FlamesのOut Of The BlueやShhhhhhhh (For A Little While)、Hey America、People Wake Up And Live、Think、Money Won’t Change You、There Was A Time、You Took My Heartなどが聞けたサイトのThe Soul Club Jukebox(http://www.soulclub.org/)が消えうせました。(コストのかかるハードウエアの問題らしい)
※ちなみにジェームス・ブラウンの”For A Little While”が収録されているアルバムは「Fine Old Foxy Self」
ジェームス・ブラウンのキング・レコード時代の”Kansas City(カンザス・シティ)”などがファンキーな音楽が聴けるラジオのプレイリスト”Mike and Baron Talkin Soul With Songs – Tribute: Jet Magazine Soul Brothers Top 20 from April, 1967 part 2″ Soul-Patrol Radio”は聴けなくなりました。
そのプレイリストにはJoe TexのShow Me、JBのKansas City、ラリー・ウィリアムズとジョニー・ギター・ワトソンのMercy Mercy Mercy!、Jackie Wilson(ジャッキー・ウィルソン)のI Don’t Want to Lose You、その後は1971年の西アフリカのガーナ・ライヴにも参加したWilson Pickett(ウィルソン・ピケット)のFunky Broadway、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)とKim Weston(キム・ウェストン)のデュエットでTake2(It Takes Two)、Little Willie John(リトル・ウィリー・ジョン)のTalk To Meの他、Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)、The Platters(プラターズ)などなどが聞けました。
☆ジェームス・ブラウンのアルバム別の歌詞が見つかるJames Brown Lyrics by Albums – STLyrics.com
James Brown on Last.fm
最近日本語バージョン対応になったソーシャル・ミュージック・プラットフォームのLast.fm – James Brownにおける人気曲目は、今現在は1位がI Got You (I Feel Good)で常時トップを保ち、The Payback(Unchained)、Sex Machine、Get Up Offa That Thing、It’s A Man’s Man’s Man’s Worldなどが入れ替わります。
☆Last.fmについてはHot’n Coolのパーソナル・オンライン・ラジオ Last.fm参照
“Are you ready for the Godfather of soul, Mister Dynamite, the hardest working man in show business?”
ジェームス・ブラウンの30年間の専属司会者(MCで付き人)のDanny Ray(ダニー・レイ)の呼び出しでJBが登場するファンキーなショーは世界でいったい何回公演されたことでしょう。 日本でも2006年の2月から3月にかけて10年ぶりにジェームス・ブラウン50周年記念ライヴが公演されました。 観客の多くは”昔ファンキー”の方々だったようで若者は少なかったそうです。
2大音楽ジャンルであるFunk(ファンク)と後のRap(ラップ)を生み出した究極のカリスマ・ミュージシャン”ジェームス・ブラウン”は70年代のディスコ・ブームの犠牲になったといわれますが、その70年代と80年代のソウル・シーンではジェームス・ブラウンの独奏的な音楽の影響を受けた、あるいは模倣したミュージシャンもいました。
JB40: 40th Anniversary Collection
トップの画像は殆どのヒット曲を収録したジェームス・ブラウン入門編ともいうべき2枚組みCD
Desk1はソウルフルな1956年のPlease, Please, PleaseからI Got You (I Feel Good)の他、Papa’s Got A Brand New Bag、Licking Stick、Mother Popcorn、Say It Loudなどです。
Desk2はファンキーな曲目で”Star Time”には収録されていないDown And Out In New Yorkを始めGet Up I Feel Like Being A Sex Machine、My Thang、Talkin’ Loud And Sayin’ Nothing、Get Up Offa That Thing、Papa Don’t Take No Messなどを収録しています。
Say It Loud, I’m Black and I’m Proud
ディスク1の”Say It Loud – I’m Black and I’m Proud”という曲は1968年にジェームス・ブラウンが書いてヒットチャートに入った代表曲の一つで、後に”The J.B.”のバンドマスターとなったトロンボーン奏者のFred Wesley(フレッド・ウェズリー)を初めてフィーチャーしています。 この”Say It Loud”は1960年代のブラックパワー(公民権運動)の賛歌としても有名なんだそうです。 人種差別に対抗するメッセージを込めた曲としてはジェームス・ブラウンの他にも1939年からBillie Holiday(ビリー・ホリデイ)が歌った”Strange Fruit(奇妙な果実)や、Sam Cooke(サム・クック)の1963年の”A Change Is Gonna Come”があります。
James Brown – Say It Loud, I’m Black and I’m Proud – YouTube
Star Time
初期から30年に渡るジェームス・ブラウンの集大成ともいえる1991年発売の4枚組CDボックスセット
ソウル・バラードからファンキー・グルーヴまで余すことなく収録した「Star Time」(ASIN: B000001G1E – Amazonco.jp)
年代順にリストされた全70曲の試聴はStar Time Box Set – CD Universe
60年代キングレコードからリリースされたJames Brown and His Famous Flamesの輸入盤CDでオリジナルは1959年の「Please Please Please」と、オリジナルが1960年の「Think(ASIN: B000002G71 – Baby album cover image)」でジェームス・ブラウンのソウルを掴もう!
アルバム「プリーズ、プリーズ、プリーズ」の試聴はPlease Please Please – CD Universe
アルバム「シンク」の試聴はThink – Amazon.com
Live At The Apolloはオリジナルが1963年のLPのCD化でTry Me、Please Please Please、Night Train(テナー・サックス奏者のKing Curtis(キング・カーティス)の演奏でも有名)などを収録
Live at the Apollo [1962]
試聴はLive at the Apollo – Amazon.com
James Brown – Night Train – YouTube
Live At The Apollo Volume 2は1968年のライヴ2枚組CD
Live at the Apollo, Vol. II
試聴はLive at the Apollo, Vol. II
ファンクの誕生が記録されたライブを含む3枚組みアルバムにはファンキーなPapa’s Got a Brand New BagやソウルバラードのIt’s A Man’s Man’s Man’s Worldの他、あまり聴かれないJust You and Me, Darlingも収録されています。
Papa’s Got a Brand New Bag
試聴はPapa’s Got a Brand New Bag – CD Universe
♪ Just You and Me, Darling (1961) – YouTube
In the Jungle Groove
In the Jungle Groove
オリジナルは1986年というCDの試聴はIn the Jungle Groove – Amazon.com
James Brown – Sex Machine
Get up offa that thing,
and dance ‘till you feel better…
1979年代のファンク・レヴォリューション! 目玉は冒頭のGet Up (I Feel Like Being A) Sex Machine(ゲロッパ!)、そして1970年のチャート第2位だったBrother Rapp!
Sex Machine
メインは1969年The James Brown Bandライヴ盤から12曲を収録しているアルバムの試聴はSex Machine – Amazon.com
1969年にジェームス・ブラウンがプロデュースしたファンク・アルバム「It’s My Thing」(Amazon.co.jp)では、2006年4月にも来日した60年代後期にJBファミリーの紅一点であるBobby Byrd(ボビー・バード)の妻のMarva Whitney(マーヴァ・ホイットニー)とジェームス・ブラウンのデュエット”Sunny(サニー)”が収録されています。 バックのピアノはボビー・バードでしょうか。 ”あんちゃん、俺を見守ってくれて、ありがとう”としんみりと聞かせる「サニー」はテネシー出身のソウル歌手のBobby Hebb(ボビー・ヘブ)が亡き兄を偲んで1963年に作った曲をJBが1966年に吹き込んだものだそうです。
Marva Whitney and James Brown – Sunny – YouTube
Bobby Hebb – Original Sunny – YouTube
☆Sunny, yesterday my life was filled with rain….と歌われる”サニー”の歌詞はlyricsfreak.com
♪ Sunny by Cornell Dupree – YouTube
レアなMy Thangが収録されているアルバムはオリジナルが1974年にリリースされたCDカバーがサイケな「Hell」です。
試聴はHell – Amazon.com
ジェームス・ブラウンの出演映画
Ski Party
映画出演といっても俳優としてというより当時人気歌手のゲスト出演としてでしたが、ジェームス・ブラウンの歌が聴けるのは1965年にAlan Rafkin(アラン・ラフキン)監督の青春ミュージカルコメディ「Ski Party(スキーパーティー)」で、主演はFrankie Avalon(フランキー・アヴァロン)がTodd Armstrong役で、テレビシリーズの「The Many Loves of Dobie Gillis(ドビーの青春)」で人気者だったDwayne Hickman(ドウェイン・ヒックマン)がCraig Gamble役でした。 映画タイトル曲の”Ski Party”は60年代にはティーンに人気のポップス歌手だったフランキー・アヴァロンが歌いましたが、ジェームスブラウンはスキーセーター姿で”I Got You (I Feel Good)”や”The Famous Flames”を歌っています。
当時はアイドルだったフランキー・アヴァロンは古くは1960年のJohn Wayne(ジョン・ウェイン)やRichard Boone(リチャード・ブーン)が出演した「The Alamo(アラモ/デイビー・クロケット)」で最年少で唯一人生き残ったSmitty(スミティ)役を演じましたが、最近でも1978年のトラヴォルタの「Grease(グリース)」で”Beauty School Drop-Out”を歌うなどして数多くの映画に出演し、60年代にミスコン優勝者と結婚して8人の子供と10人の孫がいる現在も元気いっぱいで活躍しています。
James Brown sings I Got You in Ski Party – YouTube
The Blues Brothers
ジェームス・ブラウンは1980年の映画「ブルース・ブラザース」に牧師役で出演しますが、「光を見たか?!」という説法によりジェイクとエルウッドにバンド再結成がひらめく重要なシーンです。 Jailhouse Rock(監獄ロック)をThe Blues Brothers(ブルース・ブラザース)、Cab Calloway(キャブ・キャロウェイ)、Ray Charles(レイ・チャールズ)やAretha Franklin(アレサ・フランクリン)などと一小節づつ歌った他、「目覚めよ!」と”Old Landmark”も歌っていますが、映画の最後に50年代後期から演じられてきたジェームス・ブラウンお得意のマント・ショーが添えられていると聞いたが教会で歌うシーンはあるのですが、何度ビデオを観てもマントショーのシーンが見つからない…… 私の好きなキャブ・キャロウェイのMinnie the Moocher、Fats Domino(ファッツ・ドミノ)のI’m Walking、Louis Jordan(ルイ・ジョーダン)のLet The Good Times RollやらJohn Lee Hooker(ジョン・リー・フッカー)のBoom Boomなどの映像も観られます。(私にとって「ブルース・ブラザース」は懐メロ特集映画)
映画「Matrix(マトリックス)」のAgent Smith(エージェント)ファッションの元ともなった「ブルース・ブラザース」の映画にゲスト出演したことがジェームス・ブラウンのカムバックの火付けとなり、その後Rapp(ラップ)の”The Payback”を発表するに至り、1985年のLiving in Americaが再びグラミー賞に輝いたのです。
「愛と情熱のジョセフィン・ベイカー」のリン・ウィットフィールドが出演した1983年の日本未公開のコメディ映画「Doctor Detroit(ダン・アイクロイドの Dr.デトロイトを探せ!)」ではジェームス・ブラウンがダンスシーンで”Get Up Offa That Thingや”King Of Soul”を歌いました。
James Brown in Dr. Detroit – YouTube
1998年には日本未公開の泣けるEddie Murphy(エディ・マーフィ)主演映画「Holy Man(ホーリーマン)」に最初の方で本人として顔を出しています。(助けて、神様! …… ザ・G-スポット!)
Good morning, Vietnam
1987年のBarry Levinson(バリー・レヴィンソン)監督の「グッドモーニング、ベトナム」はベトナム戦争の1965年にサイゴンで実際に米軍放送用ラジオ番組でのマシンガンのような早口で人気だったDJのAdrian Cronauer(エイドリアン・クロナウアー)を描きながらベトナム戦争を他とは違った観点から語った映画です。 主演したコメディアンで俳優のRobin Williams(ロビン・ウィリアムズ)が同年のアカデミー賞のコメディとミュージカル部門における男優賞に輝きました。
脚本家でもあるバリー・レヴィンソンは1988年のRain Man(レインマン)、1990年のAvalon(わが心のボルチモア)、2001年のhtBandits(バンディッツ)などの監督として知られています。
この「グッドモーニング,ベトナム」でRobin Williams(ロビン・ウィリアムス)が演じるDJがラジオ放送で曲の紹介をするのですが、ジェームス・ブラウンのI Got You (I Feel Good)の時はもうノリノリでした。
「グッドモーニング、ベトナム」のバリー・レヴィンソンと ロビン・ウィリアムズは2006年の「Man of the Year(ロビン・ウィリアムズの もしも私が大統領だったら…)」で再びコンビを組んでいますが飲みすぎと遺伝らしき心臓病が案じられています。
「グッドモーニング、ベトナム」の主人公がDJですから映画で使用された曲目はすごい! ですがPerry Comoの”Dream On Little Dreamer”、Frankie Avalon & Annette Funicelloの”Beach Blanket Bingo”、Wilson Pickettの”The Midnight Hour”、The Beach Boysの”Don’t Worry Baby”などや最後にロビンが”Goodbye,vietnam!”と叫んだ時のBGMの”Rawhide”などはサントラには収録されていません。 ジェームス・ブラウンのI Got You (I Feel Good)は、入ってます!
「Good Morning Vietnam: The Original Motion Picture Soundtrack」(ASIN: B000002GEA)
ジェームス・ブラウンのセックス・マシーンに加えてSantana(サンタナ)のBlack Magic Woman(ブラック・マジック・ウーマン)やPeppino Gagliardi(ペピーノ・ガリアルディ)が歌ったRaymond Lovelock(レイモンド・ラヴロック)主演の「Che Vuole Questa Musica Stasera(ガラスの部屋)」のテーマなど70年頃に日本で流行った曲が収録されているアルバムは「僕たちの洋楽ヒット Vol.4 1970~71」
「Plagio(ガラスの部屋)」は1969年にハンサムで可愛いお尻のRaymond Lovelock(レイモンド・ラヴロック)が主演したSergio Capogna(セルジオ・カポーニャ)監督のイタリア青春映画です。
☆ラテンロックのSantana(サンタナ)についてはAudio-Visual Trivia内のソウル・トゥ・ソウル 魂の詩 Soul to Soul
サントラといえば最近では2005年にSteve Carell(スティーヴ・カレル)が主演した「The 40-Year-Old Virgin(40歳の童貞男)」にもジェームス・ブラウンの歌が収録されています。
I Got Ants in My Pants(ムズムズするぜ!)
I’m going away tonight.
「Top Gun(トップガン)」のTony Scott(トニー・スコット)が監督したBMW (カーメーカー)など数々のCMに出演したり、家庭内暴力(妻殺害未遂?)で服役したなどという奇行も多いジェームス・ブラウンですが、1988年にシングル(アルバム?)「I’m Real」(ASIN: B00000IG5X)を、1991年にはブルース&ソウルの原点に戻ったLP「Love Over-Due」(ASIN: B000091TNP)をリリースしたそうです。
BMW Commercial with James Brown – YouTube
……などとこのブログの記事を書いて間もなくのこと、2006年の12月25日のクリスマスにジェームス・ブラウンは73歳で急逝しました。 2004年の前立腺癌の手術後も無事復帰して活動を続けていたのに大変残念です。 究極の掛け合いコンビだったボビー・バードもジェームス・ブラウンと同じく73歳で2007年に亡くなってしまいました。
Get On Up (2014)
ファンクの帝王と呼ばれたジェームス・ブラウンの伝記映画「Get Up On(ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~)」がChadwick Boseman(チャドウィック・ボーズマン)主演で公開されます。 ボビー・バード役はNelsan Ellis(ネルサン・エリス)ですが、1980年の「The Blues Brothers(ブルース・ブラザース)」でエルウッド・ブルース(背の高い方)を演じたDan Aykroyd(ダン・エイクロイド)がマネージャーのBen Bart(ベン・バート)役で出演。 JBの歌ではGet Up Offa That Thing、The Payback、Out of Sight、I Got You、Caldonia、Please, Please, Please、Hold It、Papa’s Got a Brand New Bag、It’s a Man’s Man’s Man’s World、Mother Popcorn、Try Meなどが使用されています。 ゲロッパ!ゲロッパ!アイガット・ユー! Hu! hu! Hu! hu!
♪ James Brown – Sexy, Sexy, Sexy (The 50th Anniversary Collection Cd1)
ひょ~~
まだ記事はよく読んでいないのですが、ジェームズがアップされているときたらね~~
「ゲロッパ」という言葉が印象的。
あとベストヒットUSAに出演した際、MCの小林克也の質問を無視、自身のレコードセールスなどの記録を延々と語り続けたのがめちゃツボにはまりました。
おばさんパーマのような髪型もいけてますよね~~
anupamさんも興味有りですか! 実はもう若い方のなかにはファンはいないかと思っていましたよ。後期のマントショーだけを見た方々は好き嫌いが分かれるところですね。
私の大好きな”I Feel Good”のダンスが観られるTVショー”Hollywood A Go-go”のクリップがYouTubeから削除されないことを祈ります。
James Brown Live !!!
うひゃひゃ! King of Soul ! Mr,Dynamite ! Soul General ! じぇ~ぃむす・ぶらうん! 観てきちゃったよん!
おお!
King of Soul !
Mr,Dynamite !
Soul General !
God Father of Soul !
じぇ~ぃむす・ぶらうん!
今年、来日公演を見ちゃいましたよぉ!
70歳だってぇのに2時間くらいのライヴをこなしてました、サスガ。
こんなキャラクターの人はそうそういないので、頑張ってほしいですね。
あ
TBさせていただきました♪
ken-sann」さん!何ですと!JBのライブをご覧になった! くぅ~、くやしい!
ですが正解ですよ、今観ておかないとね。
はいはい、健在ですよ、JB!自分の曲がミックスで使われるのは大いに結構!とさすがに大御所らしく寛大です。60年代の曲はリアルタイムではありませんが、70年代はもちろんリアルタイムです。踊ってました。そのたびに肩で息をして…いまだにおばさんパーマのようなヘアスタイルでステージで踊るJBは偉大です。上げ底の靴もあのままですよ~!
NOVAさんも興味有り組ですか!70年代のソウルがお好きだからもっともですね。JBイコール青春!この記事にトラックバックを頂戴した”ken-sann”はライヴに行って来たそうです。
キャブ・キャロウェイはジャネット・ジャクソンのPVにも出演した事がありましたよ。”Allright”という曲です。観る機会がありましたらぜひ!他にも「雨に唄えば」のシド・チャリースという女優さんも出ています。
Club Babalu一周年”おめでとうございます!
キャブ・キャロウェイがジャネットのPVで演奏したなんて驚きです。シド・チャリースはモチロン踊ったのでしょうね。ぜひ観てみたいです。キャブ・キャロウェイは元祖踊るバンマスみたいで好きです。
こんにちは
いろいろなアーティストの丁寧なご紹介、ときおり拝見しております。
さて、
>Live At The Apollo Volume IIは1963年のLPのCD化で2枚組セット
ですが、1963年は最初のアポロライヴで、Ⅱは1968年の誤植ではないかと存じますので、ご確認いただければ幸いです。
では宜しくお願いします。
barbaraさん、重大な誤りをご指摘頂きまして有難うございます。御礼とともにお詫び申し上げます。早速張り替えました。これに懲りずに今後とも宜しくご指導下さいませ。
来ました!
ソウル・ファンク聞きまくりできますね。
最高です!
リンクもさせてください。
私は楽器の演奏が出来ないので知識は無いのですが好きな曲や歌手について書き記しています。よろしくご指導下さいね。垂涎のmuffさんのキューバ旅行をよく読まねば!と思っています。