ドクター・デューク・ トゥマトー Dr. Duke Tumatoe

You’ve Got the Problem!
You've Got The Problem by Dr. Duke Tumatoe & the Power Trio
Dr. Duke Tumatoe & the Power Trio

そろそろクリスマス・シーズン!というわけではないですが、サンタクロースみたいな白髭のDr. Duke Tumatoe(ドクター・デューク・トゥトー)をご紹介します。
ユーモラスでちょっと好色そうなDuke Tumatoeはシカゴ生まれのモダンブルース・シンガーで、演奏の時もウヰスキーを飲みながらというエンターテイナーです。 キャンパス・バンドから音楽活動を始めたDuke Tumatoeはポップスロック・バンド”REO Speedwagon(スピードワゴン)の1967年創設メンバーの一人だったそうですが総勢17人ものメンバーチェンジがあったというバンドからは1969年には独立しています。 それがDuke Tumatoe & the All-Star Frogs(オールスター・フログズ)で70年代や80年代の13年間はオハイオやイリノイなどのアメリカ北西部でバーやキャンパスのラジオショーなどでツアーしていましたが、このハードスケジュールのおかげでバンドとしてのアルバムを2枚リリース出来たのだそうです。 そのアルバムというのが1976年の「Red Pepper Hot!」と1982年の「Back to Chicago」で現在はCD化されているそうです

ちょっと疲れたデューク・ トゥトーは翌年に解散してDr. Duke Tumatoe & the Power Trioを結成しSweetfinger Musicという自社レーベルも作り4枚ほどリリースしました。
トリオのメンバーはCDの説明によると、Mark Christopher Rohrman(マーク・クリストファー・ラーマン)がベースギターとコーラス、P.J. Yinger(PJインガー)がジャジーなトランペット、Dan Holmes(ダン・ホームス)がハモニカ、パーカッション、ピアノとコーラスとあったのですが、2006年のDuke TumatoeのオフィシャルサイトによるとMark Christopher Rohrman(マーク・クリストファー・ラーマン)がベースギターとコーラス、James Mitchell Hill(ジェームス・ミッチェル・ヒル)がキーボードとコーラス、Toby Seiler(トビー・ザイラー)がドラムだそうです。
Dr. デューク・ トゥトー はR & B、ロック、ブルース(ブルーズ)やファンクなどを融合しユーモアを加味した独特の音楽ですが、なんとMuddy Waters(マディ・ウォーターズ)、 Buddy Guy(バディ・ガイ)、B.B. King(BBキング)などの伝説のブルースマン達の前座を務めたこともあるんだそうです。 お年の割りには透き通ったファンキーな声でブルースを歌うドクター・デューク・ トゥトーの何処が昨今のブルースギタリスト達と違うかというと、年期の入った皮肉っぽい歌詞や陽気でおどけたパーフォマンスでしょうか。

☆ドクター・デューク・ トゥトーのオフィシャルサイトはDr.DUKE tumatoe Official Site
さて、ここで問題です。 トマト爺はいったいぜんたい何歳でしょうか?
答えは、1947年生まれだから2006年でもうすぐ60歳です。
今現在、Dr. Duke Tumatoeが出演しているのはBOB & TOMラジオショーで、St. Louis Cardinals World Champions 2006:地元野球のセントルイス・カージナルス(NFLアメフト・ワールドシリーズか?)の応援歌の”A Hard Nine”をDuke Tumatoe and The Bob & Tom Bandが歌ったとか。

REO Speedwagon
デューク・ トゥトーが初期に活動していた”REO Speedwagon”というのは80年代のアメリカン・ハードロック・バンドの代表格といわれていましたが、1979年に初のセルフ・プロデュースした”High Infidelity(禁じられた夜)”をリリースして以来ハードロックからポップス寄りに移ったそうです。
このバンド名が単語としてMY”zenigeba辞書”にすでに登録してあったので自分でビックリ。 つまり”REO Speedwagon”は日本でも70年代以降のディスコ世代には懐かしいバンドなのです。
Duke Tumatoe(デューク・ トゥマトー)とREO Speedwagon(スピードワゴン)の関係について書かれた英語の掲示板はEarly history of REO Speedwagon – Bill Fiorio (aka Duke Tumatoe) – ExpertsAbout.com
※ ところでTumatoeは日本語のカタカナではどのように表記すれば最適なのか何方かご存知でしょうか? 作り立てのオフィシャルサイトにはトマトの画像があるから”トマト”?トゥマトー?

You’ve Got The Problem!
ページトップの画像は2006年リリースの最新アルバムで、パートナーに認めて貰えない哀れな男の奮闘物語の”You’ve Got The Problem!”
♪ 試聴はDR. Duke Tumatoe – You’ve Got The Problem! – レコチョク
アルバムタイトル曲のYou’ve Got The Problem、Real Mean Woman、アコースティックなブルースのMudcat Man、Be So Easy、そしてラストはトランペット演奏が効果的なMoanin’ After Bluesはなんだか古い蓄音機から流れてくるようなサウンドですが嘆いている声がちょっと笑える。
My Baby Is A Nudist -Duke Tumatoe – YouTube

注!このクリスマスCDは当然お子様向けではありません。
It’s Christmas(Let’s Have Sex)
クリスマスに最適なのかどうか迷うところですが、2001年にリリースされた”Eat Me – I’m A Turkey”などとユーモラスだけどちょっと不謹慎な”トマト・サンタ爺”のクリスマス・アルバムではクリスマスソングのセクシーバージョンが聴けます。
下記の画像は2001年発売のCDですが入手困難となり、現在は2006年発売のCDとなっています。
It's Christmas by Dr. Duke Tumatoe & the Power TrioIt’s Christmas (Let’s Have Sex)
♪ 試聴はIt’s Christmas by Dr. Duke Tumatoe – Qobuz.com

ドクター・デューク・ トゥマトー Dr. Duke Tumatoe」への5件のフィードバック

  1. REO Speedwagon、随分懐かしいです。学生時代に時々聴きました。もう30年も前の話です。
    ken-sannさんをご紹介していただき、ありがとうございました、まさに私が行きたいと思っているロードそのものを歩いてらして、これからいろいろ教えを請わなくっちゃと思っています。ミシシッピに対する視線にとても親近感を覚えました。

  2. ken-s より:

    ト、トゥ、チュ? トゥメィトー?
    つ、つま先の病気か?(笑)
    ん~、難しい発音・・・
    これは、ネイティブの人に聞かなきゃ分かんないっすよね。
    やはり「トマト」ってのは発音が似てるからシャレなんでしょうかね~。
    あ、あ、
    Novaさんっ
    教えを請うなんて!
    こっちこそミシシッピ生情報の教えを請いたいですよぉ!

  3. koukinobaaba より:

    「ken-s」さん、ken-sannですよね。
    ネット上では、”Tumatoe”をタマトゥーと日本語表記している方が一人だけで後は原語のままでした。ウエブサイトはトマトの画像がいっぱいなのでトマトに似た発音でしょうね。
    NOVA さんがアメリカ人のご主人に伺ったところ、”トゥマトー”だそうです。 日本風に「トマト」でいいのかな。

  4. Duke Tumatoeを紹介くださってありがとうございます。
    この記事のリンクも張っておきます!

  5. koukinobaaba より:

    「ヌーディストライフ 」さん私のブログはヌーディストとは無関係ですがセクシーなヌードは大好きです。
    ヌーディストとセクシーヌードはこれまた無関係ですね。

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