Dennis Quaid as Jerry Lee Lewis and Winona Ryder as Myra
Dennis Quaid in Great Balls of Fire!
50本以上のテレビ番組や映画に出演してきたデニス・クエイドは俳優だけではなく、なんと”Dennis Quaid & the Sharks“というロックバンドのリード・ヴォーカルでギターをかき鳴らすロッカーなのです! そのデニスは35歳の時、1989年にフィフティーズの奇人ロックンローラーと云われたJerry Lee Lewis(ジェリー・リー・ルイス)の伝記映画「Great Balls of Fire!(グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー)」に主演しました。 この時、デニス・クエイドは35歳でした。 映画の「火の玉ロック」はペドフィリア(小児性愛者)とまで噂されてスキャンダラスな人生を送った実在のロックンローラー「ジェリー・リー・ルイス」の伝記をJim McBride(ジム・マクブライト)が監督した映画です。 原作はなんとジェリー・リー・ルイスの幼な妻だったMyra Gale Lewis(マイラ)が共同執筆者を得て1982年に書いた自伝でしたが、映画では1950年代末期のスキャンダラルについては殆ど描写されていません。 映画の中での歌はジェリー・リー・ルイス本人が映画のために特別に録音したものですが本人は妻だっマイラもこの映画も大嫌いと言ったそうです。 デニス・クエイドは形態模写にとどまらず、なんとジェリー・リー・ルイス直伝のピアノを披露しているのです。 映画のタイトルとなった「Great Balls of Fire」の意味は”でかい火の玉”?”すっげ、まじかよ!”? ”すごいやり手”? 古くからある英語のスラングでは”Fireball”と同じに極めてやり手で情熱的な力強い人のことだそうです。 歌詞の意味は「お前は俺の神経グラグラ、脳みそガタガタ 俺はお前を想い過ぎてまともじゃない 傷だらけだがゾクゾクするぜ ロクデモナイ 火の玉ロックだ!」
ジム・マクブライトは「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」の前には日本で唯一公開された作品でフランス女優のValerie Kaprisky (ヴァレリー・カプリスキー)が出演した「Breathless(ブレスレス)」を1983年にリチャード・ギア主演で監督し、この映画ではタイトル絡みでOtis Blackwell(オーティス・ブラックウェル)が作ってジェリー・リー・ルイスのカバーが有名な”Breathless”と”High School Confidential”を使用しました。 この他に1986年に今作同様にデニス・クエイド主演で「Big Easy(ビッグ・イージー)」を監督しています。
映画「火の玉ロック!」のあらすじ
以下のあらすじには特に驚くべき結末はありませんが、これからビデオをご覧になる方は読まない方が楽しめます。
ブルースが流れるオープニングでは闇夜に線路を超えて走る二人の少年(ジェリー・リー・ルイスと従妹のジミー・スウォガート)が映し出されます。 目的地は黒人のジューク・ジョイント(安酒場)、子供には目の毒、耳の毒。 一緒に行ったジミー少年はすぐに帰ってもジェリー・リー少年は帰らない。 なんたってその時Boogie-Woogie(ブギウギ)ピアノの弾き語りで演奏していたのがBooker T. Lauryの”Big Legged Woman”
Big legged mama Haha, Keep your dresses down, I swear honey, You got somethin’ up under there, Mmmmmmm, that makes me wanna, Lay it down a ha ha ha……
♪ Jerry Lee Lewis and Booker T. Laury – Beg Legged Woman – YouTube
Booker T. Laury – Beg Legged Woman
酒場で演奏していたブルースのピアニストの役名がPiano SlimでBooker T. Laury(ブッカー・T・ラウリー)が演じていますが、ピアノ・スリムというと1928年生まれのウェストコースト・ブルースマンで本名がWillard Burton(ウィラード・バートン)とかRobert T. Smithだといわれています。
場面変わって青年となったジェリー・リー・ルイスがブギブギピアノを弾いている。 ジェリー・リーがルイジアナにやって来たのはエルヴィスを発掘したサンレコードの経営者であるSam Phillips(サム・フィリップス)に紹介すると言ったJ.W. Brown(ジェイ・ブラウン)の家。 そこにはカントリー・ベース奏者のジェイ・ブラウンの娘で13歳のマイラがいる。 会話する二人はChewing gum(チューインガム)を噛んでいる。 マイラはフィフティーズの特徴でもある髪型で赤いリボンのポニーテイルで登場します。 ジェリー・リーはSun Records(サン録音所)で吹き込むためジェイ・ブラウンとメンフィスへ行く。 吹き込んで車で帰宅する時に流れる曲がサンレコードのCarl Perkins(カール・パーキンス)が1956年に作った”Honey Don’t”(スラップベースが効いているロカビリーで有名な”Blue Suede Shoes”のB面でリリースされた)
ちなみガムはクチャクチャ噛んでいるのが不良っぽくてかっこ良かった時代もあり大きく膨らますコンテストも行われたバブルガム(風船ガム)は1950年代に最も人気があったらしいですが近年ではガム類を一切禁止している国や地域が増えました。
サンレコードでの録音後、ブルース好きのサム・フィリップスが太鼓判を押してラジオからジェリー・リー・ルイスが歌うカントリー曲の”I’m Throwing Rice at the Girl That I Love”と”Crazy Arms”が流れます。 こうしてジェリー・リー・ルイスはサンレコードとの契約に至りますが、その時録音所にやって来たロックンロールの王者と呼ばれたエルヴィス・プレスリーに女の子が群がるのを見て俄然やる気になったのです。
場面代わって1956年のクリスマス、ジェリー・リー・ルイスはルイジアナ州のフェリデイの家にバスで帰る。 この時流れる曲はカントリーのGene Autry(ジーン・オートリー)が歌う”Rudolph the Red Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ)” 久しぶりに家族揃って迎えるクリスマス、従兄弟のジミーと連弾ブギウギ。 しかし神に仕えるジミーはブルースとブギウギは悪魔のなせる技だと言いますが、ジェリー・リーは歌う時にはいつも精霊を感じていると言い返します。
ジェリー・リーが子供の頃からお気に入りだったあのもぐり酒場では”Candy”で知られるR&B歌手のBig Maybelle(ビッグ・メイベル)を演じるValerie Wellington(ヴァレリー・ウェリントン)が”Whole Lotta Shakin’ Goin’ On”を迫力満点に歌っていましたが窓から潜入したジェリー・リーはこの曲を大いに気に入ったようです。 この曲のオリジナルは曖昧ですが1955年にビッグ・メイベルが吹き込んだことは確かで、その2年後に意味シン(卑猥)なセリフ入りのジェリー・リーのバージョンがビルボードのR&B部門で第一位に輝きました。(当初放送禁止を食らったそうですがその後のGreat Balls of Fireのヒットのおかげで再浮上)
場面代わって、ナッシュビルのカントリー酒場、気が荒い酔客の喧噪のなかで金網越しに演奏するジェリー・リーが”W
hole Lotta Shakin’ Goin’ On”を歌い出すと酒場の客連中は静まった。 いやノリノリになった! で、この曲を引っ下げてジェリー・リーはニューヨークに乗り込み、テレビの「スティーヴ・アレン・ ショー」に出演して乱暴ともいえるド派手なパフォーマンスで観客を湧かせます。 これにはキングのエルヴィスもビックリ。 一躍有名人になったジェリー・リーはモテモテ。 大金持ち。 ジェリー・リーがマイラを誘って飲み物を買いに行った時、マイラが手にしていたその週のヒットチャートの第一位はエルヴィスの”Teddy Bear”で第二位はSam Cooke(サム・クック)の”You Send Me”、第三位はDanny and the Juniors(ダニー&ザ・ジュニアズ)の”At The Hop(踊りに行こうよ)”でした。 それでこのシーンで流れる曲は一位だったエルヴィスの”Teddy Bear(テディ・ベア)”
出ました! 火の玉ロック!
1957年にジェリー・リーがサンレコードで吹き込んだ”Great Balls of Fire”は週を追うごとにランクアップしてとうとう第一位、空前の大ヒットとなったのです。 しかし、牧師となった親友のジミーが懸念したようにかなり際どい歌詞で神への冒涜とクリスチャン側からクレームが付いたとか。 劇場公演では”火の玉ロック”を歌いながらピアノを炎上させた当時人気のChuck Berry(チャック・ベリー)に「Top That, Nigger!(あれが出来るか、黒ん坊!)」と言ったシーンもあります。(黒人音楽のR&Bをコピーしたジェリー・リーは黒人が嫌いなのか、人気者が嫌いなのか? 多分負けるのが嫌い) ちなみに感化院あがりのチャック・ベリーはマン法(The United States White-Slave Traffic Act)により1959年から1963年頃まで服役していたそうです。
キタ、キタ、キター!! とうとうジェリー・リーの”Great Balls of Fire”がエルヴィスの”Teddy Bear”を抜いてトップに輝いたのです。 これでロックンロールの王座はジェリー・リーのもの。
ご機嫌なジェリー・リーがマイラを迎えに高校前に赤いキャデラックで乗り付けたので女子学生の嬌声でそりゃ、もう、大騒ぎ。 このシーンで流れるのは”High School Confidential”で、この曲は1958年のMGM映画「性愛の曲り角」のために当時MGMの俳優でソングライターのRon Hargrave(ロン・ハーグレーヴ)と共同でジェリー・リーが作ったそうです。 サンレコードからリリースされた1958年のビルボードR&Bのシングル部門で最高5位にランクしました。 「性愛の曲り角」のオープニングでジェリー・リーは走るトラックの荷台で歌い演奏しています。
1957年、当時22歳のジェリー・リーは13歳のマイラに結婚を申し込むのです。 ジェリー・リー三度目の結婚。 三度の結婚は合法です。 従妹同士の結婚も認められています。 未成年との結婚は当然違法です。 重婚も違法です。 ミシシッピ州の教会で結婚式も挙げてしまった帰り道に流れる曲はPerez Prado(ペレス・プラド)が1958年に作った”Patricia”(Bob Marcusが付けた歌詞に日本の芸者まで出てくる軽快なラブソング)
この事実をどっちが家族に話すかで押し付け合い、結局話さず終いで朝はマイラを学校に送るジェリー・リー。
ジェリー・リーが結婚の話をしようとオフィスに出向くとサム・フィリップスから映画製作の話をされる。 タイトルは「High School Confidential」という映画でRuss Tamblyn(ラス・タンブリン)とMamie Van Doren(マミー・ヴァン・ドーレン)が出演すると。
一方、何かおかしいと感づいた両親により結婚証明書が見つかり、「近親相姦に誘拐だ!」と激怒したジェイ・ブラウンは銃を手に家を飛び出す。 ジェリー・リーを殺してやるといきまいたが、サム・フィリップスの取りなしで思いとどまり、ジェリー・リーとマイラは家を出て新居を構えることになる。 車で去っていく二人はメンフィスにあるエルヴィスの豪邸「グレイスランド」を通過、よってBGMはエルヴィスの”Teddy Bear”
ジェリー・リーと組んでいるマイラのパパ(ジェイ・ブラウン)が仕事のためにも仲直りして演奏するは1958年の”Breathless”
結婚してからたった5ヶ月目でジェリー・リーはイギリス公演に行くこととなり事務所がマイラを同行するのを制止したのに夫婦だから当然だと二人揃って旅立つことに。 これがジェリー・リーの運命を180度変えることになるとは。 空港で記者団に取り囲まれたジェリー・リーがマイラが妻であることを認めたのです。(映画では15歳だと言っていますが) 「次期ロックンロールの王者が15歳の従妹と結婚!」とイギリス中は大騒ぎ。 ステージでは熱演するジェリー・リーのパーフォーマンスも観客の罵声で台無し。 演奏した曲は”I’m On Fire” イギリスを去る時に残した言葉は「ふざけんなよ。国に帰れば。。。」 ところが悪事千里を走るの例え通り、このニュースはとっくに広まっていて本国アメリカでも大騒ぎ、”重婚者!” 前妻との離婚の成立以前にマイラと結婚したジェリー・リーは総スカンを食ったのです。 人々は音楽ではなく私生活でジェリー・リーを批判したのです。 このシーンで流れる曲は”That Lucky Old Sun”、スローなこの曲は1956年頃にサンスタジオで吹き込みましたが未発表だったカントリーのカバーです。
窮地に陥ったジェリー・リーは凶暴になってきて人生が狂ったと愛するマイラにも当たり散らすしまつ。 ”High School Confidential”もチャートから消え失せた。 ジェイ・ブラウン(マイラのパパ)が参加しているトリオの仕事もジェリー・リーの暴挙で場末のステージさえなくなり、1959年にマイラに男の子が生まれましたが60年代のジェリー・リーは自暴自棄の生活を送り、酒浸りで常軌を逸したジェリー・リーにとうとうマイラは別れることに。
映画のラストでジェリー・リーが歌うのは1958年に吹き込んだ”Real Wild Child” この曲はオーストラリア出身のロックンローラーであるJohnny O’Keefe(ジョニー・オキーフ又はジョニー・オキーフェ)が共同で作ったという”The Wild ONe (Real Wild Child)”がオリジナルだそうですが、ピアノにガソリンをふりかけと火を放なち燃え上がるピアノを演奏するようなジェリー・リーはまさにワイルドな奴。(1967年のLive at Monterey Pop FestivalでJimi Hendrixはギターを燃やしてましたが) 映画のエンディング・クレジットに流れる曲はもちろん”Great Balls of Fire!”
「火の玉ロック」のトレーラーはGreat Balls of Fire! Trailer Trailer – YouTube
Great Balls of Fire! Trailer Trailer – VideoDetective
Great Balls Of Fire – Dennis Quaid with Jerry Lee Lewis – Youtube
Great Balls Of Fire – Dennis Quaid and Jerry Lee Lewis – Youtube
ちなみに映画公開当時の映画ポスターはインディゴ地の地味な画像ですが有名なデザイナーのBill Gold(ビル・ゴールド)が手掛けた作品でデニス・クエイドがマイクに向かっている画像でした。
噂では結婚した当時はまだサンタクロースの存在を信じているほど幼かったというジェリー・リー・ルイスの妻のマイラを演じているのが「Mermaids(恋する人魚たち)」で長女役を演じたWinona Ryder(ウィノナ・ライダー)です。(発育が良くてとても13歳には見えない) 他にはAlec Baldwin(アレックス・ボールドウィン)が牧師でジェリー・リー・ルイスの従兄弟であるジミー・スワガートを演じていますが、ジェリー・リー・ルイスが”- “Whole Lotta Shakin’ Going On”を歌って初出演した当時のテレビ番組「スティーヴ・アレン・ ショー」のシーンでSteve Allen(スティーヴ・アレン)本人が登場します。
Jerry Lee Lewis on Steve Allen Show 1957 – YouTube
「火の玉ロック!」の写真が見られるGreat Balls of Fire Photos – FILM.TV.IT
火の玉ロック
短い期間でしたが50年代に日本でもロカビリーが流行った時、ジェリー・リー・ルイスの”Great Balls of Fire”は「火事だ、火事だよ!熱いよ!あなたのキスで 火がついたぁ!」とヘンテコリンな日本語歌詞で雪村いづみがレコーディングしてテレビにも出演していましたが、ジャズ喫茶や日劇のウエスタン・カーニバルなんかでロカビリアンが歌う定番曲で(原語で)、その邦題が「火の玉ロック」でした。
サウンドトラックにジェリー・リー・ルイスが歌う”Great Balls of Fire”を使用した映画には前述の「Breathless(ブレスレス)」の他にも1973年の「That’ll Be the Day(マイウェイ・マイラブ)」、1978年の「Grease (グリース)」、1986年の「Stand by Me(スタンド・バイ・ミー)」、1988年にJodie Foster(ジョディ・フォスター)が出演した「Stealing Home(君がいた夏)」などたくさんあります。
Great Balls of Fire! DVD & VHS
☆ページトップの左の画像は2009年発売の日本語字幕DVDで、右は国内で入手出来る輸入版VHSです。
Great Balls of Fire! Soundtrack
1987年にリリースされた今でも人気の「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」のサウンドトラックはジェリー・リー・ルイスのヒット曲オンパレードです。
Great Balls Of Fire: Original Motion Picture Soundtrack – Newly Recorded Performances By Jerry Lee Lewis
サントラが試聴できるJerry Lee LEWIS. Great Balls Of Fire! (Soundtrack) – Allmusic.com (ジェリー・リーのThat Lucky Old Sunは下記のリンク先で聞けますがBig Legged WomanはBooker T. Lauryのボーカル)
CDカバー画像は映画のラストシーンで”Great Balls of Fire”を演奏するデニス・クエイドがピアノの上に乗っかって曲芸弾きしているところです。 そういえば、1960年代にテレビで観たプロレス映像で銀髪を振り乱しピアノの蓋を投げ飛ばしたり燃やしたりするジェリー・リーが力道山の額に執拗に嚙みついたフレッド・ブラッシーに見えました。
Dennis Quaid & the Sharks
ロスアンジェルスのクラブでロックとカントリーを演奏しているというDennis Quaid and the Sharksのレパートリーにはもちろんデニス・クエイドが主演した映画「グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー」でジェリー・リー・ルイス直伝の”火の玉ロック”も入っているそうです。
Dennis Quaid & The Sharks – YouTube
Dennis Quaid & The Sharks (2008) – YouTube
Audio-Visual Trivia内のデニス・クエイドの関連記事
デニス・クエイド Dennis Quaid
2006年のアメリカン・ドリームズ
2004年のイン・グッド・カンパニー
1998年のファミリー・ゲーム(ひとりっ娘)
1987年のビッグ・イージー
こんちは!
白人ロックンローラーと言えば Jerry Lee Lewis ですよね!(笑)
こんな映画があったとは知りませんでした。
チャック・ベリーとのイザコザやら、問題が多い人ですねぇ。
十年くらい前にボ・ディドリーやリトル・リチャードらと一緒のライヴに出演してましたが、歳なのにかなり元気なパフォーマンスを見せていました。
まだ演ってるのかなぁ・・?
チャック・ベリーとのトラブルって、1957年のニューヨーク公演で互角だと思っていたチャックの前座になってしまったジェリー・リーが怒って「火の玉ロック」のエンディングにピアノを燃やしたことでしょうか。 “Top THAT, nigger!”
たびたび失礼します。
えっと、詳しくは知らないんですけどね(笑)
そう、ジェリーの人種差別的発言とか、怒ったチャックと殴り合い・・とか、です。
どっちが勝ったかは分かりません、わはは。
ウワサですけど・・・ね。
なるほど、ジェリーの人種差別的発言と言うとやはりコメントに私が書いた “Top THAT, nigger!” ですね。トリを飾れなかったジェリー・リーが怒ってピアノに火をつけるパーフォーマンスをやった後、楽屋に戻ってチャック・ベリーに言った捨てゼリフです。あれとはピアノ炎上のことでしょう。