タンゴ・レッスン The Tango Lesson (1997)

Sally and 3 men dancing in The Tango Lesson
Sally Dances with 3 Men at the Loft in The Tango Lesson
Yo-Yo Ma plays Astor Piazzolla’s Libertango (Essential Yo-Yo Ma) – YouTube

The Tango Lesson
サリー・ポッターが魅せられたタンゴ!
貴方もタンゴを踊りませんか?
「タンゴ・レッスン」(1997年)はSally Potter(サリー・ポッター)が監督及び主演する「タンゴ」がテーマのサリー女史の愛の物語です。 タンゴに、いや・・・パリ在住のタンゴダンサーのPablo Veron(パブロ・ヴェロン)にか、取り付かれた女流監督サリー・ポッターがブエノスアイレスとパリで撮ったモノクロのロマンス映画です。(一部分は極彩色)
50歳代になろうとするサリーなのにお見事な脚さばきで、「タンゴ・レッスン」で振り付けも担当した名ダンサーのパブロ・ヴェロンに挑みます。 アテラレテ、アッチッチ~!  セーヌ河岸で踊る「巴里のアメリカ人」風あり、ドシャブリの中で踊る「雨に歌えば」風あり。

Just Dancing in the Rain!
The Tango Lesson – Amor y Celos – YouTube
The Tango Lesson – Milonga De Mis Amores – YouTube

video「タンゴ・レッスン」のトレーラー、ビデオ・クリップ
The Tango Lesson Trailer – Sally Potter
The Tango Lesson – The Museum of Modern Art | MoMA Film Trailer
Sally enchanted by Pablo Veron dancing Tango – YouTube
Sally dances Tango with Pablo Veron on the stage at last! – YouTube

Three to Tango
サリーが3人の男とロフトで踊るタンゴ
「タンゴ・レッスン」の音楽は監督のサリー・ポッターとギター奏者のFred Frith(フレッド・フリス)との共同作曲だそうですが、インディオのフォルクローレやタンゴやジャズのハーモニカ奏者として名高いアルゼンチンのHugo Díaz(ウーゴ・ディアス)が演奏した”Milonga Triste(悲しみのミロンガ)”は聴き逃せません。 ちなみにミロンガとは主にタンゴ(4拍子)に対し2拍子の曲やダンス及びタンゴのダンスパーティーが開かれる場所のことだとか。 バンドネオンとは又違った哀愁のメロディーを奏でますがハモニカがこんなにセクシーだとは! この曲は2007年のドイツ映画の「Die Fälscher(ヒトラーの贋札)」でも使用されています。(ENTER SITE)ちなみにミロンガといえばAstor Piazzolla(ピアソラ)作曲の”Milonga Del Angel”はMi Loco Tango(Mi Loco Tango)が演奏する試聴できるアルバム「Del Diablo Y Del Angel」(ASIN: B004CYOLTG)に収録されています。
♪ Hugo Díaz – Milonga Triste (The Tango Lesson)
Tango Dance – Hugo Díaz (jazz harmonicist) – Milonga Triste – YouTube
映画「タンゴ・レッスン」では中国系アメリカ人のチェリスト(セロ弾き)のYo Yo Ma(馬友友/ヨーヨー・マ)とバンドネオン奏者のAstor Piazzolla(ピアソラ)のLibertango(リベルタンゴ)に合わせてサリーが踊ります。 特にサリーと三人の男がロフトで踊るシーンは息を呑むほど素晴らしい!
ピアソラのリベルタンゴについては「リベルタンゴ聴き比べ – よしむらのページ

The Tango Lesson DVD
下記の画像はタンゴを踊る映画「タンゴ・レッスン」の日本語字幕版1999年のDVD(ASIN: B00005LMFL)ですが、もう販売されておらず現在は輸入版(原語)のみ。
The Tango Lesson by Sally Potter DVDThe Tango Lesson DVD
他にも日本語字幕版の「タンゴレッスン」(ASIN: B00005GTN3)や輸入版VHSの(ASIN: 0767800958)があります。

The Tango Lesson: Original Motion Picture Soundtrack (1997 Film)
「タンゴ・レッスン」のサウンドトラックにはピアソラやヨーヨー・マのLibertango(リベルタンゴ)はもちろんのこと、ウーゴ・ディアスのMilonga Triste(悲しみのミロンガ)やタンゴの王様と呼ばれたCarlos Gardel(カルロス・ガルデル)のMi Buenos Aires Querido(わがなつかしのブエノスアイレス)や、アルゼンチンのタンゴ音楽家のJuan D’Arienzo(ファン・ダリエンソ)楽団が演奏するAmor y Celos(恋とジェラシー)の他、ヨーヨー・マのチェロなどの伴奏でサリー・ポッターのボーカルの”I Am You(アイ・アム・ユー)”など20曲が収録されています。
国内盤のサントラ「タンゴ・レッスン」(ASIN: B0000565S7)は現在入手困難となりましたが、輸入盤のサントラは「The Tango Lesson: Original Motion Picture Soundtrack (1997 Film)
♪ 試聴はThe Tango Lesson Soundtrack – レコチョク
☆ カルロス・ガルデルについても書かれた「アルゼンチン・タンゴ ToDo Tango

Yo Yo Ma – Soul of the Tango: The Music of Astor Piazzolla
リベルタンゴが収録されている1997年のYo Yo Maの輸入盤アルバム
Soul of the Tango - Yo Yo MaSoul of the Tango: The Music of Astor Piazzolla
♪ 試聴はYo Yo Ma – Soul of the Tango: The Music of Astor Piazzolla – Record City
国内盤の「ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ」もあります。

☆ タンゴといえば、「お熱いのがお好き」のジャック・レモンのLa Cumparsita(ラ・クンパルシータ!)も忘れがたいですが、新しいところではRichard Gere(リチャード・ギア)とJennifer Lopez(ジェニファーロペス)のカップルが踊る熱いタンゴ・シーンが話題だった「Shall We Dance?(シャル・ウィ・ダンス?)」(2004年)で観られます。 その他に2006年にセクシーなAntonio Banderas(アントニオ・バンデラス)が映画ではダンス教室の共同経営者であるLaura Benanti(ローラ・ベナンティ)と踊った「Take the Lead(レッスン!)」でのタンゴも「シャル・ウィ・ダンス?」同様に、タンゴとエレクトロのモダンな3人組音楽ユニットであるGotan Project(ゴタン・プロジェクト)の”Santa Maria De Buen Ayre”が使用されています。
今、フランスのGotan Project(ゴタン・プロジェクト)がホットです!

タンゴについてはAudio-Visual Trivia内の「ラテン音楽のインターネット・ラジオ Batanga

Campeonato Mundial de Baile de Tango
タンゴ・レッスン?  観ただけでタンゴが踊れるなんてことにはならないでしょうが「華麗なるタンゴダンスの世界」(ASIN: B000H9HYB2)というDVDとか「やさしいアルゼンチンタンゴ入門」(ISBN-10: 4896332105)なんていう書籍もあります。