緑の館  Green Mansions (1959)

そのままでも妖精のように浮世離れしていた若き日のオードリー・ヘップバーンが当時の夫だったメル・ファーラーの監督したファンタジー映画に出演しました。共演者はサイコでノーマン・ベイツを演じる前のアンソニー・パーキンスです。

メイ・ブリット May Britt

ヴェロニカ・レイクのような輝くブロンドのファムファタルで、ローレン・バコールのような眼差しの北欧美人で「若き獅子たち」や「嘆きの天使」などで妖艶な役を演じて人気が出ましたが、サミー・デイヴィス・ジュニアと結婚してすぐに引退してしまいました。

悲しみは空の彼方に Imitation of Life (1959)

30年代のベストセラー同名小説がクローデット・コルベール主演で映画化されていますが、ダグラス・サーク監督のリメイクともに当時のアメリカ社会の人種差別や家族の愛情を描いた問題作です。

危険な関係 Les Liaisons Dangereuses (1959)

ため息の出るような素敵なカップル、ジェラール・フィリップとジャンヌ・モローが演じる愛し合っている夫婦の公認アヴァンチュールの結末は如何に。 18世紀のロマン小説をエロスの監督「ロジェ・ヴァディム」が映画化しました。

激しい季節 Estate Violenta (1959)

第二次大戦中の激動のイタリアを歴史的背景とし、避暑地で燃え上がった未亡人と若者の禁断の恋を描いたヴァレリオ・ズルリーニ監督の悲恋映画です。

ひと夏の情事 Une Fille pour L’ete (1959)

サスペンスの巨匠エドゥアール・モリナロが監督するパスカル・プティ出演のロマンス映画です。確かに不可解な乙女心のサスペンスで、若い娘はなぜ死んでしまったのか分かりません。

唇によだれ L’Eau a la bouche (1959)

ジャック・ドニオル・ヴァルクローズが監督した1959年のフランスのラブコメで、ベルナデット・ラフォンやフランソワーズ・ブリオンなどが出演しています。映画のテーマ曲を歌ったセルジュゲンズヴールの映画音楽デビュー作品となりました。

お熱いのがお好き Some Like It Hot (1959)

マリリン・モンローのプップッビドゥ~!が忘れられない、ビリー・ワイルダー監督の白黒コメディ映画はアメリカでは今なお一番面白い映画として人気があります。

勝手にしやがれ A bout de souffle (1959)

アズナヴールに蹴られたジャン・リュック・ゴダール監督がジャン・ポール・ベルモンドを起用したらヒョウタンから駒の大当たり、ヌーヴェル・ヴァーグ映画の代表作品となりました。