Trumpet – Audio-Visual Trivia

リー・モーガン　Lee Morgan

急逝した伝説のトランペッターと呼ばれたクリフォード・ブラウンの生まれ変わりのようなリー・モーガンも若くして亡くなりました。18歳から吹き込んだ膨大な数のレコードを残して。空前の大ヒット曲「サイドワインダー」を今に伝えて。

麻薬に溺れることはジャズメンには必須なのか？若くして命を落とした天才ミュージシャンたちが多いというのに止むところを知らない勢いで今も音楽界を蝕んでいる。バード、マリガン、ツワージク、そしてチェット。

スイングジャズ時代には最もロマンティックでメランコリックな演奏を聴かせたビッグバンドのトランペッターでバンドリーダーですが、哀愁を帯びた曲だけではなく時にはカウント・ベイシーかと聴き紛うこともあるほどノリノリのスイングもたくさん演奏したミュージシャンです。

トランペットの巨人というよりは20世紀の音楽の巨人というべきジャズ界の重要なミュージシャンです。演奏スタイルを次々と変えて遂にはシンセサイザーをジャズに取り込むほど斬新な演奏を聴かせました。　エリート！金持ち！色男！お洒落！もちろんペットは最高！　よって、もてもてのマイルス・デイヴィスです。

折れ曲がったトランペットで独特の吹き方をするディジー・ガレスピーはBe-Bopの誕生に参加しています。　ガレスピー作曲のバークス・ワークスはジャズのスタンダードになっています。

ロイ・エルドリッジはジャズがスウィングからバップへ移行する時代の重要なトランペッット奏者で、ルイ・アームストロングとディジー・ガレスピーの中間といえます。